少子高齢化社の未来に目をそらさないで
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
今回は以前、人前でプレゼンをした内容を記事にまとめました。
少子高齢化という避けて通れない未来に対しての対処法ということで、未来型社会人を作ろうというのが自分の提案です。
もう少し砕けて言うと、田舎でフリーランスとして暮らしていける若者を増やして、少子高齢化も国に頼らず自分たちで守れるような基盤(ネットワーク)を作ろう。そんな村づくりをしようという提案です。
内容の大まかな構想は以下の記事でまとめています。お時間があれば閲覧いただけると幸いです。
では実際にプレゼンした資料を元に書いていきます。
ここまでのいきさつとこれから
以前映画を撮影する仕事をさせていただいていたのですが、その中で、今後の少子高齢化が進む日本でどう田舎を活性化していくかというのをテーマにしたドキュメンタリーを撮影していました。
その辺りから、この映画の仕事が終わったら(踏ん切りがついたら)次は田舎に戻って、地元の地域活性化につながるような仕事をしよう。
そんな風に考えていました。
もう10年以上前の事です。
就職氷河期の頃、仕事に関しては本当に理不尽だったというか苦労をしました。
だからもう自分の納得する人生を歩む事、そして世間体ではなく自分で決めた仕事をやる…そういう指針は決めていました。
しかし現実は甘くなかったです。
何が甘くなかったかというと、とにかく雇用が無く、若者が田舎で暮らしづらいシステムになっていて、年配の人間や、行政の人間たちがあまりにも消極的で無関心なこと。
失礼かもしれませんが、魅力的な仕事がほぼ無いのです。
また、「しょうがない」「仕方がない」をやたら連呼する人たち。
次第に自分側から疎遠になりました。
今の現状をなんとかしようとする人間があまりにも少ないと感じたのです。
いないってわけじゃないのですが、一人一人が動いていくのには限度があります。
老舗の若女将や新しい商品開発を行政の無神経な対応にもめげずにがんばっている侍のような方にお会いする機会はありましたが、彼らだけが奮闘してもダメなのです。
これでは町は良くならない…月日とともにますます衰退していくばかりだ…
なんとなく自分たちが暮らす田舎の未来に不安を感じました。
当時の自分は、行政の臨時職で町おこしの仕事に関わっていたのですが、あまりにも薄給なのと、手当が低いため本気で町を変えるために活動をされている方がいませんでした。
僕一人の提案に対して、周りからの「でも~」が圧倒的で、今の段階でみんなで協力して街づくりプロジェクトを…というのは現段階では厳しいと感じました。
しかし、その頃の自分には「撮影&動画編集スキル」くらいしか技術がなかった。
いくらか人脈ができた頃、撮影から編集までの仕事の依頼を実際にいただいたのですが、「お金がないから5000円くらいでできんやろうか?」とか言われたときにはショックというか真剣に悩みました。
仕事を通して地域の方と関わりを持てるのはありがたいけど、あまりにもこちらの仕事に対する理解が無さすぎる。映像制作1本5000円とか馬鹿にしてんのか?
事あるごとに「お金がないから」と言って頼んでくる依頼者に対して、きちんと線引きをしないと…という悪循環に陥っていました。
そして、最終的には映像編集の依頼を断り、自分で他に生きていけるスキルをつけていく事に舵を切り替えました。
自分の人生を生きるために田舎で何ができるかを自分自身で見つけようと思ったのです。
自分自身でも立ち回れるスキルや社会に流されない強さ。
そういう技術や情報は学校とかではほぼ教えてくれません。
それをまず自分が関心を持ち、習得・体現して見せれば…賛同を得れば…田舎で仕事面でも意識面でも自立した人間を増やすことができる。
役場での仕事の任期を終えた後、フリーランスとして活動できるスキルの習得を目指し、スキルが身についたらあとはひたすら実践しました。
このブログもその中の一環です
社会で実践できるスキルがあれば自立は可能
合宿型の田舎フリーランスのセミナーなどを経て、映像編集だけでなく、ウェブデザインやプログラミングもこなせるようになり、個人でも色々と営業をかけていく中で仕事を得ることができるようになりました。そりゃあ初めは練習として無料で制作していたのですが、その時のおかげで人脈は作れました。
▼フリーランスとして独り立ちするのに必要なスキル(マナブさん談)がこちら。まだまだですが大体は習得しました
撮影~編集ができるならYoutuberもなろうと思えばやれます。
しかし、生活できるレベルにはまだまだといったところで、なかなか本当の自立までは険しい道のりだと感じました。
本気で取り組んでみて半年足らずだったというのもありますけど。
でもやってみて実感したことがあります。
受動的ではなく主体的に動けるようになったというのが自分の中で大きかったです。
これからの時代に必要なマインドですし、この考え方が身につかないと本当の自立になりません。
独り立ちできるほど稼ぐことはかないませんでしたが、自立に必要なマインドが身についたのは大きかったと思います。
自立するためのマインドが身についたからこそ感じたことがあります。
今の時代は独学でもノウハウが揃っているので、ウェブ関係なら大体のスキルを身に着けることができます。
※自分は「ドットインストール」のサイトを使って習得しました。
そのままスキルを磨きフリーランスとして田舎で自立できるような人材になるのは、すぐには無理でも決して不可能なレベルではない。
そんな田舎でフリーランスとして働ける人材が増えたら、田舎を支えていく事ができるんじゃないか?
