逆境でも懸命に生きる素晴らしき“高知の侍”を紹介
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
先日、(結構前です…)高知県で葉にんにくの“ぬた”の生産~販売までを手がけている方(6次産業化)に出会ってきたのですが、その方の意識や考え方が実にカッコよかったので紹介したいと思います。
彼が売り出している「葉にんにくの ぬた」がどれだけ体に良いかというのも伺えたので、そこらへんも交えて書いていきます。
また、「どうやって生きていったらいいか分かんなくなっている方」、「なんとなく不安感を持って暮らしている方」は、打開のヒントが得られると思うので、是非最後までお付き合いくださいませ!
題して、「逆境にめげない侍を見た!その全貌に迫るは“アースエイド”」
「アースエイド」さんは、もう既にTV会社から取材を何件か受けている会社なので、知っている人も多いと思います。
今回は独自の見解ですが、出来る限り分かりやすくお伝えいたします。
行動力と情熱と確信があれば開拓はできる!
アースエイドの社長でもある嶋崎さんは、「葉にんにくのぬた」の可能性を見出し、裸一貫から「葉にんにくぬた」を6次産業にて製造販売するベンチャーを起業した『ザ・開拓者』でもあります。
しかしその商品開発だけで事業(ビジネス)がやっていけてるのか?というのはまず始めに思い浮かんだ事でした。
取材するからには一応勉強してからお伺いしないと失礼に当たります。
そこで、「葉にんにくのぬた」の成分を一通り調べてみたのですが、知らないことばかりで驚きました。
人間のパワーの源とも思えるくらいスゴイエネルギーあふれる食材なんです。
しかも葉にんにくは抗癌に非常に適している食材ということも。(あとオリーブも)
そんな食と素材の本質を見極めたうえで、アースエイドという会社を立ち上げたのでしょう。
これからプッシュしていく食材としては申し分ないくらいのポテンシャルを持っています。
しかし、話を戻します。
いくら素晴らしい食材とはいっても、人口の少なくなっている過疎地でせっせと商品を作っても、市場やJAなどに売り込んでいっても家族や社員を養うくらいの事業規模は難しいんじゃないか…そう感じていました。
ところが、彼はそんな問題など第一関門でも何でもなく既にクリアしていました。
収穫や加工が終わり、冬になると、来年の7~8月に向けての商品展示に営業へと出かけるそうです。
ニーズがあれば海外、ハワイやシアトルへも行く程の行動力。
時には食品栄養学に関する講演も行いながら、理解者&消費者を増やし続けています。
キレイと健康を合言葉に多くの人に理解と支持を得ている彼の話術も大したものです。
おそらく彼の中で信念を持ってやり続けてきた自信が「伝わる言葉」となってるのでしょう。
葉にんにくはまだまだ世界的に知られていない食材なうえに、栄養面も優れた優秀な食材なので、こうやって日本だけでなく広い視野で開拓を続けていることで、今の時代にありがちな「供給過多」にはなっていません。
需要に対し供給が多すぎるという意味。ほしい人は少ないのに物は沢山ある状態
そんな手ごたえを土産に、年明け実家に戻ります。
そして、程なくして夏に向けての仕込みに入っていくサイクルです。
発想と行動力はすごいものの、それ以前に社長の視点と手腕がすばらしい。
経営者ほど自分を磨ける環境は無い!
そんな社長の話を聞いてると、本当に年から年中「商品開発と販路開拓の繰り返し」で動き回っていることになります。
商品の生産から加工、製品開発から営業とまさに6次産業全部をまかなっています。
6次産業を全て受け持てば、人件費等の経費がカットできて利益率も上がるから純利益が高いなんて簡単に考えがちなんですが、それがどれくらい大変かはやってみないと分からないものです。
まぁ今回は、6次産業化の難しさのウンチクは置いておいて…
そんな大変な環境でもあえて身を置く理由は、やはり社長である嶋崎さんの「情熱」だなと感じました。
軸がぶれないからこそ諦めずに続けられる
嶋崎さんは、葉にんにくの商品開発を成功させて自分の故郷を活性化していきたいと思ったからこそ、実家に戻ってきたのです。(それ以外にも理由はあるのですケド)
想いが本物だったから、起業経験が乏しかった当初も商売人としてイチから学ぶような収支決算などの勉強からコツコツやっていったそうです。
そしてこれからの時代、起業を成功させるには ネットを使った宣伝媒体 が必要不可欠だと考えていました。
まだまだ世間に知られていないジャンルなので、その点はなんとなく分かります。
しかし、実家がある須崎市浦ノ内地区は、当時ネット回線が走っていなかった。
なんとかしないと事業が進まない…というか始められない!と思った彼は、「ブロードバンドをなんとか通してくれ」と須崎市の役場に嘆願しに行ったそうです。
しかし何度お願いに行っても、役場はなかなか腰を上げなかった……取り合ってもらえなかった。
それでも彼はあきらめずに何度も役場にお願いしに足を運んだそうです。
その数50回。
結局役場の意向というより時代の流れの中でようやくブロードバンドがつながったのは随分後になってからでした。
その分彼の起業も遅れました。
でもめげずに今出来ることをコツコツ準備していたのです。
「役場の対応は酷かった!」という思い出は今も語ってくれますが、確かに情熱があって起業しようとする人間とそうでない人とのマインドは違いすぎます。
軸がしっかりしていて本気だからこそ腹もたつでしょう。
しかしそれも自分を磨くための一つ。
彼の格言なのかどうかはわかりませんが、「死ぬこと以外かすり傷」と言ってました。
格好いいスピリッツだな~と思う反面、それだけ辛酸をなめて理不尽な仕打ちを今までに至るまでに受けてきたんだなぁというのも感じました。
苦労も知っているからこそ、嶋崎さん「仕事の中で、民間の中で働きたい意欲のある人をアシストしたい」と語ってくれました。
なんだか、自社の成功なんていうちっぽけな目標でなく、見てる視野が違います。
個人で事業をする感覚を忘れずに
ちょっと不安を煽るような質問だったのですが、どうしても聞きたかったので問うてみました。
「これから少子高齢化がより進んだ社会になるけど、ビジネスが立ち行くかの不安は無いですか?」
当然不安感も出てくるでしょう…とまず受け止めた上で…
『それでも自分の軸を持ち、どんな経済状態になろうが、生産性を創出してもらえる実力をつけることだけ。』
その言葉からは自分の進むべき道は、決まってるかのような口調でした。
そんな方には、これ以上の細かい質問は蛇足になってしまうと感じました。
カツオとぬた 驚きの効果が判明
今回も長い記事になってしまいましたが、読んで頂きどうも有難うございました。
最後はカツオとぬたの驚くべきパワーを紹介します。
「ためしてガッテン」とかで特集される前にこちらで紹介させていただきます。
それは、「脳に良い」という研究結果が出ているということ。
カツオ(生が良いらしい)とぬたが、人間の脳の活性化に一番秀でた食材なんです。
だから、カツオの刺身(タタキでも何でも!)に葉にんにくのぬたをつけて食べる組み合わせが最強!ということになります。
嶋崎さんも実際、ぬたとカツオを食べると、その日の頭の回転や体のすっきり感が全然違うし、仕事もスムーズに進められると語ってくれました。
生活も仕事も体も自分でマネジメントする事がやがては地域社会を作っていくんです。
早速実践していきませんか?
嶋崎社長、長い時間取材に応じて頂き、ありがとうございました!
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