イケダハヤトさんに会ってきた話
今回は、ブロガーの枠を超えて活躍しているイケダハヤトさんに初めて会った話をシェアします。
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
僕は高知県で暮らしていて、NPO等に所属しながら地域おこし活動に関わっていたのですが、今後故郷を拠点に大胆に活動していくのなら、もっと自己ブランディング力を上げる必要があると思っていました。
それを知り合いの方に相談した時、「有料ブログ」という発信媒体と、それを極めている人がなんと我が高知県に移住してきているという事を聞きました。
その方が「イケダハヤト」さんと「ヒビノケイコ」さんという方でした。
今から半年程前の事です。
とりあえずアポ
僕は気になった人がいたら、まずアポを入れて会いにいくタイプ(?)でした。
イケダハヤトさんを知ったとき、僕はまだブログすら開設していないペーペーでしたが、そんなのお構いなしにSNS(FACEBOOKやTwitter)づたいでダイレクトに「お会いしたいです。」という旨のメッセージを送りました。
…しかし、返事は返ってきませんでした。
なんでやねんと思ったものの、イケダさんはブログ塾みたいなのを経営されていて、当然対応は塾生優先になるのは仕方ないなと感じました。
この時点で、同じ高知県にいながら僕がイケダさんと実際に会うことはちょっと無理かもしれん…と感じていました。
まだ東京で消耗してるの? ←なんて失礼な書き方なんだ!
「ヒビノケイコ」→日々の稽古?…これは芸名か?
何故会ってみたかったかというのは、彼は高知県に移住後、この地域の良いところをどんどんPRしてくれてるので、協力して何か地域活性化に繋がる活動が出来ないかと思ったから。
他にも「会う」のと「聞く情報」との誤差がある人多いので、この目で確認してみたかったという所です。
失礼ですかね?
しかし世の中、ハッタリ君も結構います。
僕が以前、映画カメラマンの仕事をしていた時、その映画の監督であり上司だった方は、世間的にも有名で“独特のオーラ”を出していました。
自分に本当に自信があるなら、臆することなくあるがままで人と向き合えるハズです。
ブログを読んでいるうちに、イケダさんが「その道」のプロだというのはすぐに感じました。
しかし「コピーライティング」の怖さというのは以前、身を持って体感していたし、プロフィールの写真からだと、なんだかマッチ棒みたいな頼りないイメージで、突風が来たら飛ばされるんちゃうかと思わずにいられませんでした。
そんな彼のブログのタイトルはというと…
このブログが相当有名だというのは後になって分かりました。
それまでの印象としては、「なんだか失礼なキャッチだなー。なんて挑発的なんだ」というのが正直なところ。
でも、このタイトルはとてもインパクトありますよね。
今でこそ当たり前のように知られていますが。
要するに、相手に反感喰らってもいい。とにかく相手に印象付けられるようなコピーライティングを考えろ!ということでしょう。
ただ、一般の僕みたいにイケダさんを知らなかった人からしたら、とても失礼な書き出しなわけです。
それでもお構いなしで「炎上」という現象に威風堂々としているわけです。
イケダ氏…余程肝の据わっている人なんだなーと感じました。
興味はあるものの、自分もブログを書き始めていたらどこかで接点が出てくるだろう…そう思いながら月日が経っていきました。

千葉に行っててヨカッタ
高知県だけでなく、地方はとにかく仕事が少ないです。
今まで仕事で身につけた映像制作のスキルを活かせる仕事を田舎で探してもなかなか見つかりません…
自分のブランディング力を上げてもっと広く自分の活動を宣伝していかなくては…「地域おこしをプロデュースする田舎フリーランスの先駆者として!」そう思いながら「地域おこし」「フリーランス」という言葉を検索していてたどり着いたのが、千葉県で募集していた「いなかフリーランス養成講座」。
ブログの運営方法やポスター、チラシ、サイト等のデザインを学びながら、独自のフリーランスとしての方向性を見出していく養成講座です。
開き時間にクラウドワークスなどをこなしながらやっていけば、スキルも身につけながら収入も得られるということで、当時フリーだった自分は迷わず参加しました。
▼「いなかフリーランス養成講座」の概要はこちらをクリック!
そこで出会った代表の山口さん。
彼がイケダさんと密(?)な関わりを持っていたのです。
「高知でイケダハヤトさんらブロガー仲間で集まってブログ合宿やることになったけど、周さんも行きませんか?」
高知に戻って暫くしてから、山口さんからメッセージが入ってきました。
僕に断る理由はありませんでした。
喜んで、彼の案内役をかってでました。
千葉に行ったかいがあったというか、山口さんとのご縁でこんなに早くブロガー達に会えるとは思いませんでした。

