保存版!お笑い界を目指す人たちへ、笑いのメカニズムを解明

保存版!お笑い界を目指す人たちへ、笑いのメカニズムを解明

人を笑わせるというのは一見簡単なようで非常に奥深く難しいものです。

それはピン芸人のコンテスト「R-1ぐらんぷり」の予選を見ていてひしひしと感じました。

「何かをして私を笑わせてくれ!」と構えている人に対して笑わせるのが実はとても至難の業なのです。

でも普段何気ないところで笑いが生まれるのはよくある話。

笑わそうと思うと笑ってくれない人間の不思議な意識。

今回この「R-1ぐらんぷり」の予選(一回戦と準決勝大会)で感じた、笑いのメカニズムというか人を笑わせるツボや技法を今回は皆さんにお伝えします。

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これからお笑い界に名を刻みたいという方には、そのためのヒントが隠されているかもしれません。

いやいや、きっと役に立つと思います。

何しろ僕は今までの人生、女に口説かれた事は無くても、男に口説かれた事が3回あります。

「なぁ、一緒にお笑い芸人目指さんか?コンビ組んでくれ!って……」
…どうせなら女に口説かれたかっタ…(哀)

また、今回の記事を見ていただければ、お笑い芸人に興味なくてもお笑い番組に対して見る角度が変わってくるかもしれません。

ではそろそろ、実際に見てきたチャレンジャーたちの奮闘から感じた事をシェアしていきます。

よろしく!

ピン芸人のコンテスト、R-1グランプリを見て

R-1グランプリ (R-1ぐらんぷりという表記が正しいらしい)を見に行ってきました。

どんなグランプリか簡単に説明すると、

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制限時間内にどんなネタでもいいので(一回戦は2分)(準決勝は3分)笑えるパフォーマンスをステージ上で行う。

なお、ネタ披露は必ず一人(ピン)で!

  …という単純ルール

一回戦は確か、大阪に企業の説明会があった時、時間あったので見に行ってみました。

この日のエントリー数だけで100名を越えてました。

他にも東京や名古屋でも予選は行われていて、さらに大阪予選だけでも3日もあったので、簡単に計算すると応募者は1000名を軽く超えてます。

素人から現役の芸人さんまで幅広い参加者の中で、僕も相手と仲良くなるためのスキンシップに役立てられたら…という気持ちで見にいきました。

実は最近のお笑いは殆どチェックしていなくて、流行語大賞になった「スギちゃん」「とにかく明るい安村」くらいしか記憶に残っていません。

まぁ自分の事はこれくらいにして、この「R-1ぐらんぷり」一回戦予選&準決勝で、学んだ事をネタ交じりで書こうと思います!

人を笑わせようとしたら上手くいかないもんだ

まずは予選の一回戦を見て感じたこと…

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というのも、一回戦は素人っぽい人もかなりいたので、全然笑えない人もいました。

インパクトと言う点では凄い人いましたが、「笑い」とベクトルが違うので、多分一回戦は突破できてもどこかで落選するだろうなと感じました。

ちなみに1回戦~2回戦~3回戦~準決勝~決勝 まで続くので、本当に厳しいコンテストです。

鮭の稚魚が無事、故郷の清流に戻ってくるかどうかを見守るような心境です。

実力だけでなく運の要素もかなり絡みます。

えらく前置きが長くなりましたが、予選の一回戦で感じた事!

予選の会場はこんな感じです。
まず人を笑わせるということは状況によって本当に難くなるというのを感じました。

なぜかというと、予選を見に来た方たちの雰囲気は「さぁっ!私を笑わせてくれ!」みたいに構えているわけです。

この雰囲気の中で結果を出すということが、ハードルを相当上げていると感じたのです。

その理由を、別の競技を引き合いに出して説明します。

お笑い理論 ボクシング と 笑い は戦術が良く似ている!?

僕はお笑いはボクシングと非常に似ていると思っています。

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突然こんなふうに書いても分かりにくいと思うので、もう少し分かりやすくお伝えします。

イメージでいうと、”笑い”と言う名のボディーブローが来るのを分かっているから、お客さん達はボディブローに対して腹に力入れて待っているような感じです。

お腹に力を入れていたら、ボディブローを受けてもたいしてダメージ入れることが出来ないでしょう。

これと似たような現象が起きているのです。

昔「お前、絶対 R-1ぐらんぷり 出たほうがいいよ~」なんて無責任な事を言われたことが何度もあります。

しかし本当に人を笑わせるということはそこまでの戦略を徹底的に考えないといけません。

ここもボクシングと同じです。

相手が構えているところへパンチ(ネタ)を何発打ち込んでも駄目です。

ノーダメージではないと思いますが、相手もガードを固めているわけですからなかなか有効打にならないのです。

どんなにハードパンチャー的なネタがあっても、前後のトークの組み合わせやお客さんの”入り加減”、要するにガードの下がり具合によって効果が全然違うので、的確に効率よく観客をノックアウトさせるかというのが至難の業なのです。

話を戻します!

