歩き旅の果てに得たもの感じた事を共有します
日本横断「東海道五十三次」~京都から東京までの歩き旅~
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
今回の歩き旅にチャレンジしています周作(twitter:DarvishShu)です。
何回かに分けて、この歩き旅の記録をお伝えしています。
時間を計りながら&写真撮りながら歩いたので、リアルな記録になっています。
今後東海道を歩こうと思っている方は特に参考になると思います。また、近辺の道路をよく知っている方は旅の気分が楽しめると思います。
18日目は歩き旅の最終日となります。神奈川の川崎市を出発し、ゴール地点の東京日本橋までの道のりです。ゴールまでの軌跡を写真と共にお楽しみ下さい。
「東海道五十三次」18日目(最終日) ~神奈川県川崎市から東京・日本橋まで~
2015年11月14日(土曜日) 朝8:30 天気は 曇り(夜にかけて雨になります)
まずは十分に休息をとった川崎市の市街地。土曜日の朝…眠らない街も朝は静まり返っています。
昨日一日で、一気に街中、都心へ近づいた感じがします。
アーケード街(旧東海道)を歩いていく事にしました。
↓ 写真右は朝からパチンコ屋に並ぶ人達。これまでも何度かこういう光景を見ました。
旧東海道を進んでいきます。「ここは夜すごい賑やかなんだろうなぁ」とか思いながら…
旧街道を歩いていき、国道15号線への合流を目指します。
1号線ではなく国道15号線を北に歩く事にしました。
ほぼ一本道で、そのまま品川駅まで繋がっているということなのでこの道を行きます。
まず川崎駅の線路沿いの道を通り…
国道15号線へ合流。
この辺の国道15号線は4車線で、交通も多く、まさに「東京への流通街道」というイメージがします。
右に行けば都市高速や市場があるということで、走るトラックも朝から多かったです。
天気は曇り。今にも雨が降りそうな雲行きです、。
雨が降るかどうかのギリギリの天気の中、ついに東京都入り。時刻は9:00前でした。
大田区の河川敷ではゴルフの打ちっぱなししてました。雨模様なので利用者は少なめ。
ゴールまで約18km。中継点の品川駅をまずは目指します。
しかし、時間は十分にあったので、途中のアーケード街で遅めの朝食を。
下町のアーケードという感じです。お店が所狭しと並んでいたのですが、地元の方ならこの辺詳しいでしょう。
寄り道したため時刻は9:00。再びこの広い国道15号線を歩いていきます。
大田区総合体育館を通過。プロレスの聖地でもあります。
品川まではあと7km。近づいてきました。
このまま普通に歩いていけば日が暮れる前に日本橋に到着できそうです。
歩きながらこの日は朝から色んな思いが頭の中を駆け巡りました。
始めた頃は、足が痛くて辛かった歩き旅。それももう今日で終わりと思うとなんだか寂しくて仕方ないのです。
体が旅のスタイルに慣れてきて、風景を楽しめるくらいのゆとりがでてきたという事なのでしょう。
また、市街地はそうでもなかったですが、各地の景色が素晴らしくて心に残ったものが多かったです。自分の“感性”が旅を通して豊かになったようにも感じます。
まだまだ自分の知らない素敵なところは、足を伸ばせばいくらでも見つけられる。
そんな確信とワクワク感を常に持って歩いていたように感じます。
そして、東京都内でも何か旅の心に残る情景を欲していたのかもしれません。
また下町のようなミニ繁華街へ寄り道。
国道15号線の道路です。さらに車線が増えて広いですね。
個人的にですが、見覚えのある地区に入ってきました。
「大森海岸」
この辺は自分が東京へ出張などで行く時、よく宿泊場所として利用しているエリアです。行きつけのお店(居酒屋)が大森街道近くにあります。
「あぁ…もう都心から電車で数百円で来れるエリアまで来たんだな~」という実感がしました。
道沿いに地図があったので、ちょっと立ち止まってチェック。
国道15号線からあまり外れないように気をつけながら、国道ではなく、旧東海道を歩く事にしました。
しばらく国道15号線を進み…
品川に入る手前くらいで右手に入ります。
旧東海道の道に入る途中、坂本龍馬さんの銅像があるということで、それを見てみたいというのもありました。
なぜか銅像の龍馬さん、火災予防の腕章をかけていました。
「東海道歩かせてもらってます。」と軽く参拝。……龍馬さんも若い頃、剣術修行で江戸へ行く時にこの道を歩いたんだろうか?