でも誰かに依存するのではなく、自分で自分たちの町を守ろうとする人間が増えたら不安も減ります。
そのためにネットワークや情報の大切さをよく熟知しているフリーランスの方が田舎でネットワークを作ることが町の基盤を守ることになるのではないかと感じます。
できればその土地で育った人間がフリーランスとして自立するのが一番良いです。
田舎で自立して、自分たちの町を守り、自分の人生を生きてもらいたい。
そのために自分で、田舎でのフリーランスとして自立するための養成講座ができないかと考えています。
題して『未来型社会人講座』
得られるスキルはこんな感じ。
特にこれからは映像が強いので、映像スキルが出来るようになり仕事としてコンスタントに依頼をこなすことが出来れば、実家で暮らしながらでも十分生活ができると思います。
ユーチューバーさんと契約とれたら、普通にサラリーマンするよりも現実的に生活は安定します。
他にも、こうやってブログを書くのも大事です。
自分の頭の中の整理になったり、人に伝えるためのスキルを磨くのにつながります。
ブログやSNSは、どの記事やどの投稿が閲覧数、そして滞在時間まで多いか少ないかなどすぐにわかるので、「どういう伝え方をすれば読んでもらえるか…どういうタイトルをつけたら目を引くのか」など多角方面から“伝え方”を考え実践することができます。
相手の反応を知れるという面ではブログはかなり便利でローコストな教材だと感じてます。
まぁこんな事言う僕もブロガーとしてはまだまだですけど。
もっと学校でこういう勉強をやればいいのにな~と感じることを、今こそみんなに大切さを理解してもらったうえで切磋琢磨していく……そして田舎で自立したまま、故郷を守れるような人材を増やしていく事が大事なのです。
そうすれば田舎からの人口流出を少しでも防げます。
都会にあこがれを持つ若者がいるのは事実ですが、自分の生まれ育った故郷が深い部分で嫌いだと思う子はそんなにいないと思うのです。
仕事がないから、魅力がないから仕方なく情報が集う場所に行くのです。
その歯止めとなるため、田舎の行政や親世代がほとんど工夫をしなかったのは事実ですが、そこを咎めても事態は解決しません。
それに残念な事実ですが、これからの日本は経済的な落ち込みが顕著になるのが予想できます。
だからこそ僕ら凡人ともいえる人間が生き残っていけるように、プログラミング等のクリエイターとしてのスキル(&マインド)を身につけておくことが必要なのです。
でも今どきの大人は、平均で6分しか勉強しないようです。(イケダハヤト談)
それにショックを受けるのではなく、逆にチャンスだと感じて今こそ自立に向けた勉強を継続し、高い意識を持った人間同士でコミュニティを作るべきだと感じます。
未来型の社会人を目指しましょう!
今回のコロナの影響で働き方が見直されたのが良いきっかけになると思います。今は追い風だと思います。
せっかく田舎にいるのなら
魅力が無いなら自分たちで魅力的な場所にしてみる。
死んでから天国に行っても仕方ないのです。
生きている今、この場所を天国にして充実させるために田舎にUターンしたわけです。
せっかく田舎に帰ってきたのに田舎の愚痴ばっかり言ってる人とつるむつもりはないし、そんな人間になるつもりもないです。
『未来型社会人講座』、形はどうなるかわかりませんが実現に向けて活動中です。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回のプレゼン記事はSNSなどでシェアいただけると幸いです。
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