「東海道五十三次 歩き旅」15日目(三島市→小田原市まで) ~京都から東京までを歩く~

歩き旅の果てに得たもの感じた事を共有します

日本横断「東海道五十三次」~京都から東京までの歩き旅~

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

今回の歩き旅にチャレンジしています周作twitter:DarvishShu)です。

何回かに分けて、この歩き旅の記録をお伝えしています。

時間を計りながら&写真撮りながら歩いたので、かなりリアルな記録になっています。

今後東海道を歩こうと思っている方は特に参考になると思うし、近辺の道路をよく知っている方は旅の気分が楽しめると思います。

旅も大詰め15日目は静岡県から箱根峠を越えて神奈川県小田原市へと入っていきます。旅の経過や峠の景観をお楽しみ下さい。

「東海道五十三次」15日目 ~静岡県三島市から神奈川県小田原市まで~

2015年11月11日(水曜日) 朝6:10 天気は 晴れ時々曇り

箱根峠を越えるのにどれだけかかるか分からないので、早朝からのスタートにしました。

三島市内で箱根峠から最も近くにあったネットカフェからスタートしました。

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まずは地図を確認します。

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小田原市内までは距離にして35km位なんですが、あくまでもそれは自動車道の話。箱根峠内の旧街道を歩くとなると、階段や坂道、下り坂など色んな迂回路を想定しないといけません。

そして、峠を越える前に日が暮れてしまうと危険です。

そういうことを想定して早めの出発となりました。さすがに適当に歩いていける場所ではないと思います。

2015年11月の段階では道の修繕や工事区域が多かった箱根峠

まずは国道1号線に合流し、峠に向けて歩いていきます。

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小田原までの道は始まったばかりです。

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坂にさしかかりました。

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地図を確認しながら進んでいきます。

山道ではスマホやタブレットのバッテリーの消費スピードが速いので、必ず満タンにしておく事が大事

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進んでいるこの道は、箱根旧街道

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いかにも「旧街道」というカンジになってきました。

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歩道橋一つとってもなんだか街道というイメージが出てます。

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国道1号線をくねくね曲がりながら上っていきます。

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標識と地図を確認しつつ

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途中、国道ではなく迂回路を通ります。

早朝なので閉まっていた「三島市立坂公民館」

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富士山ビューポイントがあるというので、ちょっと寄り道していく事に。

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しかし富士山は顔を見せてくれませんでした。

晴れているときの風景看板がご丁寧にありました。

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一面畑の通りを歩いていきます。

雲が多かったものの、天気は良好。

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国道1号線に合流して、また上り坂を進みます。

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と思えば、歩道は別ルート。旧街道です。

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地図を確認。国道1号線と繋がっていますね。

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さらに進んでいきます。上りがきつくなりました。

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振り返ればこんな感じ。

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箱根旧街道は石畳の独特の道です。

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しかし2015年11月、この時期は一部の旧街道が通行止めになっていました。

仕方ないので、通行止めの部分は国道沿いの道を行きました。

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工事で迂回する場所が多かった

だんだん見晴らしが良くなってきました。

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歩いていくと、もうすぐオープンの道の駅「三島スカイウォーク」

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行ってみたかったですが、まだ全体的に工事中でした。

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2016年現在はオープンしています。

サイトはこちらです

国道沿いの道はこんな感じ。国道とはいえ歩道はそんなに良くないです。

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旧東海道へ入ります。石畳の道……昔の人はよくこんな道作ったものだ!

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途中、バイパスを作るため工事をしていました。

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歩行者道路のスペースが確保されていましたが……狭い!

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やや緩やかな道へ

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地図からすると、峠に近づいてきたようです。

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山中城跡がありました。

この城跡を左折。石畳の旧街道を歩きます。

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石畳保護のため通行厳禁のエリアも…

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通行止めが多くて困りました。

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2015年11月の段階では、工事のため迂回しないといけないポイントが多かったです。

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こういう道を歩いていきます。

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しばらくして普通の歩道へ。函南町へ入ります。

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その後、国道とは別の箱根旧街道に入ります。この先を左です。

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石畳の旧街道

道はこんな感じ

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街灯も一切無いので、夜歩くのは怖いですね。

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上り坂で、周りに何も無いので結構長く感じました。

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道が長かったので、不安になって地図を確認。国道1号線には沿ってるようで一安心。

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しかしよくこんな道を昔の方は作ったものです。

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歩き終えた先でマップがありました。

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旧街道を抜けたところにある簡易休憩所。

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やっと抜けた感があります。

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箱根旧街道の昔関所だったような道を抜けて…

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芦ノ湖へやってきました。

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この辺は分岐が多いので、行き先は道路標識に分かりやすく描かれています

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一応バスも通っています。

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箱根峠のふもと。あまり道路は良くなかったです。歩道なのか車道なのか分からない部分がいくつかありました。

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ここを下っていくと芦ノ湖。

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道の駅があるということで、ちょっと休憩にしました。

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ここまでで時間は11:00過ぎたくらい

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三島市を出発して5時間程です。

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その後、旧街道を少し下り…

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石畳の道です。歩きやすく整備はされてます。

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芦ノ湖周辺へやってきました。ここで時刻は12:00

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まず遊覧船が目に入りました。

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乗ってみたかったのですが、時刻を調べるとちょっと待ち時間が長そうです。

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また、平日なのに観光バスが沢山止まっていました。

箱根峠は関東地方の観光のメッカの一つです。

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芦ノ湖を横切りながら、国道1号線兼、東海道を歩いていきます。

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途中にある箱根関所。

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お土産屋さんが並びます。

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木工工芸品の店内は、外国人だらけでした。

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海外からの観光客は皆、物珍しそうに作品を見てました。

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旅の記念に通行手形だけ購入して…

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関所を後にします。

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歩きながら左手に見える芦ノ湖は綺麗でした。

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次回はゆっくり船にでも乗りたいものです。

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しばらく進むと国道1号線から旧街道へ分かれる道があります。

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その道から、神奈川県の小田原市に向けて下りが始まります。

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地図でいうとこの辺り。時刻は13:30

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日が暮れる前に下りられるか?