さて、旧東海道です。意外と狭い。
しかし標識は出てます。間違いないです。
また旧東海道品川宿の跡地、広場もありました。
品川橋。この辺は昔街道沿いの宿場として栄えていたようですね。
品川交流館本宿お休み処(観光案内所)もありました。天気が悪いのであまりお客さんはいませんでしたが…
旧東海道を進んでいくと、両サイドに「品川宿」の旗が。
国道でないので青い標識は無かったけど、どうやらここは品川みたいです。
昔、学校の社会科の教科書で見たような「東海道五十三次」浮世絵の看板。
昔の品川宿場町街道はこんな感じだったんですね。
旧東海道の風情を楽しみながら進んでいくと、線路の向こう側から大きなビルが見えてきました。いよいよ品川駅が近づいてきたようです。
しかし時刻は14:00。そして雨が降ったりやんだりの不安定な天気でした。
まず品川駅を通過。
この品川駅を出てすぐの道は、今まで通ってきた国道15号線です。
その国道15号線をさらに北へ
歩道橋からの撮影。道路が広くなって車も多い。流石は都心。
その歩道橋からふと左を見ると、てっぺんが雲で隠れてる赤い建物。 ……あればもしや「東京タワー」?
この位置関係からしても間違いないです。
途中、有名な石碑が。この地で幕末の時代、西郷隆盛と勝海舟が会合。江戸城無血開場へと結びついたのです。
歴史上名誉な場所です。
この後、「品川~浜松町~新橋」という山手線ルートに沿って歩いていくわけですが、その前に地図をチェック。
残りは5kmをきってました。
日本橋へ続く道として銀座を通ります。
時刻が16:20を過ぎた頃、ようやく銀座へ入ります。
しかしそこは11月。ずいぶん空が暗くなってきました。
今日は色んなところを道草しながら歩いたので、遅くなりました。
銀座の通りに入る手前。
高架下を通ると沢山のツアー観光客が旅行かばんを持って固まってました。
ぱっと見た感じ中国人観光客が圧倒的に多かったです。
何故そう思ったのかというと、『爆買い』している人が多かったから。
日は暮れましたが、この銀座をまっすぐに突き進んでいこうと思います。
この銀座通りを越えたその先に、ゴールがあるから!
この時間帯16~17時は、銀座では歩行者天国の時間らしいのです。
こうやって道路の真ん中を歩いていく事もできます。
左右の歩道には店で『爆買い』している中国人(であろう人)が沢山いました。
そんな様子を見ながら、歩行者天国を進んでいきます。この日は土曜日。人通りは多く感じたのですが、東京の人から見たらどうだったんでしょう?
銀座を抜けたあたりで完全に辺りが暗くなりました。17:00を過ぎたくらいからまた雨が降ってきました。
「ゴール地点はちょっと暗くて写真撮りづらいかもな~。明日、日中に改めてゴール地点は撮影しよう。」そんな事を考えながら、いよいよゴールへ向かいます。
この先です。もう1kmもないくらいです。でも、もう旅が終わると思うと急に寂しくなってきました。
ふと左手を見ると東京駅。
前を見ると日本橋の標識。
東京駅付近の高いビル街を抜けた先に…
日本橋があります。ゴールです!
友人がゴール前で待っててくれて、一緒にゴールを祝ってくれました。
一人旅だった分、こういうのは本当にありがたくて心に染み入りました。
改めて友人には御礼を言いたいです。
※ちょっと暗かったので、日本橋周辺は次の日に改めて写真撮ってます。
まぁ雨も強くなってきたので、この日は友人と打ち上げと題した食事に行ってから最寄のホテルで休みました。
疲れはありましたが、今までに味わった事がないくらいの心地よい達成感がありました。
歩き旅を達成した事で自分の中で「確かな自信」がついた
「何かをやる」と決めたらやり通す事。
人は騙せても自分には嘘はつけません。自分との約束を守ってやり通す!
この積み重ねが自分の『自信』をつけていきます。
今回の旅を「やりきった」事が、今後自分の人生でいろんな困難があったとしても、自分を見失うことなく歩んでいける原動力になると思います。
スタートからゴールまで18日間(うち休日1日)
一日平均で30km程歩いてきた計算です。最後まで健康で歩ききれた体に感謝します。
そして、この歩き旅で意識が変わった事、成長できた事が色々あったので、次回それらをまとめてみようと思います。
今回の歩き旅。旅を愛する方達の参考になったり、この記事が一人でも多くの人にシェアできれば幸いです。
是非「東海道五十三次」や「中国大返し」のような歩き旅にチャレンジしてみたいという方がいれば、このブログ記事を広めて頂ければと思います。
ここまでの長い間、歩き旅の記録にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
今回で歩き旅の記事は終わりましたが、最後に旅に役立った情報など総括のページをアップしています。
旅をしてみたいと感じた方、そうでない方も、意識面での変化などを書いたので、是非ご覧ください。
改めて最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
歩き旅の魅力は想像以上でしたので、また他のエリアを計画したうえで敢行してみたいと思います。
仕事との兼ね合いなど一筋縄ではいかないことはたくさんありますが、いつかやりたいならその「いつか」を決めてワクワクする方向へ進んでいきます。それではまた!
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