「バルイベント」をやればうまくいく!?…のか考えてみた


「バル」というイベントが全国的に流行ってるみたいだけど…

最近、各地で「バル」という名のイベントが流行っているのをご存知でしょうか?

分かりやすく言うと、基はスペインの文化で「夕刻時の飲み歩きイベント」なわけですが、日本での発祥地は北海道の函館だそうです。

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バル共通のシステムかどうかはさておき、

事前に5枚つづりくらいのチケットやワッペン、バッジなどを購入して、それをもとにお店をはしごする。参加店舗は、ワンコインやチケットと引き換えに格安でおつまみとワンドリンクを提供する、といった飲み歩き食べ歩きのイベントです。

今回は、街を活性化させる効果という面でこの「バルイベント」の長短を考えてみました。

なかなか濃い内容ですが、今回も是非お付き合いくださいませ。

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

当然メリットがあるから広がっていく「バル」


今、バルイベントはどんな感じで流行っているかというと…

開催した地域ではなかなか盛況のようで、2回目、3回目と続いているようです。

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事の発端というと大げさですが、商店街のお店の悩みとして出てたもの。

「商店街活性化を目的にイベントをやると、その時は確かにお客がやってくるのですが、それ以降はやってこないという状況が多かった。

一過性のモノでは商店街の活性化は続いていかない…。

そして売上が伸び悩むお店…

だったら“飲食店の事業が主体で出来るイベント”はないのか?」

そういう悩みのスパイラルに陥った時に、このバルのシステムというかイベントが丁度ハマったということです。


店舗の本来の事業活動自体がイベントになり、お店の広報にもなる。


メリットを感じた地域では、バルイベントをどんどん開催し始めました。

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出店側もバルをやる鉄板のルールなるものがまとまりつつあるそうで、「お客の選択メニューが多い方が有利」なんだとか。

「次回来店時に使えるクーポンなどを渡して抜かりないようにする」のがミソだとか。


お客さんは必ずしも、「お得感のあるもの」「コスパが良いもの」を求めているわけではないようです。


特に近畿地区では「バルが伝染してる」なんて言われるくらい流行りだしてます。

「近畿バルサミット」なるものも行われ、バルネットワークも発足しているという流れ。


今では、年々いろんな地区のイベントに組み込まれて行われているようです。

スペイン人と近畿・関西人の共通点は、「食べ飲み歩き」「 店と客とのコミュニケーション」が大好きってコトなので、特にこのバルスタイルが支持を得られたのかもしれません。

バルのおかげで…


このイベントの利点の一つとして、気軽にお店をはしごできるお手軽さがあります。

お店を「はしご」なんてのは、金に余裕のある人がやっていた昔の風潮だとか思う人も少なくないかもしれません。

しかしバルのシステム上、はしごができてしまうので、参加者も気持ちが高揚することでしょう。

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そして、このバルという独特の雰囲気が起こすプラスアルファの効果も!


それは、「普段なかなか入りづらいような店へも精神的に楽な気持ちになって入りやすくなる」というもの。

一度でもそのお店に入れば、心理的に次も来店しやすくなります。

バルのメニューが美味かったらなおさら次も来店したくなります。

お店側としても看板メニューがあれば、アピールになりますし、お客様が分からしても新規開拓が気軽にできるので双方にメリットがあるでしょう。

お店側も仮に赤字が出るくらいのサービスメニューだったとしても、広告費だと思えば費用対効果の高い広告になる可能性は十分あります。

チラシやチケットの制作など、主催側はやや骨の折れる作業ではあるものの、一過性のモノでなく地域の店舗が活気づくのなら長い目で見ても十分メリットを見込めるでしょう。

だからこそ、地域の商工会や自治体が率先して企画~立案、一般企業が委託されて行ってるケースも出てきています。

全国的に猛威を振るうチェーン店に負けない知恵と魅力がここにある!と感じます。

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大事なリスクマネジメント部分!

しかし、いいことづくめではないのが現状です。

これちゃんと書いておかないと、なんかしまりのない文章になりかねませんからね。

どんなに良いイベントも全てにおいて万能という訳ではないのです。

他のイベント事もそうなんですが、地域の方の理解や、広報がうまくいかなかった場合はせっかくいい催し物を行ってもうまくいかないでしょう。


バル特有のデメリットとしては、“開催場所”。

飲食店が連なる商店街ならまだしも、閑散とした田舎でバルをやるとすなれば話が違ってきます。

なにせ、商店街と違って店と店との間隔がえらく離れているケースが多いです。そう考えると「飲み歩きのはしご」は無理になってきます。

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アルコールが入ってしまうと当然車で移動できません。

タクシー?

かえって手間とお金がかかりすぎてしまいます。

そうなると、店とすると大量に仕入れた食材が余ってしまうリスクも考えられますし、お客の方も購入したチケットが余ってしまうリスクがあります。

また、季節によっても「はしご」のしやすさ(店と店の間隔)はえらく響いてきます。

特に、寒~い冬の時期。

外は寒いので、お客さんはあまり一つの店から出たくないと思います。

そんな中、店と店との距離が離れていたら、なかなか「はしご」しにくいでしょう。

次の店に行くまでに体が冷えきってしまいます。

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そのため!

市民の皆さんにもバルを理解いただき、飲食店の応援団となってもらったり…

昼間のランチタイムでもチケットの利用を可能にしたり、必ずしも「1ドリンク1フード」というスタイルでないといけないというシステムを変えるなりして「バル」本来のスタイルを柔軟にして対処していかないといけないケースもあります。

また、「一つの店で使えるチケット数を1枚だけという縛りにしない」
とか改善点を考えれば田舎でもバルイベントは、十分“続けていける”イベントになると思います。

バルは、今それなりに人口が多い商店街のイベントから、過疎化した地域の活性イベントへと広がりを見せている途上です。

地域の規模によってはバルの形態も変わっていくと思いますし、変わりつつあります。

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これからの地域特化型「バル」に注目!

実は最近、地域で行う、バルのサイト制作に携わりました。

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なかなか遠方の方は参加が難しいとは思いますが、遊びに来ません?

魅力的なフードが沢山あるってのは保証しますよ!

証拠としてガイドマップ、添付しておきます。
※クリックすると拡大します。
▼参加店マップ「ガイドマップ 外」(JPEG)
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▼参加店マップ「ガイドマップ 内」(JPEG)
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今回、この高知県四万十町でのバルは初めての試みなのですが、地域ならではの流れやメリットが分かってきたら、違った形の「バル」としてまた行われるかもしれません。

全国的に随分認知度が上がってきた「バル」

そんな「バル」が成功していくため、各地でどう変化していくかが楽しみです。

例えがズレてるかもしれませんが、『中国から来たラーメンという食文化を日本が地域ごとに独自の形へ発展させてきたように』


「バル」+「地域の知恵」が成功の鍵になりそうです。

「主催すりゃいい」ってもんでもありませんからね。

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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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