30代、漫画「北斗の拳」を初めて見た感想

30代、漫画「北斗の拳」を初めて見た感想



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サイト管理者周作twitter:DarvishShu)です。

僕は漫画は描いたことあるのですが、漫画作品はあまり知りません。

「北斗の拳を読んだ事がない。」と言ったら「お前は化石か?」と突っ込まれました。

あまりにも有名なので、一度きちんと読んでおこうと思って読んだ感想を今回はシェアします。

題して「30代の人間が始めて見た北斗の拳のレビュー」

「北斗の拳」の漫画を始めて見た感想

まず読み終わるまでにまるまる3日かかりました。 さすがに超大作ですね。

パチンコなどでその知名度を確かなものにしていますね。 30代以上の男性の方で僕みたいに知らない人は殆どいないのではないかと思います。

そんな「北斗の拳」をはじめて読んでみたのですが、まず感じた事として、酷い近未来だな~と感じました。 こんな社会にしてしまったら、未来の子ども達に申し訳ないと…

そんな世界から自由と平和を(あと、愛を)掴み取るために一人の男が立ち上がる物語なんですが、まずリアルにありえるような近未来なので、その世界設定にショックでした。

そして、この作品がここまで人気出た理由の一つとして、悪役がものすごく憎たらしくて、善良な市民と比べて絶望的な力の差があるという設定ではないかと感じます。
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憎たらしくて凶悪なほど、主人公が見事に打ち破っていく姿に爽快感を覚えた方も多いのではないかと思います。

なんせ、体が仕掛け花火みたいに粉々になるんです。 ああいう死に方も当時は斬新だったのではと。

そして読みながらこう感じたはずです。

「水戸黄門みたいに、悪事を働いた方達は必ずこうやって裁かれるんだ」というふうに。

 

君が代の精神で男は生きろ!

物語は華僑に入り、戦いがますます激しくなります。

ボスキャラの中には、強いだけでは物足りないとばかりに、美を競うものも現れたり兄弟への嫉妬のあまりえらくバリエーションの混んだ仕掛けを使うものもいました。

技やキャラも派手になり、このあたりは少年漫画っぽいところあるなぁと感じて純粋に楽しめました。

『ラオウ』と聞くと、真っ先にラーメンが思い浮かぶのですが、この作品を見てからは変わりました。

しかし彼らの幼少期の回想がよくあるのですが「いつ身長や体格がこんなにでかくなるんだ?」と突っ込みたくなる部分もいくらかありました。

他にも、「あ、この人多分死んじゃうんだろうな…」と分かってしまうような複線など。

でも彼らの根っこは基本的に「愛」に忠実に生きていて、男達の生き方は「人生どんな方向にそれたとしても、ここ(愛)だけは忘れんなよ。」と言わんばかりでした。

彼はいい仕事をしますね。 ↓ 肌を傷つけずに服だけ切り裂く業なんて修得してみたいものです!
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作者が少年に伝えたかった事はここではないかと思います。 男達それぞれが自分の中の愛を取り戻す物語…集約すればそんなストーリーですね。

しかし後編に入って、強大なボスがいなくなり、やや失速感を感じたりしました。 恐らく子どもが読んだらちょっとまじめすぎる設定の話が出てくるのです。

兄弟仲良く力を合わせて頑張らないといけないとか、死ぬまで男としての義を通す姿など、僕は良いなと感じたものの、ちょっと子どもには難しいかもしれないと感じる部分もありました。

▼どんどん顔が険しくなります。ケンシロウ君は一体何歳なんでしょう?


もう少し分かりやすい設定で、キャラも単純なのがいたらもっともっと続いていたかもしれません。

始めはややグロいなと感じたものの、読んでいるうちに演出の斬新さへの驚きに変わり、「愛」という芯がしっかりしている作品だと感じました。でもとりあえずは、こんな未来にならないように今の自分達で出来る事をしよう!

だって放射能まみれの世界なんて嫌でしょう?

30代の人間がこんな世界観を見せられたら、まずそう感じるんではないでしょうか?

特に女性の方でお子さんがいる世代ならなおさらです。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。