土佐おもてなし海援隊 がやってきた!

寂しくなってしまった高知駅前広場…と思いきや!?

レビュワーの皆さん 今回も閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。

今回は土佐の荒波が生んだ(?)新たなヒーロー達の紹介をさせていただきます。

自分は以前、高知を一生懸命盛り上げてくれる「土佐おもてなし勤王党」の皆さんと彼らのステージショーがとても好きでした。

しかし、そんなおもてなし勤王党(通称、もて勤)も2016年3月をもって活動を終えてしまったのです。

土日祝日は、高知駅前広場で楽しいステージショーを見せてくれていた「もて勤」のメンバー。

いなくなるというのは、なんだかとても悲しかったです。

……それからというもの、時々高知駅前を横切るのですが、なんとなく寂しさが残りました。

目をつぶれば…彼らの躍動する姿がが蘇る…

……なんてそんな自分のポエムなんかを聞いて欲しくて、こんな記事を書いてるのではなくて!

なんと、そのおもてなし勤王党が使っていた高知駅前広場で、新たなおもてなしメンバーがステージショーをやっていたのです。

「何だ?誰だ?”もて勤”のホームグラウンドを使う不埒者は!」

そう思いながら小走りでステージショーに近づいてみると…

もて勤で活躍していた2代目・龍馬さんが踊っているではありませんか!

…あと、中岡晋太郎!

遠巻きではあったけど“黄色い”から間違いないです!

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そして緑のコスチューム、岡田以蔵!

え?…以蔵じゃないの?

吉村さん?

「いや、おまえ平田以蔵だろ!」

1人で突っ込みながらも、新メンバーも交えたステージショーを見てみました。

メンバーは旧メンバーに新メンバーが加わりパワフルに?

途中彼らの名前が判明しました。

その名は、「土佐おもてなし海援隊」

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2017年3月から2018年12月まで開催予定の「志国高知 幕末維新博」など次の高知の歴史観光を盛り上げPRしていく、高知を愛する6人組ユニットだったのです。

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そのうち「もて勤」の旧メンバーは3名残っていました。

メインの龍馬さん

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そして、盟友・中岡晋太郎。

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そして岡田以蔵…ではなく吉村虎太郎!?

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…しかし以蔵さんのイメージが強かったので、なかなか気持ちの整理がつきません。

「今日から俺、吉村だから。ヨロシクゥ」みたいになっても気持ちの切り替えが出来ません。

コスチュームも依然と同じ緑なので、そのカラーから変えないと、「もて勤」の頃から見続けているファンはなかなか気持ちが入りづらいのではないかと感じました。

ニックネームで「虎さん」みたいにしたらもう少し親しみが出る……かも?

リニューアルしたメンバーのこれからに期待!

他には、「岩崎弥太郎」いました。

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でも以前のように髭を蓄え、お金に小ズルい感じがなくなり、なんだか浄化されたバージョンに変わっていました。

知らない人に分かりやすく説明すると、

ジャイアン綺麗なジャイアンになったという感じでした。

その他、新メンバーにも目を向けてみます。

「武市半平太」と名乗る御仁。

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以前「もて勤」にいた武市さんは、体格もがっしりしていて、そりゃもう精悍な顔立ちで、『マダムキラー』まっしぐらの路線をひた走っていたのですが…

精悍な顔:
力強く、引き締まった顔立ち。目鼻立ちや表情が、シャープで凛々しい様子。精悍な顔立ちのこと。
初代 武市半平太先生
初代 武市半平太先生

その『マダムキラー』だった武市さんが、『マダムっぽい人』になっているではありませんか!?

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この人選はファンの人たちからしたら想定外ではないかと思います。

「もしも織田信長が女性だったら」をテーマにしたドラマ『女信長』を思い出しました。

そんな「マダム武市さん」(勝手に命名)

男性の中に女性を入れる事で、メンバー全体のバランスが良くなっているように感じます。

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でも、「おりょうさん」が居なくなってしまったのはなんだか寂しかったです。

他のキャラと明らかに「声質」が違ってたから、会話にもメリハリがあって分かりやすかった…。

だからこそ、マダム武市さんも独特の声でお客さんを魅了(?)していってほしいものです。

そして、新キャラの「ジョン万次郎」

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帽子かぶって御洒落にきめていますが、まだまだ舞台慣れしていないようで、旧メンバーと比べると空気感が強いのが今の現状です。