普通に笑いのボディブロー入れても相手は”構えている”ので実に厳しく、制限時間が近づいていくだけです。

エントリーされている中の半分近くが、何も笑ってもらえず終ってしまうほどです。

改めて“笑い”という名のダメージを与える手段の難しさを感じました。

面白いネタを構えておくだけでは駄目なのです。

フェイントや意識をそらすなどした上で一気に畳み掛ける『構成力』が試されます。

奇抜な方向でヒットさせる事も可能だが確立は…

中にえらく印象に残った参加者が一人いました。

彼は、ステージに出てきたら、自己紹介をした後、制限時間終了までボケーっと終始つったってました。

案の定そのまま時間切れで終わり…

ある意味奇抜で忘れられない方でしたが、多分失格だと思います。

違った方向で攻めるのもアリですが、インパクトや印象だけでも生き残れません。

それをうまく笑いとして引き出す相方がいたらまた違ってきますけど。





現役の芸人さんから感じた素人との差

暫くエントリーが進むなか、大阪予選ということで、吉本所属の参加者も出てきました。

そこで素人の参加者との違和感を感じます。

吉本所属の芸人はステージを経験しているためか場慣れしているので、ボクシングで言うフェイントや誘いの方法を心得ているのです。

例えば、「西村」さんという芸人が出ていたのですが、出てきての第一声の挨拶が「どうも!東の村から来た西村です。」

それでお客さんのハートをがっしり引き寄せるのです。

この記事を読んでる人で西村さんという方が居たら参考になると思います。

出てきてしょっぱなで相手がまだ構えてないうちにこういう話し方したら、相手も心のガードが緩むと思うのです。

こういうのは大事だと思います。

お客さんのガードが下がっているその時に、ジャブを数こなしていくとすんなり喰いついてきます。効いてる証拠です。

そして相手が笑ったという確かな効果が出たら、そこにメインの大ネタを投入するのです。

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2分1ラウンドの短い試合の中で、この組み立てが出来ている殆どの方が「芸人さん」でした。

そして一回戦の出場者の中で最も印象に残ったというか未だに忘れられないくらインパクトあったのが…

「俺の夢~」とかシャウトしていた芸人さん(”MORIYAMAさん”と言います。)と、「B・K・B!」のリズムでやたらと周りとの距離を近づけた”バイク川崎バイク”さん。

この二人は場の空気を見事に作り上げてました。

比喩的に書きますが、笑いのガードを固めているお客さんに「ちょっとガードが固くなってきたね」という風に相手の心理をちょっとくすぐるような台詞を投げかけていました。

お客は相手に言われた事と逆のアクションを取りたがるものです。

もう完全にノーガードになります。

そうすれば、意味の無いシャウトでもウケるのです。

僕は当初、彼らを詳しく知りませんでしたが、おそらくプロの芸人さんか赤丸急上昇の方ではないかと思いました。

おそらく勝ち残っていくと感じました。

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そして見事に二人ともそれぞれ準決勝と決勝まで勝ち残ってました。

相手の心理状態をさぐる事が重要。自分でなく相手に関心を持つ事

お笑いの道で成功したい方や、日常で場を和ませるようなテクニックを身につけたいと思ったなら、ただ自分の暖めてきた「笑いのネタ」を披露するだけでは駄目だって事です。

相手は期待感という名のガードを固めているわけですから、相当自信のあるネタでないと正攻法で攻めたところで思ったようなダメージは与えられません。

また、素人が日常で笑いを生み出そうとするなら、相手が「何か笑わせてくれる」という期待感を持っている時ではなく、ノーガードの時が一番効果があります。

素人ならその辺の場の見極めも大事です。

場違いな発言で自爆することもあるので、芸人さんでなくとも相手の気持ちを察したり周りを見る目は必要になってきます。

自分にばかり意識が向いていては相手を笑わせる事なんかできません。

「お笑い」とは、いかに相手に関心を持ち、相手の気持ちに気を配ることができるか、そしてその応用であると言えます。

長くなってしまいましたので、ハイレベルな準決勝大会を見て改めて感じたことは次回書かせていただきます。

▼保存版!お笑い界を目指す人たちへ、ウケるための技術を解明!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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