『幼女戦記』感想 ~始めは「?」でも圧倒的な世界に惹きつけられっぱなし


幼女が武装して戦争する事自体がどう考えてもおかしい!

『幼女戦記』って聞いて何を想像しますか?

戦争を描いたアニメーションなのですが、タイトルを見ただけで頭の中がクエスチョンだらけになります。

幼女っていったら小学生くらいまでの女の子でしょう?

当然ですけど戦えないし、力もない。

そんな幼子、しかも女の子が戦闘の前線に出向いて敵方を銃で撃ち殺しまくるのです。…どういう世界なんだ。

▼この真ん中の子です。どう見ても未成年で、あまりにも戦争の現場には不自然です。

©カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/劇場版幼女戦記製作委員会

一体何を伝えんがためにこんな作品作ったんだ!頭おかしいんじゃねぇのか?幼女が戦争に交じって闘い…というか殺し合いするって…

そんな感じで、タイトルがあまりにも不可解なので見てみる事になった作品です。

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。


映画並と言っても良いクオリティと終始飽きないテンポ良いストーリーが、なんだかこの作品の中毒になりそうでした。

圧倒的な映像・音響・演出のクオリティの高さ……

見た目は戦争モノで敬遠される方もいるかと思います。

作中で実際人もたくさん死んでしまいます。…国レベルの世界大戦ですから。

舞台となっている場所。どうみても第一次世界大戦がモデルでしょう?

しかし、見ていくとどんどんこの世界に魅了されて見るのをやめられなくなってしまったのが事実です。

戦争に関しての警告や説教臭いセリフはそんなになく、独特の世界観を前面に出すことにフォーカスしているのが良い方向へ向いていると思います。

12話というストーリーの中で、これでもかというくらいの世界観の表現に力を注いだこの作品はかなり異端ですが、根強いファンも多いのではないでしょうか?

個人的には「どうしてこうなったー!」と思わず突っ込みたくなるような部分もあったので、その辺も交えて作品の感想&紹介をさせていただきます。

戦争の世界をかなりリアルに描写しています

戦争を取り上げた人間ドラマですが、よろしくお願いします!

一応、異世界作品、前世で学んだ教訓を活かして!

まずは作品の概要をWikipediaより簡単に世界観を紹介。

◆幼女戦記

▲画像をクリックするとサイトへ移動します

原 作/カルロ・ゼン
監 督/上村泰


★放送期間★
放送期間 2017年1月~4月
「第一次世界大戦」と「第二次世界大戦」が混ざったような状況のヨーロッパ(欧州)に似た、初めて世界大戦を経験する世界が舞台となっている。

舞台はほぼヨーロッパ(欧州)といっても良いでしょう

その世界に女の子として生まれ変わった元日本人のサラリーマンが軍へ入隊、自分が所属する「帝国」の兵士として敵対国家群と戦っていく。
「魔力」のある人間が貴重な戦力となることから、その資質があれば女性でも徴兵・前線に投入される世界になっており、そのために主人公が幼女であっても戦場に赴くという設定になっている。

年齢性別関係なく、能力があれば前線での戦いに身を投じる過酷な世界です

©カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

主人公は異世界からの転生者ということで、一応異世界転生作品にはなるのですが異世界転生としても異端作品と言えます。




主人公の前世は2話で判明しますが、東京のエリートサラリーマンの人事部担当。

ただの幼女ではないのが判明してリアルさが出てきました。
とにかく「前世の記憶」を持って行けるって便利ですね~

リストラを逆恨みされて、東京駅のプラットフォームに突き落とされ思わぬ形で死を迎えることになります。

この時の会話が非常に興味深く、この作品のカラーを決定づけるものとなります。(1話目はなんだったんだ…)

神に抗い続ける男は、幼女となった世界でも変わらぬポリシーを貫き続けます。

結果を出すならどんなに冷酷で周りから恐れられようとも遂行する。

そんなのを幼女がやってのけたら、そりゃあ誰もが思うでしょう…

『其れは、幼女の皮をかぶった化物』だと。

主人公の表情が豊かなのもこの作品の魅力です。生死の境を生き延びてきた者の顔です

そこら辺の軍人よりも遥かに恐ろしい幼女が指揮を執り、戦争の一番激しい前線へと舞台が進んでいきます。

作画がどうしてこうなった?


偶然ではあるのですが、この作品を見る前に関連作品である『ようじょしぇんき』が目に留まり、ちょっと見てたんです。(コレ多分ふざけて作ってないですかね?)

