昔観光のメッカだった「小豆島」は今も魅力がいっぱい
今からもう30年くらい前になると思います。
まだ明石海峡大橋すら通ってなくて、瀬戸大橋がもうすぐって時。
瀬戸内海に浮かぶ島、小豆島は観光地としてものすごく栄えていました。
小学校や中学校の修学旅行先は、今でこそ九州や京都、奈良が有名ですが、その昔は船で小豆島に行くのがもうメジャーでした。
島の観光地は、海と山どちらも充実していました。
季節によっては「寒霞渓」のような定番のスポットに沢山のカメラマンさんがやってきて、旅行客と共に大きなうねりとなっていました。
醤油やオリーブなどの独自の文化もあり、そのための宿舎が島にはいくつもあり、それに連動するかのように建てられていた海の家や別荘。
もう海側にも山側にも別荘がびっしりという感じでした。
▼以下のサイトの方が観光スポットなら写真も多くて見やすいかも
時代と共に消えていったもの、しかし生まれていくものも…
しかし、今の小豆島。
修学旅行生は全盛期の頃より随分減り、観光客も少なくなり、それに比例するように船の便数も減りました。
山に登れば無人の空き家ばかり…
海に行けば昔の旅館やホテルがとり壊されないまま放置されています。
10万人以上だった島の人口も今では3分の1以下となってしまいました。
当然少子高齢化の波を受け、今後はさらにますます減少する事が予想されます。
今の日本の縮図になっているようです。
でも…
まだまだ観光地としての島本来の素晴らしさは変わっていません。
新しくOPENしたお店があれば、新たなお土産も出てきました。
人口が少なくて充実した教育を受けられないのなら、島外から先生を呼んでくるなりして教育の充実も図っています。
島情報の発信も時代に合わせて工夫しています。
今は多様化したり、海外旅行が盛んになったりしたせいもあり、多くの旅館が立ち行かなくなりましたが、空き家を上手く使い、海外からの観光客に対応する方向にシフトチェンジしています。
昔からあるもの(昔バスや渡し舟等)を見つめなおして、観光に利用できるものは何でも利用しています。
悲観的に考えるだけでなく、良い部分もしっかり伸ばしている小豆島から学べる事は沢山あると思います。
僕は毎年に近いくらい、太鼓台奉納が行われる秋の太鼓まつり時期の10月に小豆島へ行きますが、小豆島は未来の日本の姿をよくも悪くも写しています。
今回は慣れ親しんだ小豆島を挙げて書かせていただきましたが、観光地は楽しむだけでなく、暮らしてみることでいろんな方面が分かってきて実に面白いです。
皆さんが遊びに行くときは、今も素敵な観光地の数々、是非チェックしていただければと思います。
雑誌なんかに特集されていない観光地で素敵なところはまだまだ沢山あります。
特に僕は、東日本の観光地は殆ど知りません。
機会を見つけて一度じっくり見に行こうと思っていますが、「現地で観光案内をしてもいいよ~」という方がいましたら是非ご一報下さい。
本気で見に行きますよ~
そして映像や写真に残して、多くの人にシェアしていきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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