沈み行く国「ツバル」体験記 ツバルの皆さんにインタビュー

ツバル体験記 ツバルの皆にインタビュー

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。

何回かに分けて、ツバルに行ってきた体験記を書かせていただいています。

旅行中ネット回線が使えなかったので、タイムリーな情報ではないのですが、日本にいる皆さんへ是非シェアしたいと感じ、書かせていただきました。

現地で撮った写真も踏まえてお伝えしているので、プチ旅行にいってきたような感覚で読んでいただければ幸いです。

ツバルに興味がある人はもちろん、どんな国か知らないという方も、違った視点で「国」というものを考えられると思うので、是非最後までお付き合いください。

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インタビュー内容を事前に準備

今回ビデオカメラ持っていったので、ツバルの住民、先生方にインタビュー敢行してみました。

英語はまだまだですが、あらかじめ質問事項を紙に書いておいて話せばなんとかなります。

つたない英語ではあるものの懸命な情熱で約40人ほどのツバル人にインタビュー敢行してきました。

学校では特に副校長先生が20分にもわたり丁寧に質問に受け答えしてくれました。

「ゴメン先生…話60%くらいしか理解できんかったです。」

しかし結果として、先生方と仲良くなれて最後はメールアドレスまで交換して固い握手して別れました。

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学校内も自由に取材してOKと言ってもらえました。有り難かったです。

…話し戻します。

まず聞いてみたかった項目をまとめました。

■家族はどんなことをしているか?

■学校教育はどんな感じですか?

■どんな暮らしをしていますか?

■あなたの将来の夢は何?

■地球温暖化に関してどう感じているか?将来どうなると思いますか?
 温暖化でもし島が沈んでしまったらどうする?

個人的には…
■日本を知っているか? 将来日本に行ってみたいか?
 日本で勉強できるチャンスがあるなら勉強しに留学したいか?等。

今、世界中が気候変動や温暖化、経済情勢の混乱で殺伐としています。

そんな中、自分は夢があります。

世界中の人が集い、ネットワークを作って、未来にそなえてどんな事をしていけばいいかを話し合うコミュニティを作りたいと。

インタビューした動機はそんなところです。

家族のつながりが不安を解消させる鍵

インタビューで見えてきた事は「温暖化で住んでいるところが沈むっていう危機感はないけど、お金があれば移住したい」と考えている人はいますが、自分が思っていたよりもずっとこの国の人は悲観的な考えではありませんでした。

それは家族や親族のつながりがあるからだと感じます。

だからたとえ不安があっても乗り越える強い心があると感じました。

お金がないのは辛いけど、支援のおかげもあり、衣食住には困っていないというのが今の状態だそうです。

ただ、仕事があるわけでもないのに色々な輸入品が集まるこのフナフチへ離島から人がどんどん集まっている現状もあります。

彼らは親戚の家にあがりこんだりして、暮らしているそうです。離島に小学校やテレビがあるのですが、移動時間も結構かかるし、ここと比べるととても不便な田舎だそうです。

若い世代にはインターネットの世界が魅力的なようです。

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ツバルの人にインタビューを敢行

ではインタビューの回答を書いていきます。

自分の足で出向いて、話をした人数は5000人以上といわれる人口の中でたった40人です。

だからこの答えが全てではないです。

でも自分で行動して直接話が出来たというのがとても大きな経験でした。

家族はどんなことをしているか?

⇒皆家族のことが大好きです。家族は働いていなかったり、船乗りの仕事で長いこといなかったりと色々ですが、家族の仲がとても良いです。「働いてないから」といって後ろめたさを感じたりしている人はいません。

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学校教育はどんな感じですか?勉強はとても忙しいですか?

⇒時々難しい。でも面白いです。そして学校は1時には終わります。クラブなどは無い。

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どんな暮らしをしていますか?

⇒学校が終わったら生徒は家に歩いて帰ります。

帰ったら家事手伝いをして、夜は家族で団欒を楽しむそうです。

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大人も、仕事をしている人は少なく、暑ければ海に入ってみんなで海の中で世間話などをします。

ハンモックでのんびり昼寝をしている人もいます。

働かないといけないという強制感はなく、家族との時間を大切にしています。

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今幸せか?ツバルはとてもいいところか?どんな所が素晴らしいか?

⇒ツバルはいいところだと全員が答えてくれました。

海も離島も自然がキレイで、皆が友達だからいいところだという答えがありました。

一人「時々幸せでないときがある」と答えてくれた女の子は今仕事を探しながら家事手伝いをしている子でした。

でも彼女の表情はそんな暗くはなかった。別れ際、笑顔で写真撮影に応じてくれました。

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あなたの将来の夢は何?

⇒生徒達に聞いたのですが、お医者さんと答えた子が割合で多かったです。

多くの人を助ける仕事をしたいとはっきりと話してくれました。さぞ勉強も頑張っていることだと思います。

男の子は船乗り志望が多かった。給料が良くて、色んな国を見て回れるからだそうです。

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温暖化に関してどう感じているか?
 温暖化でもし島が無くなったらどうする?
 将来島を出て、他の国に移り住むことに関してどう感じていますか?

⇒正直島が無くなる可能性がないわけでもないので、「怖いです」と素直に答えてくれた人もいます。

でも何人かは「神を信じている。だから助かると思う」と。

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毎週末は着飾って殆どの国民が教会に行くという風習があるせいか、神様を信じて笑顔で仲良くやっていれば必ず助かると信じている人がいました。

でも、「もし無くなるなら」という質問に対しては、フィジーやオーストラリアに移住したいとのこと。

理由はここよりもずっと発展した町だから。

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日本にももちろん行きたい、築地港なんて凄く賑やかだと聞くし、豊かな国なので行ってみたいという意見が多かったですが、結構現実的で「でも遠いかも」という意見も。

ツバルから身近で、そして豊かなフィジーの首都やオーストラリアに行きたいと思っているようです。

最終的には離島に行くという人もいます。離島はこの空港があるフナフチよりも田舎で、人工も各500人づつくらいなのですが、より島の人のつながりが強いそうです。

みんな強い絆があれば、どんな災害も乗り越えられるという考えのようです。

今、孤独を感じて引きこもっている日本人は沢山いますが、境遇は同じでも繋がりの意識一つで随分違うものです。

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将来どうなると思いますか?

⇒これは意見が色々分かれました。

ただツバルが沈んでしまうというような悲観的な意見は一つも無かったです。

故郷がある離島へ戻って暮らすという人もいれば、若者は海外の都心への憧れが強く、オーストラリアなどの都会で仕事をしていきたいという夢を持っている人も沢山いました。

とにかくまずはしっかり勉強して、フィジーの首都スバにある大学に行って、そこから人生の幅を広げて行ってほしいというのは先生方の想い。

がんばって島の政治家やお医者さんになる夢をかなえて欲しいと願っていました。(副校長)

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ツバルの人たちは日本に対してとても友好的で好印象でした。

また後でも書きますが、ツバルの環境開発のため月に10人ほどの日本人がチームで訪れているそうです。(時期にもよります)

今回残念ながら、中高一貫校には取材にいけませんでしたが、年頃の若い人たちの話も是非聞いてみたいものです。

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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました

ツバルの町並みを少しでも感じていただければ幸いです。

次回の記事「沈み行く国「ツバル」体験記 国が力を入れている試み」では、ツバルで活躍している日本人の研究を紹介します。

是非ご期待ください。

ツバルの国に関して、聞いてみたい事がればお問い合わせからメッセージお願いします。

件名に「ツバルに関して」と書いていただけると分かりやすくてありがたいです。