ちょっとずつ見えてきたYoutuber界の闇

企業が大金にモノ言わせて参戦してきたYOUTUBE

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。

ビジネス系Yoputubeをよく閲覧しています。

自分は映像編集がある程度できるので、うまいこと作っているなぁ…とかテロップの見やすさなどの細かい見せ方に目が行ってしまいます。

ただ、最近というか半年くらい前からやたらと広告VTRが多くなってきたように感じます。

お目当てのYoutubeを見るためにいちいち広告のスキップをクリックするのもうんざりします。

また映像を“ながら見”していたら、いきなり広告の動画が割り込んできたりして、だんだん不快になってきました。

Yahooニュースなどで確認できたのですが、もはやTV業界にかけるCM(広告費)よりもYoutubeにかける広告費が多くなってきたようで、Youtuberの参入者が増えた反面、広告単価が下がってますます広告となるVTRが入るようになりました。

いろんなチャンネルが増えたのに、逆に見づらくなったYoutube

一体この世界で何が起きているのか気になってきました。

番組制作会社と関連企業の殴り込み

まず、動画をUPする側からしたら広告収入が減ったと思います。

参入者が増え、さらにコロナ自粛で閲覧者が増えたので一件あたりの広告閲覧の単価が安くなったと。

これは個人でYoutubeチャンネルを解説して動画をUPしている方にはかなり痛手になると思います。

くれぐれも閲覧数を上げるために無茶な事はしないでほしいと願うばかりです。

まだまだ未開のジャンルはあるにしても、部分的にニッチなところでは少し飽和したのが可視化された感じがします。

でもこんなのは大したことではなく、それよりも厄介なのが、今までTV業界で幅を効かせていた番組制作会社が関連企業を引き連れてきたこと。

動画の公開だけでなくメディアを取り込もうとしているのが一番ややこしいことになりました。

個人で楽しくやっていたのに、大企業が急に乗り込んで活動の現場を金にモノ言わせて皆の縄張りに我が物顔でやってきたような感じでしょうか?

企業が参入してきたら、ある程度中期的なスパンでイメージしても、いくら以前より活動していた個人でも太刀打ちはできません。

資本力が違うので、回避や情報操作、印象回避などが容易にできます。

また一時、TV業界内で移籍した俳優さんを出演させないなどの干したりする行いを見てても、きな臭い世界だなというのを感じていました。

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
そんな横と縦の繋がりが強い番組制作会社が、バックアップをしてくれる力を持った関連企業を引き連れて参入してきたらまずい気がするのです。

賢いYoutuberや、現段階で伸び悩んでいる方はさっさと他のSNS(「NOTE」や「ブレイン」)へ自分の発信先を変えるでしょう。

俳優さん一人を干して、TVメディアに出演させないようにするくらいワケないのです

世論操作のイロハと手綱を握っています。

この上下関係の組織力が入ってきたら一般YOUTUBERは太刀打ちするべきではないと感じます。

ちょっとこれからのYooutubeは慎重に見ていく必要があります。

ステルスマーケティングとのバッティングも力技で回避

ステマという言葉は聞いたことがないですか?

ステルスマーケティングと言って、少し要約を書きます。

ステルスマーケティング
消費者に広告と明記せずに隠して、非営利の好評価の口コミと装うことで、消費者を欺いてバンドワゴン効果・ウィンザー効果を狙う宣伝手法。ヤラセやサクラなどもこの一例に分類される。 英語圏ではアンダーカバー・マーケティングと呼ばれるゲリラ・マーケティングの1つ。

こういうのは世論操作が手慣れている番組制作側はどんどん入れていくでしょう。

そのおかげで、一般の良い映像もステマが叫ばれるまでどんどん類似のものが作られるという流れになります。

ステマの悪評がたったらすぐに撤退できますが、一般の方がステマ疑いされて撤退するのは無念以外の何物でもないです。

今のは少し説明が下手かもしれないので、書き直すと…

一般の人が感動する映像をUPして支持を得ると、すぐに類似のものを発信してポジションを取る。

類似のものが叩かれだした場合もイメージを崩さないようにすぐに脱退できる。結果、一般のUPした人が叩かれる。

こういう不具合が出てきます。

他にも資本があるからこそメディアなどを駆使して、他の人のポジョションに強引に入り込むことも出来るので、TVメディアの番組制作が割って入ってきたのは、バランスの崩壊を予感させます。

現実世界でも同じ


その昔、町では、八百屋や肉屋、洋服店、レコードショップなどいろんな種類の店舗があり、町を賑わわせていました。

しかし郊外に大型スーパーが出来てしまった。

それだけならまだ大丈夫だったけど、法律が変わり町の商店街近くでも大型のショッピングモールが建つようになりました。

そうなったあたりから、町の小売店が運営が難しくなり、お客様の流れも閉ざされ、お店を閉める店舗が増えてくる

そういうここ20年くらいの現代社会の流れを、かなり急ですがネット界はひた走っています。

今日も部屋のどこかで映像制作&アップロードが行われていることでしょう
組織力、資本力のあるところが勝つのが資本主義です。

でも個人が自由に楽しく発信している世界がせっかく盛り上がっているのに、その世界に資本の匂いがあるとどうしても狙われてしまいますね。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。