実写版「手塚治虫」みたいだったイケダハヤト
せっかく会えるんだから、俺の事深く印象付けておく必要がある。
(↑ 僕はホモじゃありません!)
そう感じた自分は、今まで自己アピールに使ってきたアイテムをかき集めました。
・電光掲示板の名札
・自分の名前が入ったTシャツ
・口を開けたら火の出る財布
・お洒落な木製の名刺入れ …等
結論から言うと、「LED電光掲示板の名札」は大当たりでした。
イケダさんや他のブロガーほぼ全員、僕の名前を覚えてくれてなくても恐らく『あの電光掲示板の名札してた変な人』というと思い出してくれるハズです!
当日、ちょっと緊張しながら、開催場所兼合宿所である「おこぜハウス」へ行くと、まず僕が日ごろから、上手いブログの書き方としてよくお手本にしている『やぎろぐ』の八木仁平さんがいました。
見た感じ普通ーのお兄ちゃんでした。
そして暫くして、イケダさんのブログ塾生達が到着。

芸名かどうかというのは聞けませんでしたが、ヒビノケイコさんもやってきました。
でも高知を基盤に活躍されているのは地元民としては嬉しいもんです。
嬉しい誤算として、同じくブログのお手本としていつも拝見させてもらっている「ヨッセンス」の管理者ヨスさんも参加されてました。
子ども引き連れて大所帯で香川県から駆けつけてくれました。
(余談ですが、ヨスさんの娘さん達…僕の電光掲示板の名札にかなり食いついてくれました。)
ブログにアップしているイラスト写真の通りで、着ている服の印象が強かったです。
いやーこんなにプロブロガーの人が一同に会する場に参加できるとは運がいいもんだ。
…その後、ついにイケダさんと対面することになるのです。
「いや~声渋い!」
初対面での感想でした。
ブロガーの精鋭達は気さくな方ばかりでした
色々アクシデントがありましたが、場所を変えて自己紹介から交流会は始まりました。

自分はここでまず電光掲示板の名刺を披露!
自分で言うのもアホですが、なかなかのインパクトを残せたかなと思います。
なにせ、ブログ界で活躍されている方ばかり集っています。自分がそこで存在感を出すには、もはや羽柴秀吉みたいなマインドでないと立ち回れません。
…これで、後で皆に話しかけていきやすくなった!今の所計算どうりや!
なんやかんやでバーベキューが始まりました。
八木仁平君やヨスさんに、交流会の場ということで、あまり堅苦しい質問はしないよう注意しながら色々聞いてみました。
八木君は、やっぱりというか当然というか、かなり若いブロガーということで、僕みたいにガタイの大きい年上の男と話するよりも、女性と話したほうがノリが違うようで…
正直あんまり話に花さかすことは出来ませんでした。ただ、彼は「軽のキャンピングカー」でこれから日本を回りながらブログやっていく生活を計画中との事。
どんな人生を送るか楽しみです。
イケダハヤトのアシスタントしてる矢野君にはやや堅苦しい質問しすぎたかもしれません。それでももくもくと肉を焼きながらも色々答えてくれてありがとう…
ある程度イケダさんに話ししにいく人がいなくなったのを確認して、イケダさんに話を仕掛けました。
…なんか合コンみたいな書き方でスイマセン。
自分が有効だと思っていても、案外そうじゃない事がある
はじめは僕が聞いてみたかった事から話してみました。
聞いた内容をカンタンに書くと…

