デザイナー神谷 利徳さんの話をシェア致します!
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
20年以上、業界の第一線を走り続けてきた建築デザイナー 神谷利徳 さん。
いくつものお店のデザインを手がける凄腕デザイナーのお話を聞く機会があったので皆さんにも一流の流儀をシェア致します。
デザイナーを志してなくても役立つ情報満載なので、是非ご覧下さい。
▼神谷さんについてのページはこちら
博多ラーメン屋で有名な「一風堂」のお店のデザイン等が代表的で、マンネリ化していた「座・和民」のいくつかの支店をシックな感じでおしゃれで高級感あるものに仕立て上げていて、実績としては申し分ない方です。
▼特に「居酒屋・和民」のデザインは、なんだかチェーン店とは思えないくらいの高級感あふれる落ち着いた素晴らしい空間になりました。
そんな彼の一流の仕事人としての講演を聞けたのは本当にラッキーでした。
そしてこの方のプロデュース力の凄さを肌で感じたので、その時書き留めたものをまとめて皆さんにシェアしたいと思います。
デザイナーの視点から見る伝え方や繁盛のツボ
とにかくバーテンもインテリアデザインも一緒でその創業者が持っている「大切なもの」は何かを一番重点的に考えるそうです。
イオンのようなトレンドシェアではなくて、その人の持っているマインドシェアを優先するということからデザインをはじめます。
まずは相手との対話というわけです。
そこで相手の思いを汲み取るわけです。
お客さん目線で考えたとき、それほど尖ったコンセプト”だけ”では一時的なものになってしまい、客層やニーズを捉え続けられないということを理解する必要があります。
ヒットデザイナー神谷さんの説く飲食店のコンセプト
その部分を理解できるならば、常に世間の流れを見つつ、さらに裾野を広く考えないと一時的で終わってしまう。
尖ったコンセプト”だけ”のキラーコンテンツはだいたい2年で終わる。
「2年」と言い切りました。
老舗店以外で、自分の店が完全に勝ち続けられるのは2年。
たとえ自分独自のコンテンツを確立させたとしても、当然後追いするお店は多くなるし、その後追いした店がひとひねり加えてさらにクオリティを上げてきます。
まぁお店をしている方なら容易にイメージ出来ると思います。
今新しい文化が出来つつあるという一例も紹介してくれました、
それは『日本というコンテンツの中での立ち飲み』
今後はそれがさらに細分化され、特化していくことで品質を向上させる流れが出てくると予想されます。
回転ビジネスも売れる業態として注目を浴びていて、立ち食いのファストカジュアル業態はラーメン店と同じビジネスモデルだそうです。
飲食店のお客の滞在時間と比べてお金で換算すればわかります。
逆にあまりサイドメニューを注文させないということが特徴というかコツ。
そうでないとお客の回転率が悪くなります。
メイン料理の2品くらいとそれに相性の良いアルコールがあればそれでいいのだとか。
まぁこの考え方、かなりマーケッターの中では浸透しつつあるようです。
今後回転ビジネスは増えると思うので、どういう形態でのサービス提供をしているか注意深く見てみるのも面白そうです。
サイドメニューを増やしたら、当然客単価は上がりますが、滞在時間が長くなります。
そう考えると土地代の高い繁華街立地では低客単価で回転させるほうがベストになります。
集客のために提供できるものを考える
講演の後も話はまだまだ膨らみました。
わかりやすい例の、外食産業の集客としてコミュニティの提供、共通のマインドを提供できる店づくりが必要であるということ。
店のデザインを手がけるだけでなく、店長の考え方や提案を事細かく聞いていく姿が本気度として伺えます。
この人の持っている、デザイン力の裏にある人間としての優しさに触れ、是非彼のデザインしたお店に行ってみたいと思うようになりました。
関東方面に行くときはよく利用させてもらっています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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