レビュー「けいおん!」社会現象にまでなった人気作品を紐解く


女子会を楽しむ方を中心に支持を得た作品

今回は、かなり前の話に見た作品の感想(レビュー)をお送りします。

この頃(2010年代)の思い出話みたいになりますが、好きな方、ファンだった方、今も大好きな方には是非記事をシェアいただければ幸いです。

改めて、今回のレビユーは「けいおん!」

昔はよっぽど認知度の高い作品くらいしかアニメを見る事が無く、このアニメも存在を知りませんでした。

2009年代、見たことはないし、どんな物語か知りませんでしたが、劇場版の上映が決まったあたりからコンビニをこのけいおんグッズが占拠するようになり、それに呼応するように社会現象のようにメディアがこぞって宣伝しはじめました。

コンビニをはじめ、文具店やスーパーへ行くとグッズが随分並ぶようになりました。

アニメグッズ、タイアップ商品、フィギュア、プラモデル、お菓子、飲料、楽器、ラッピング電車、乗車券、切手など、商品化アイテムは1,050点以上。

その市場規模は150億円超とされています

当時知り合いの女性(友人)も、「けいおん!」が大好きで、車などにぬいぐるみを置きまくってました。

パッと見た印象「絵柄もかわいいし」「アニメの中の曲とタイアップさせてCDの売り上げを伸ばしているみたいだし」なんだか無視できないレベルになってきたので、一度見てみようか…という流れになりました。

当時自分は社会人真っ只中。アニメを見る機会もなかった中での久しぶりの閲覧。なんとなく期待感はありました。
まずはWikipediaより、この作品の簡単な情報を紹介します。

◆けいおん!

▲画像をクリックするとTBSアニメーション・けいおん!公式ホームページへ移動します

原 作/かきふらい
監 督/山田尚子
音 楽/百石元(F.M.F)
シリーズ構成/吉田玲子
キャラクターデザイン/堀口悠紀子


放送期間/
第1期:2009年4月2日~/全14話(本編12話&番外編2話)
第2期:2010年4月6日~/全27話(本編24話&番外編3話)
製作は京都アニメーションです。
本編以外でも番外編が5話もあるのが特徴的です。
作中に登場する楽器や関連楽曲にも注目が集まる等、大きな反響が出ました


©かきふらい・芳文社/桜高軽音部

ほのぼのした日常が支持される風潮

この作品を見たのは、劇場版が始まる前くらい。

世間が「けいおん!」一色になっていた頃です。

まずはどんな物語なのかを調べてみたのですが、これといった特徴が無いのです。
※熱烈なファンの人すいません!

高校生の仲良しグループで集まり、軽音楽部を作っていく物語。

本当にそれだけなのです。

みんなでコンサート開くわけでも青春の全てを注ぎ込んでメジャーデビューを目指すわけでもなく、放課後に集まってスイーツを食べながら雑談をするという感じの極めて平和なストーリーが続きます。

この物語の何にそんなにみんな惹きつけられるんだろうか?

確かにキャラはみんな愛嬌があって可愛いんですけど、なんだかストーリーが弱いというかインパクトに欠ける…

こんなペースで淡々と物語りは進んでいくけど、劇場版は何をするんだ?ただ女子会旅行に海外まで足を延ばす物語だけならコンビニがグッズで占拠されるほど大人気にはならない…はず?

考えすぎかもしれないけど、みんなのお勧めしたいポイントは何だろうか?と気になりました。

▼皆、音楽が大好きで仲良しなのは良いことです。当然バトルな展開(?)はないです。

©かきふらい・芳文社/桜高軽音部

今まで有名どころのアニメしか見てきませんでした。

「ドラゴンボールZ」のような戦い中心のもの。

だから「戦う」というのが普通でした。

別にコブシを交えての戦いでなくても、剣や銃器、そして言論や将棋、ゲームのようなものでもいいです。恋人をめぐっての心理戦でもいいです。

とにかく「ライバルとの戦い」がメインなのが当たり前というか、見慣れていたので……なんだかとても違和感感じたのを覚えています。

なんというか…平和すぎないか…コレ?