でも今はまだ舞台経験も浅いと思うので仕方ない部分もあります。

レベル1状態だった始めの頃の龍馬さんを思い出します。

それに比べて以蔵さんもとい吉村さんなんかは、「もて勤」に入る前から舞台を経験されていたツワモノなので、立ち振る舞いも違います。

まずは場数をこなしていく事で、表情などの硬さも取れていって垢抜けていくのではないかと思います。

個人的な感想ですが、他のキャラとの差別化を図るために、流調な英語をしゃべるシーンも入れてみてはどうかと思います。

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「ジョン万次郎の優しい英語講座」をYoutube上でやるとか「ジョン万次郎の外国人向け観光サイト」を制作するとか、彼のキャラクタを使ったアイディアは結構湧き上がってきます。

外国の方に「ジョン万次郎」を知ってもらう良いチャンスになればと思います。

今は、まだビジュアルの部分だけがアンバランスに突出している感がありますが、頑張ってほしいですね。

ポテンシャルを秘めた海援隊

それでも「ジョン万次郎」をメンバーに入れるというのは色んな意図があったのではないかと思います。
それは、全国的にも誘致活動が盛んな『大河ドラマ』

この主役を射止める事が出来たら、このおもてなし隊の延命はもちろん、知名度が爆発的に上がると思います。

龍馬さんのように、誰もが知る安定した知名度があるわけではないので、伸びしろというかポテンシャルは一番持っているように感じます。

そして、平成29年3月4日に第一幕が開幕される「志国高知 幕末維新博」

高知の歴史&観光を盛り上げていくという命題を持って活動していくわけなので、彼らの役割はとても大切になると思います。

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これからのおもてなし海援隊の活躍次第で、新たな観光客を呼び込むことが出来るかもしれません。

旧メンバーにもまれながら奮起せよ新メンバー!

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全ての舞台公演を見ている訳ではないので、感想というものではないですが、新メンバーのアドリブがまだまだ弱い感があります。

「綺麗な弥太郎さん」やジョン万次郎さん…

とっさにコメントが出てこなくなった時、旧メンバー(特に吉村さん)にさりげなく助け舟を出していました。

▼ジョンをサポートする吉村さん
虎さん

そんなヤングライオンの状態から一皮むけるためにも

特に弥太郎さんは、煌びやかで派手なコスチュームを身にまとい、『自分の顔写真を載せたお札をエアジェットなどで開場上空へばらまく』みたいな派手なパフォーマンスをしてみるのもいいかもしれんですね。

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「このおもてなし広場にのう…カネの雨が降るがぜよ!」

「おまんらぁとはなぁ、レヴェルっちゅうもんが違うがよえ!」

「龍馬さん! お疲れ様でした。」

こんなカンジの名言を残していってもらいたいですね。

そんな横暴になってきた弥太郎さんに対抗するために、黄色いコスチュームの中岡晋太郎さんと吉村 虎太郎がユニット組んで、

「虎ン黄色(とらんきいろ)じゃ。あッッせりなさんな!」

と止めにかかる。

そんな刺激ある団体抗争が見られるようになったら、お客さんも倍増するのではないか…とか思うのですが、どうでしょう?

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くれぐれも見に来てくれるお客さんに「何がしたいんじゃコラ!」と言われないようにしないといけませんが…

高知を全力で盛り上げていってほしい

誰が言ったか分かりませんが、こういう名言があります。

人は歩みを止めた時に、

そして、挑戦をあきらめた時に、年老いていくのだと思います

「土佐おもてなし勤王党」の皆さんは2016年の夏から、歩み始めました。

そして幕末維新博の期間中も色んな挑戦を続けていく事でしょう。

何年か後、振り返った時に彼らの軌跡が素敵な財産となるはずです。

「おもてなし海援隊」の皆さんが全力で観光PRを続けてくれる限り、僕らは応援し続けたいと思います。

またこのブログが、駅前広場のステージを所狭しと踊り駆け抜けている彼らの活躍を見に来ていただくきっかけになれば幸いです。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

土佐おもてなし海援隊の思い出 ~感謝の思いはいつまでも