世界に誇れる作品、よくこんなアニメ思いついたものだ
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
今回、本当に素晴らしいアニメがあるので紹介させて下さい。
私事ですいませんが、アニメは疎いです。でも最近アニメに詳しい知り合いが出来て、その知人からお勧めされたのがまさにこの作品というわけです。
正直な感想、今の日本のアニメはこんなにレベルが高いのか…と感動しました。
世界に向けてこの作品を発信するべき作品だと感じた今回紹介する作品『はたらく細胞』。
まずは作品の概要をWikipediaより簡単に紹介
はたらく細胞
作者 清水茜
『月刊少年シリウス』(講談社)にて、2015年3月号より連載中。2014年に行われた第27回少年シリウス新人賞の大賞を受賞した読切作品『細胞の話』を連載化したもの。
放送開始:第1期 2018年7
特別編:2018年12月27日
第2期:2021年1月
はたらく細胞BLACK:2021年1月
ネタバレにならないようにレビューを書かせていただきますので、興味がわいた方は是非見ていただければ幸いです。
「知ってる!」という方は、この記事をシェア願います!
ちなみに対象年齢は全年齢です。
大人が見ても問題ないです。医者という職業に就いてない方は、むしろ知らなかったことや誤解していたことが沢山あるということに気づけます。
余談ですが、もう広島カープのホームグラウンド『マツダスタジアム』に行っても「赤血球がぎょうさんいてるな~」という風にしか思えなくなりました。
“縦縞模様の入っている”白血球さんとなかよくしてほしいものです。
保健体育の授業はもうこのアニメで済ませよう
この作品は、体内の各機能たちがどういう働きをしながら我々の体内を守ってくれているのかを、細胞を人間に具現化して分かりやすく伝えてくれています。
見るだけで体内細胞の役割や、病気になった時の体の反応など本当に役に立つ医学的内容が満載なのです。
オープニングだけを見ると、いろんな登場人物が出てきて覚えきれないと感じるかもしれませんが、ずっと自分の体を支えてくれている仲間たちの物語なんだと思えばすんなり“入って”いけますよ。
一応の主人公格として赤血球の女の子[AE3803]の視点で物語は進んでいきます。
体内の世界も現実世界の国と同じようなもので、何かが欠けてもうまく起動しないです。
何かが過剰に分泌されるとそれを補おうと副作用が生まれる現象(ホメオスタシス)も現実世界での経済活動みたいで変わらないですね。
どの機能もダメ(落ちこぼれ)なものはなく、お互いにバランスをとりあいながら時には助け合って体(本体)を守っていきます。
現実世界の理想的な形が…ここにあるわけです。
外界からやってくる細菌やウイルスは別として、体の中で生み出されるものに不必要なものはないんです。
がん細胞についてこれほど分かりやすい描写はない
「がん(癌)」という病気は、治らない病…死…というイメージを持つ方も多いと思います。
自分もどちらかというと怖いイメージしかありませんでした。
実際癌で亡くなった知り合いもいるので、この重苦しいテーマに対してこの作品はどういう風な表現を試みるんだろうか注目していました。
結果、体の中で起きたことということで、拒否するのではなく受け止めて受け入れるということが大事だと感じます。
僕は以前癌と闘病している方々のドキュメンタリーVTRを作成したことがあるのですが、皆さん最後は自分をやさしく受け止めて、そして表情が穏やかになっていきます。
この世の中に必要のない人間なんていないように、必要のない細胞もいないのです。
この辺は言葉だけで伝えるのは難しいので、是非作品を見てもらいたいと感じます。
「がん(癌)」をこれだけ分かりやすく描いた作品は見たことがないので、非常に海外からの評価も高いのではないかと思います。
本当にエピソードを作った方は優秀、というか天才です。
アニメの良いところ
ドラマと違い、アニメは表現できる幅が豊富です。
それぞれの細胞が協力し合ったり、仲良くしている様子を見ると、それが自分の体の中で起こっている事だと思えばとてもほんわかします。
▼血小板などはグッズなどが出て人気のキャラになってるのではないでしょうか?
体の中の風景も住宅街あり、自然ありと実にユニーク。
ほかの国にもこのコンテンツを輸出したいです。
ちなみにアプリのゲームも出ていました。残念ながら現在はサービスを終了していますが、この作品の良さは十二分に分かってもらえると思うので、また続編に合わせて様々なコンテンツを出してもらいたいですね。
見るだけで理屈抜きで元気になれるような作品にはそうお目にかかれない
このアニメは、第2期も放送されています。
見る人のニーズを問わず、見れば理屈抜きで元気になれるアニメなんてそうないです。
だからこそたくさんの人に知ってもらいたいです。日本だけとは言わず海外でも幅広く!
そう感じるくらい本当にこのアニメの完成度はすごいです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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