須崎市の老舗 鮮魚の川渕
~本当に美味しい鰹のタタキは見えない工夫が施されている~
須崎が地元なので、どんどん須崎の情報を発信できればと考えています。
今回は創業40年を越える老舗で、カツオのタタキを中心とした鮮魚を扱っている「鮮魚の川渕」の紹介です。
サイト制作に関わらせていただきました。
カツオを豪快に藁で焼く映像とともに、是非ご覧頂ければと思います。
細やかな配慮が通を唸らせる
須崎の魚自慢といえば鰹(かつお)です。
タタキとして非常に有名で、全国からのファンが多いです。
鮮魚の川渕さんもカツオのタタキを扱う名店です。
午前中は主に仕入れを。
その後、店に戻ってすぐに仕入れた鰹を卸してタタキにした後、発送。
お刺身の皿鉢も承っています。
しかし、これだけだと普通の魚屋さんと同じです。
鮮魚の川渕は、一味も二味違うクオリティを目指すべく、出荷までに様々な工夫があったのです。
そんな細かい配慮が通と呼ばれる方達を唸らせてきたのでしょう。
今も遠方からの注文は絶えません。
強い火力と香りの秘訣は藁にあり
鮮魚の川渕さんのタタキは全て麦藁で焼いています。
麦藁を県外まで仕入れに行くほどのこだわりようです。
なぜ、麦の藁で燻すのか?
米の藁なら近所でも簡単に手に入るのに?
そこに職人の業がこめられていたのです。
高知県のタタキは藁(わら)で焼きますが、その藁も「米」と「麦」で微妙に差が出ます。
今、100%麦の藁で焼いているところは高知県内でも数えるくらいしかありません。
効率化が進む中で藁で焼くところが少なくなっています。
しかし、麦の藁を使う事により、火力が高くなり短時間で燻すことができます。
そうすることで、魚の鮮度を落とすことなく旨みをぎゅっと閉じ込め、藁の香りも強く残すことができるようです。
他にも、麦の藁は燻すと香りが強く残るようです。
もちろん焼き終わったらすぐに真空パックして鮮度と香りを閉じ込めます。
だからオーナーは全て麦藁を使っているのです。
麦藁は県外まで仕入れに行くほど徹底しています。
そんないきいきした大将に思わず聞いてみました。
「こだわっているんですか?」
「いやいや、こだわっているというか美味しいものを食べてもらいたいという自然な気持ち。それが当たり前。」
だから地元だけでなく、遠方からもタタキの注文がずっと続いているんです。
季節によって違った味わいがあるのもタタキの魅力
カツオは一年を通してずっと旬ではありません。
旬のだいたいの目安を教えていただきました。
まず、初鰹の時期は、4月中旬頃から8月頃まで
この時期はうま味が凝縮された味だそうです。
そして、戻り鰹の時期が10月中旬頃から12月頃。
脂の乗ったトロ鰹だそうです。
そんな季節によって違うカツオを、タタキにして食べると最高に贅沢な気持ちを味わえます。
近年、鰹のタタキを塩で食べる「塩タタキ」も人気を集めています。
麦でわら焼きした塩タタキこそ、鰹のうま味を引き立たせ香ばしい香りが尚一層広がります。
電話で直接注文できます。
大将の焼くタタキの様子はサイトで閲覧できますので是非ご覧下さい。
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