今回はブランド物を生み出していく元祖の戦略を教わったので、
自分なりに皆さんにシェアします、
思わずうなるようなアイディアを頂きました。
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
突然ですが『グンゼのシャツ』って知ってますか?
グンゼが何故売れるのか?
中国で主に売れている肌着のブランドで、特徴として値段が滅茶苦茶が高いのです。
日本円で一万円オーバーするものもあるシャツ……下着にです!下着!
日本で買っても、ヒートテックや発汗性など性能がやや良い下着でも一枚2980円とか3980円くらいです。
毎週身に着ける下着一枚でそんなにかかったりしません。
グンゼのTシャツは一万円以上するものもあり、2~3千円の下着よりは肌触りは確かに良いのですが、このTシャツの二つ目の特徴というのは、なんと『8分袖』のシャツなんだそうです。
袖が長くて日本ではおそらくデザイン的にダサいと思います。
袖がここまで長いと着こなしが難しいし…
質感が良いとはいっても肌着だし、何より高いこのシャツが
なんでこんなにブランド化されて、売れ続けてるのか?
中国の富裕層はだいたいこのグンゼのTシャツ、売られてたらダース買(12・24・36枚単位)で一気に買っていくそうです。
別に一部の人だけの行動でなく中国内での異様な光景でもないそうなんです。きらびやかで目を引くロゴなどもありません。
…ここまで読んでどうですか?
なんだかロングセラーとして売れている意味がわからないですよね。
なぜ、こんなにグンゼのTシャツが売れるのか??
決して滅茶苦茶に広告宣伝費をかけているとかではないのです。
ちょっとその理由を考えてみてください。
売るためというよりも贈る為という視点
…考えてみましたか?
では回答を…
グンゼのTシャツをまとめ買いした方はどうするかというと…、
そのシャツをお中元のような形で知り合いにプレゼントするそうです。
そうすれはもらった相手は「こんな高価クラスのな肌着を頂けた」という高揚感を得られるそうです。
「これだけ高価な下着をプレゼントしてもらえた」という自分の立ち位置に満足するわけです。
この肌着が一つの価値ある貢物代わりになっているわけです。
まぁ高価な宝石やツボとか工芸品よりも、軽くで贈りやすい。
何より実用的なのはうなずけます。
「買った」「使った」という満足感より「もらった」という満足感に重点を置く。
だからまとめ買いをして親しい人とより付き合いを深めるために贈るわけです。
高価なものということを知っているから頂いたらその分嬉しいでしょう?
その定番アイテムになっているのがグンゼなのです。
これで下着なのに高い値がついている事についてはある程度納得いったのではないかと思うんですが、もう一つ解せない点があると思います。
…そう、デザインです。
デザインよりも大事なポイントをつかむ事で見えてくる良さ
8分袖…7だったかな…(汗)の下着。
何度も言いますが袖が長い分着合わせが難しいこの下着がどうして支持されるのか…
それは中国にいけばよーく分かると言います。
東北に住んでいる方なら分かるかもしれません。
…それは、中国は日本が思っているより冬がずっと寒いのです。
日本ではダサい長袖のシャツが、中国では袖が長いほうが保温効果があり、そこが非常に支持されているのです。
デザインよりもニーズにしっかり沿っていたというのも長いこと愛される秘訣だったようです。
あと、肌着の生地が傷んだ時も驚くくらいきちんと対応というかケアしてくれるそうですが
それはブランドのHPを見て頂ければと思います。
…今度百貨店行ったら自分用とプレゼント用で見てみようと思います。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
コメントを残す