日常の良さを再認識

女子会という言葉が使われだした頃。

今では普通に使われているスラング『女子会』

でもこの映画が上映されたあたりではまだあまり使われてなかったと思います。

本当は「気の合う仲間同士でお茶を楽しむ女性」というのは沢山いたのだけど、表立ってこういうたわいもない集まりをピックした作品はほぼ無かったのではないかと感じます。………スイマセン、探したらあるかもしれません。

だから、この作品をきっかけに、「私たちのやってるお茶会と変わりないじゃん」という感じで、学生だけでなくOLや大人女子にもこのスタイルへの共感が得られたのではないかと感じてます。

いくら人気が出たとはいえ、社会現象になるくらいの盛況を見せるには、若い世代の支持だけではここまではならなかったと思います。

▼放課後、学校の一室を使って女子会!秘密の隠れ家みたいですね。

©かきふらい・芳文社/桜高軽音部

学生の、特に女子からの人気が絶大でしたが、彼女たちのゆる~く楽しむスタイルが広い世代に認知されたのでしょう。

グッズ、そして声優さん達の実ライブなどの二次コンテンツでも大きく収益を上げたこの作品。

調べてみたんですが、なんと登場人物を担当する声優さんが『さいたまスーパーアリーナ』でライブまでしているんですね。

ファンの多さと、作品と曲を愛している皆さんの存在が目に浮かびます。

ホント、殺し合いのバトルだったり、サスペンスみたいにハラハラさせるばかりが作品の魅力ではないんだなーと感じたものです。ある意味視野が広がりました。

それまではドキドキハラハラする少年漫画に影響を受けまくっていましたので。

熱い展開よりほんわかした日常の方が描かれているのですが、そういうものを好む人だって当然いるということです。

だって、日常は皆さんそんなリアルバトルしたりすることはないのです。(多分…)

平凡な日常が“常”なので、そんな素朴な毎日から幸せを見つけていくっていうのが尊いことかもしれません。

退屈だと感じた人は、ついつい「非日常」を求めがちなのですが、それは一時的なもの。

やっぱり日々の中に幸せを見出していくことが大事というか、人生の充実につながります。


他にも彼女たちの軽音部での活動を通して、クリエイターたちの考え方なども学べたのではないかと思います。

だって楽器をやってない人からしたら「軽音楽なんて敷居が高いんじゃないの?」と、つい感じてしまいます。

音楽を始めてみたいという方には入門的な意味も含めてとても親しみある物語ではないかと。

このアニメがきっかけで友達とバンドをはじめたりして、それが充実した趣味へと昇格していった方もいるかもしれません。

今の時代、曲を作ったりするサポートソフトは充実していて、素人の方でも作詞作曲が楽しめるようになっています

はじめは不格好になって笑われてしまうくらいの駄作が出来てしまうかもしれません。

でも創作って楽しいです。

彼女たちがその創作の魅力と、みんなで楽しむ日常の大切さをゆる~く伝えてくれたんだと思います。

アニメを振り返れば、はじめに演奏した頃は、みんな演奏が下手でした。

下手な部分もきちんと出しているところは好感というか、安堵感があったのではないでしょうか?始めは誰だって下手です。

▼そういえばこの作品に出てくる主要な登場人物は全員女性ですね。今頃気づきました。

©かきふらい・芳文社/桜高軽音部

みんな社会人になってもずっと音楽と共に繋がった良い友達同士でいそうですね。金持ちのお嬢さんがメンバーにいるおかげでティータイムの予算もあまり懸念することもなさそうですし。

今回の作品は「軽音楽部」をジャンルとして取り上げていますが、彼女たちの様にこういう共通の趣味の合う仲間と充実した時間を送りましょう!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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