土佐おもてなし勤王党 結成から5年間の思い出
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
今回は、2016年の3月で残念ながら活動を終了してしまった「土佐おもてなし勤王党」について紹介させていただきます。
彼らの活動を知らない方も是非軌跡を書いてみましたので、お付き合いくださいませ。
5年間の活動に幕
高知県を駆けずり回りながら町おこしをしてくれていました「土佐おもてなし勤王党」が5年の活動期間を経てついに幕を降ろす事になりました。
いやー……寂しいです。
5年間見続けてきたので、もう本当に終わりなのか…という気持ちでいっぱいでした。
途中で修行に出てしまったメンバーや、二代目に引き継いだメンバーもいたりして、幕末に劣らぬ激動を駆け抜けてくれた通称「もて勤」
高知駅前をホームタウンとして活躍している彼らの3月27日・最終公演は、沢山の方が駆けつけて、開演から惜しみない拍手が贈られていました。
ふりかえればこんなに沢山のファンができてたわけです。
しかも今日の最終公演では、神戸や大阪などからもファンが来てくれてました。
沢山の方に愛されているな~と感じたのと、高知の皆さんの暖かさを感じました。
こんな暖かい空間ももう終わりなのです。
活動当初からの軌跡
この「もて勤」の活動はかなり当初から見ていた分、格別さびしい思いが駆け巡ったものです。
赤、青、水色、黄色、緑、紫とメンバーがTVの戦隊モノみたいにイメージカレーで分けられているのではじめての人でも覚えやすかったですし、紅一点という設定で女性キャラを入れることで、トークや歌にバリエーションが出たと思いました。
紅一点のおりょうさんは、存在感抜群だった
弥太郎さんのお金の話で下品な方向にいきそうなのをうまく方向転換させたり、まだ二代目襲名で慣れない龍馬さんをうまくリードしたりと、メンバー内で紅一点のおりょうさんは特に大活躍してました。
このおりょうさん、時々ですが持っている扇子を器用にくるくるまわして脇に収める「収刀」みたいなしぐさをしてて、それが印象に残っています。
彼女の隠れスキルなのか?
…それか子どもの頃、変身用ステッキなどを持った魔法少女とかに憧れを持っていたのか?
その辺は謎ですが、とにかくアイテムのしまい方がまっことカッコよかったです。
「龍馬」というプレッシャーに負けずに頑張ってきた二代目
途中、初代龍馬さんが卒業されて、二代目龍馬さんが入ったのですが、同じ龍馬さんでも随分印象が違いました。
それでも今の龍馬さん。
本当に一皮向けたというかすごくいい表情になり、舞台での彼本来の魅力がじわじわ出てきました。
レベル1の頃は、髪も伸びきってなくて今とは印象も違ってました。
数々の舞台を通し、かなりレベルアップした感があるので、このまま終わってしまうのはもったいないですね。
最終日も、「舞台の最後の方で足がつった」とかいう裏トークを披露する茶目っ気を見せてくれました。
元龍馬という肩書きを履歴書とかに入れながら今後の活躍、誇りを持って頑張っていってほしいです。
履歴書やプロフィールで「2代目・龍馬」とか書いてたら、興味わくハズです。
今後の活躍ということで、ブログ等はまた書き続けていって欲しいですね~
まるで無差別級の試合みたいだった全国の武将隊コンテスト
「もて勤」の活動が軌道に乗り始めた頃、おもてなしをする武将隊が全国各地で台頭していました。
大河ドラマで人気の真田一族率いる信州上田おもてなし武将隊やら、 斉藤道三のコンサート武将隊(?)やら、コミカルなステージが印象的な黒田武将隊等…実に個性派揃いでした。
他にも王道でもある信長やグレート家康公「葵」武将隊、姫を前面に出したあいち戦国姫隊や東北の英雄・伊達さんのところの伊達武将隊など。
どうしてもそういうチームがある一定数集まったら、甲子園みたいなナンバー1を決める大会を開いてしまうのが今の世の流れなんでしょうか?それか武将ならではの天下へのサガか…
もう2~3年前ではありますが、「天下一武将隊」という大会が名古屋で行われました。
その時の様子も実は見に行ってきたのですが、普段お金をもらって公演をしている隊もいれば、ボランティアのような位置付けの隊もいてるわけで、各団体の良さの計りづらい感がとてもありました。
演舞が中心なのか、おもてなしが中心なのか、バラエティ色が中心なのか。
個人個人で基準が変わってきます。
とにかくこれはまるでボクシングの無差別級トーナメントみたいで不公平なルールの大会だな~と。
そんなアマチュアには不利な天下一武将隊ではありましたが、もて勤は無事好成績を収めたりと大いに全国にアピールできたのではないかと思います。
その裏で、練習に移動にと本当にタイトだったと思います。
でももうああいう大会は今も違和感があって、今後はしないで欲しいなぁと思いました。(賛否両論ありますけど)
どこがNO,1かを計る事自体が無意味です。
「土佐おもてなし勤王党」は順位なんてもので計れない、もともと特別なオンリーワンです。
もて勤が僕らにくれたメッセージ
彼らはお客さんが少ない時期も、風の日も、雨の日も、寒い時期も元気いっぱいのステージを見せてくれてました。
時には脱藩という名の下、県内外へと遠征したり、彼らのスケジュールはとてもハードだったと思います。
そして最後の年は舞台公演も行われました。
※舞台内の様子は写真NGだったのでありません。
そんなメンバーの言葉で印象的なのは沢山あります。
ちょっと僕の解釈も入れてですが、書いてみます。
「一回しかない人生なんだから、つまらんことで争ったりせず、やってみたい事を思いっきりやったらいい。
可能性を自分で押し殺さずに。
なぜならあなたの中にも龍馬はいるから!みんなあなたの人生と共にある。
もし、うまくいかずに疲れたなら高知の自然に癒されて、元気になったらまた駆け回ったらいい。
道は沢山あるんだから。
また、こうやって自分達の活動の下、沢山の人と繋がれたことがどれだけ素晴らしい事か。
この世に生きてこられて、そして出会えた皆さん。
皆さんの幸せを心からお祈りしています。」
…とまぁこれは台本の台詞だと思うのですが、高知駅横の舞台で高知の魅力を発信し続けてくれた「もて勤」の皆さん、本当にお疲れ様でした。
僕らは皆さんの事…絶対忘れないですし、皆さんから感じた想いやメッセージを忘れずに自分達の人生に活かしていきます!
また、高知の大きなイベントなどで、かつてのSPEEDみたいに一日限定などで復活ライブしてほしいですね。
高知を盛り上げたいという有志のメンバーが集まってお金を出し合い、また復活するという流れも…いつか!
笑顔になれる
明日の為に
さびしい気持ちに浸る間もなく、2016年!新たなユニットが始動しています!!
その名は「土佐おもてなし海援隊」
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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