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箱根旧街道の風情を楽しみながらも、

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まずは温泉で有名な湯本目指して石畳の道を歩いていきます。

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下りばかりでなく、少し上るところもあります。

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やがてどんどん下りに入っていきます。

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旧街道は国道1号線に沿うように道ができています。

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しばらく旧街道を歩いたら国道1号線に出て、また旧街道に入っていく……という感じです。

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国道1号線自体はぐにゃぐにゃ曲がりくねった道になっています。

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歩道もありますが、カーブが急な所が多く、歩くのはお勧めできません。

石畳の旧街道を歩くのがベターです。

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バスも通っているので、旧街道を歩くかバスを利用するかのどちらかで検討して下さい。

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おりていくとまた箱根旧街道の入り口が。

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離れたところから見るとこんな感じです。

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暗くなる前にこの石畳の道を下りていきます。

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時刻は14:00ちょっとずつ時刻が気になり始めました。

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しばらく下りていくと歩行者発見。

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みんなどこを目指して歩いているのかと思っていると… 丁度良い所にお茶屋さん(休憩所)があるんです。

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中はこんな感じ。お土産も売ってます。

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甘酒を頂きました。

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店先には大量の干し柿。こういうの好きです。

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良い雰囲気のお店です。計算されたかのように店の前にはバス停。

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しかし自分の場合は歩き旅です。

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甘酒の休憩を終えたら、一人峠を下っていきます。

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こんな感じで旧街道は続きます。

石畳歩道についての解説もありました。この時はゆっくり読む暇無かったので、このように写真だけ撮って先を急ぎました。

↓ 写真をクリックすると説明を拡大できます。
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日が落ち始めました。

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こんな道の中で暗くなってしまうと困ります! 歩行者もどうやら自分だけのようだし…

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こんな感じで国道1号線に隣接した道が続きます。

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この道もそうです。ややこしい道路です。

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箱根旧街道の入り口。

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石畳の道から階段。また石畳の道。

やっと旧街道らしき道が終わった…ようです。

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湯本まではまだまだ!日が暮れてしまう前に急げ!!

途中、東海道五十三次の略図がありました。

これを見て、今までの歩き旅を振り返り、しんみりしている時間はありません。

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時刻は15:20。まだ湯本まで行けてない…と思います。

ここを右側へ

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その先に箱根旧街道が続いています。

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また石畳の道に入りました。

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石畳の構造が書いてありました。(画像をクリックすると拡大します。)

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どこまで続くんだろうと思うくらいこういう道が多かったです。

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旧街道を抜けたら、また国道を挟んで旧街道の入り口

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まぁ日中はこちらの道が安全なので入っていきます。

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湯元まであと5km程

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旧街道が終わり、また国道へ出てきました。

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しばらく国道1号線を歩いていくと…

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でっかい神社へ。

急いでいたけど、参拝はしました。やっぱりここを歩かせてもらっているので。

そして、どうやら石畳の道は終わったようです。

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あとはこのアスファルトの道をどんどん下っていくのみです。

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歩道は狭かったりなかったりと安定してませんでした。車道優先の道みたいです。

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さらに下っていくと、温泉宿密集地帯へやってきました。

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どうやら湯本へ入ったようです。

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時刻は16:30。峠を下り終えたワケではないですが、「山の中で真っ暗」というのは回避できました。

その後、あまり広くない歩道を下っていきます。

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旧街道ということで、歩道のための迂回路もあります。

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温泉宿を横切っていく道なんですが、だいぶ暗くなってきました。

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日帰り温泉などもあったし、町全体が硫黄の匂いがしていて温泉街の雰囲気を出していたのですが、小田原市へ向けて急ぎます。

あと、6~7kmといったところでしょうか。時刻は16:40

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暗くなってきました。

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しかし湯本に入り、かなり峠を下りたところだったので街灯もあり…無事国道1号線へ合流する事ができました。

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暗いですが、あとは国道1号線に沿って神奈川県に入り、小田原市内を目指すだけです。

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道も歩きやすくなり、市街へ近づいている実感が出てきました。

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最終地点の東京も100kmを切りました。

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ようやくゴールが見えてきた感あります。

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このトンネルを抜ければ…

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小田原駅に到着です。

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やっと駅に到着しました。到着時刻は19:20

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三島市を出て、8時間を歩き通しました。





まだ余力が残ってた

しかし、体力的にはまだまだ歩けました。

ここまで半月の間、旅を続けてきてすっかり体が慣れてしまったようで、箱根峠を越えてもそんなに疲れない体になっていたのです。

人間というのは慣れの生き物と言いましょうか?

どんなに苦しい事も慣れてしまえば問題なくなるものです。

旅を通して、自分の中で意識が変わっていくのを何度も実感しました。


結局、小田原駅を通過。

小田原東部にあるアミューズメント複合施設の「小田原コロナワールド」まで歩き続けました。

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着いたのは22:00

峠も越えて15時間歩き続けたとしても、あまり疲れない体になっていました。

まぁ睡眠はしっかりとって、次の日に備えます。

東京日本橋まではあと80km程。ゴールが見えてきました!

東海道7.5.5

次回の歩き旅の記録も、是非ご期待ください。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

歩き旅に関する質問は何でも受け付けています。

件名に【東海道の歩き旅について】と入れていただけると分かりやすいので有難いです。

引き続きこれからの旅の記録も、お楽しみ下さい。
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