こんな感じです。
真剣に聞こうと思ったので、ここまで殆どお酒は飲んでいませんでした。
イケダさんの回答はこうです。

渋い声でズバッと言ってくれたし、映像というツールが強いと過信していた自分にとっては少しショックでした。

その場所(店)に行ったことある人でもない限りは、映像作品をじっくり見たりはしない。
リピータ向けのニーズであって、情報発信には向いていないです。
大体の人はスマホで撮影したような数秒で笑えるような動画くらいしか見ないものです。
世間が求めるものってああいう短期間で笑って楽しめるようなものになるんです。
だから映像で発信していくっていうのはもう少し方向を考えた方がいいかも。」
僕は、以前イケダさんが絶賛してくれた須崎市の温泉(そうだ山温泉)のPR映像を作ったのですが、イケダさんはそれを宣伝(拡散)してくれませんでした。
あそこの温泉…イケダさん自身もすごい気にいってくれてたのに、なんで宣伝に協力してくれないのだろうかと思っていたのですが、僕が世間の求めるものを考えてなかっただけなんですね。
5~6分の映像を不特定多数の方に発信しても、冷静に考えて最後まで目を留めて映像を見てくれる可能性は低いのです。
「映像の発信力は強い」とばかり思っていた結果、周りが見えて無かったワケです。
イケダさんは高知県を高く評価してくれていて嬉しかった
イケダさんはお気に入りの酒を飲んでた最中だったので、あまり堅苦しい話はやめようということで、なんで高知県を移住先にチョイスしたのかを聞いてみました。
すると、地元の人が聞いたら感動するくらい高知県を高く評価してくれているのが分かりました。
僕はたとえ住んでいる所が田舎だとしても、なんかあったらすぐに都会へ1~2時間で行ける千葉県なんかが理にかなっていて良いんじゃないかと思っていたのですが、イケダさんからしたら、そんなの関係ないくらい高知県が魅力的だと話してくれました。
高知県人として素直に嬉しかったです。
しかもただ「良い所だ!」という感情的な意見ではなく、「高知県のこの地域(梼原)は国から補助金を取ってくるのが実にうまくて、田舎の中にあって独自の街づくりが出来ている。少子高齢化といってもここだけ子どもの人口が増えていて……」という風に自分の足や見聞で得た情報を基に話してくれました。
だから話に根拠があったし、地元に住んでいる自分が知らなかった(調べようとしなかった)所まできちんと調べ上げていたのに驚きました。
良いところがあればきちんとその良い部分を冷静に分析していました。
これは常にアウトプットする意識がそうさせているのかもしれません。

また、高知県はお酒のレベルも非常に高いという事を話してくれました。
僕もよく知っている『白菊』(特に新商品のチェックは欠かさないらしい)や『ダバダ火振り』などに代表される無手無冠のお酒は、全国で見ても非常にレベルの高いお酒だそうです。
酒の話をしながら、気を良くしたイケダさん。
お勧めの地元のどぶろくを注いでいただきました。
※暗かったので写真が無いです。スイマセン

どのブロガーさんにも共通している事として、気さくな方が多かったです。
僕の事を打算的に見ながら対応してくるような人はいませんでした。
本当に普通の2児のお父さんという感じで、ドライというか冷静に判断する所もあれば家族思いな所も見えました。
この辺は、ヨスさんも同じでした。
聞きたかったけど聞けずじまいだったもの
今となってはあの時になんで聞いておかなかったのかと思うこともあります。
またお会いしたときのお楽しみにしようと思ってますが…
聞きたかった事というのは…
「稼いだお金を何のために使うか?」という質問です。
もちろん愛する家族のために使うという回答は予想できます。
ただ、それ以外のもっとイケダハヤトさんの野心みたいなものが引き出せるような質問をしてみたかったです。
ただ、それは自分もまだ駆け出しのブロガーということもあるので、もう少し軌道に乗ってきてから、聞いてみようと感じました。
合宿を終えて次の日。
山口さんファミリーを、高知市と須崎市で観光案内しました。

彼は今回ブログアクセスアップのテクニックを話してくれたのですが、僕はその話の内容がなんとか理解できる程度。
でもイケダさんや八木さんは、非常に有用な情報だと感激していました。(八木さんは後で即実践してました)
この同じ話でも、そこから受け取れる情報の差、そして意識面でまだまだ彼らとの距離を感じました。
ブログを続けながら、常にアウトプットの意識を持ちながら、また会える時まで頑張っていきます!
とにかくこんなに早くブロガーの皆さんに会えるとは思ってなかったので、今回は高知でブロガー合宿を提案してくれた山口さんに感謝!
「映像は人に伝えるうえで強いツールだと思っています。ライティングや写真よりも強いと思ってます。イケハヤさんはどう思ってますか?」