ロードオブザリングから感じたこと
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
映画は見ようと決めたらじっくり見てます。そしてそのジャンルも様々です。
みなさんはじっくり映画見るならどんな時に時間とってますか?
今回はそんな映画のレビューです。
というのも、実は昔とある人に(F.Nさん)
「ロードオブザリングを見てみたらいい。ちょっと長いけど、あの映画にはこれからの日本が進むべき生き方のヒントが隠されていると思う。機会があればぜひ見てみ。」
と言われたことがあります。
僕は、「いつか見よう!」と思っていたのですが、結局それから5年も過ぎてしまいました。
「いつかやろう」というのは「いつまでもやらない」ということです。
その時、強い気持ちで「やろう!」と思わないとやらないで終わります。
意を決して(大げさですが)ついにロードオブザリングのシリーズを借りてきました。
全3部作の正式な映画の題名は
『The Lord of the Rings~指輪物語~』
「リング」は何かの比喩であるという見方
見るのにかかった時間はほぼ半日… まぁ長いですね…
一日潰れます。目も疲れます。
まだ見ていない人もいると思うので、ネタバレしない程度で感じたことをシェアしたいと思います。
まず、”力”を持ったリングの存在があるんですけど。
リングはおそらく、現代版で言う「地下資源」とか「原爆や原発」のたとえではないかと感じました。
そのリング(リングに込められたパワー)をめぐっての物語になるので、暗にこの地球の状態を比喩していると感じずにはいられなかったです。
リングを使うと、その存在を知る連中とつながって(見つかって)しまう。
この物語はそんなリングを元の場所(谷底)に返して無事に事なきを得るのが目的でした。
しかし、強い力は人を狂わせます。
つい人間 欲が出てしまいます。
主人公をまきこんだ旅は、“そこ”との戦いです。
大きな力を持ちたいという誘惑に負けぬ精神力と 心からの平穏な気持ちが求められます。
そして指輪を手にする者にその器があるかどうか。
話の核としてはとてもシンプルですが、それをファンタジー世界でオブラートに包んでいるという感じで物語は進んでいきます。
主人公サイドのあくまでも戦わない彼らの姿勢は、確かに映画を世界に置き換えると日本人っぽい感じがします。
世界で戦争が始まったら我々は何をするべきかというメッセージがどっかにあるんではないかと思いながら見てました。
また、広大な自然や世界観の大きさは見ていて引き込まれます。
ここは純粋に物語の世界を楽しみたい方、必見です。
世界の人種を種族でたとえているように感じたファンタジー
登場する人間以外の種族も非常に面白い設定の物語です。
主人公サイドのホビット族は人間の3分の1のサイズの人間タイプ。
争いを好まず、農業などに精を出すのどかな種族。
ファンタジー世界には頻繁に登場するドワーフやエルフ、もちろん人間もいます。
姿や設定だけでなく、それぞれがそれぞれの考え方を持っていて、今の現世界の構造をファンタジーという形でたとえている作品に感じました。
敵方にあたる種族なんですが、”オーク”はやたらと木を切って森を破壊するシーンが印象的だったし、他にも顔が見えない真っ黒いキャラもいました。
これは何を意味しているんだろうか…
ホビットは完全にアジア人、昔の日本人のようなイメージがします。
そしてホビット達が葛藤に悩む様も分かりやすく伝えていると思います。
自分の頭の中で戦う感情。
映画見てるほうからしたら、いい加減気をしっかり持てよ!と思う方もいるかもしれませんが、現代社会で宝くじが当たったりしたらどうなるんだろうというイメージと少し似てます。
さらにいろんな困難はあります。しかし、
「何事も起こってしまったことは仕方ない。その時自分が何をするべきかを考えろ」
物語のテーマにもなっているのでないかと感じました。
現代でヒットしている漫画「ドラゴンボール」と少しかぶるかも
もしどんな願いも叶えられるなら?
もしあなたに力があるなら…
そんな欲望に巻き込まれるように争い(戦争)は起こります。
そんな時、自分としてどういう行動をとったほうがいいのか?
それがこの映画での重要な部分です。
世論に流されてしまうのか?
戦いに巻き込まれるのか?
別な形で平和を目指すのか?
自分の種族(国)だけを守るのか?
そんな登場人物達の様々な選択を楽しんでみてはいかがでしょうか?
どれが正解とかいうのはないです。客観的にみてあなたが決めたら良いんです。
三部作を終えて、深くて壮大な世界感が好評を得たため、次の「ホビット~思いがけない冒険~」へ物語は続きます。
続編も時間かかると思うけど、ジックリ見てみたいと思うし、これからの日本人のあるべき道が見えてくると思うので、このシリーズはお勧めしますよ。
世界観を楽しみながらじっくり見て欲しいです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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