短くて楽しいショートコントみたいなやり取りが和みました。

「戦争モノみたいだけど、なんだかホンワカしててそこまで怖そうでもないし、見てみようかな…」という気持ちが芽生え始めました。

だって軍服を着ているとはいえみんな二頭身で可愛いです。

©カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

特に、あぁ多分この子(ヴィーシャ)が物語のヒロインみたいなポジションにいて、「戦場に咲く花」みたいなキャラとして傷ついた仲間を癒すんだろうなぁ。

声もなんだか癒し系だし…
大喰らいでおてんばな子だけど愛嬌があるし、このヴィーシャというディフォルメされたキャラは、リアルバージョンになったらきっと可愛いんだろうな。……と思ってみてみたら!?



















なんでこの子だけこんな作画になったんだろうか?

なんでこんなマンボウみたいな顔になったんだ?作画間違ってないかい!

他の男性軍人たちは、目元もキリッとしてて精悍(せいかん)な感じなのに。

他のメンバーは軍人っぽいのに…

なんだかこの子だけは別の世界からそれこそ作品ごと異世界転生してきたみたいな風貌ではないか?
これならまだニコニコしてるディフォルメヴィーシャの方が良かった…

というかこの作品にヒロイン格のような女性はいないのか?

それって作品のセオリーをまったく無視してないか?

セオリーって何だ?って感じた方。少し話はそれますが、僕の持論を聞いてほしいです。
普通、戦争モノやダーク系やバトルがメインの作品(ガンダム等)は、物語が暗くならないように緩和するために、女性キャラを要所に挟みます。(なぜか巨乳な感じの子が多い)

戦争モノなのでどうしても人間同士の殺し合いになります。

だからこそ、作品全体が暗くなりすぎて、見てくれている視聴者を鬱状態にさせないためにも、華・愛嬌のある女性キャラの役割(時にはお色気)は非常に大事になってくる…ハズなのに!?
↑そんなに数多くアニメを見て来てるわけじゃないのですが、ほぼ当たってるでしょう?
あと、笑える部分も要所に入れる事で、重たい雰囲気を緩和するのが今どきの漫画などのセオリーなのですが、それもほぼ無し!

今までのセオリーを全く無視して、ひたすら壮大な世界で豪快で派手な空中戦(戦争)を繰り広げる主人公たち。
もう余計なものを取り入れず、この縦横無尽に空を駆け回るアクションに特化させて、とにかく魅せよう!ぶっ飛ばそう!やりきろう!!と言わんばかりのパワーが作品からあふれ出ています。

とにかく大げさではなく、迫力があります。大画面で見たらもっと実感できると思います。

だから、戦争の舞台でもなぜか物語に引き付けられて離れられない魅力があるんだと思います。

正直言って、劇場版は3Dで魅せてほしかったです。

ストーリーの要点・伝えんとする部分は前半の2話目最終回にだけまとめて、あとはひたすら人間の限界まで飛んだり撃ったりのド派手なシーンが満載。

爽快感…とはちょっと違いますが、銃を交えての会話は惹きつけるものがあるので、是非見てみるのをお勧めします。

©カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/劇場版幼女戦記製作委員会

其れは、幼女の皮をかぶった化物

主人公は幼女とはいえ、転生する前の意識を引き継いだまま生きています。

だからこそ考える戦略などが年齢にそぐわず状況に合わせて臨機応変な判断を下すことのみにフォーカスしています。

©カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

「現代社会のエリートサラリーマンが、もし軍人になったら」というケースを、戦争の時代を生き抜く一人の少女を通して見せてくれます。

しかし、その冷酷さが分かる大人にはどこか恐れられます。

それでも戦功を挙げるには手段を択ばない主人公・ターニャ・デグレチャフ少尉

本当は安全な後方支援で安定した暮らしをしたい主人公のターニャ少尉

神は信じなくとも信念を感じます。

その様が覚悟を決めた人間の顔になっていて、見た目は幼女でもなかなか様になってます。

©カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

この世界はまだまだ闇が深そうです。そして争いの「先」も…
まぁここまでリアルな戦争の描写はなかなかお目にかかれないので、『昔、日本も巻き込んでこんな大規模な世界大戦が繰り広げられていたんだなぁ…』という感じで見てもらえばいいかなと。


『幼女戦記』初となるスマートフォンゲームアプリ「幼女戦記 魔導師斯く戦えり」が発表されました。

公式サイトや公式Twitterにて最新情報を順次公開しています。

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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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