サラリーマン川柳 から今の時代を読む


サラリーマン川柳が今を映す

皆さんはサラリーマン川柳というサイトをご存知ですか?

サラリーマンに限らず応募できる、第一生命の川柳コンクールですが、とても人気のある企画で、今年2016年で29回目を迎えます。

長く続いているということで、社会からの支持も熱いようです。

もう、「もう一つの流行語大賞」みたいになってます。

そんな現代を映したような「サラリーマン川柳」から読み取れる事を書いてみます。

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辛くとも 言葉を変えれば 和らげる?

サラリーマン川柳のサイトを見ればわかりますが、その時代の流れに翻弄されていく人達の想いが見え隠れします。

ここのサイトで受賞した作品は、もう川柳というより、イメージは昔の南アメリカ社会で生まれた「ブルース」みたいなものでしょうか?

コミカルな作品もありますが、社会や人間関係などうまくいかず、不満を溜め込んでいるなーというのが読み取れてすこし悲しくなります。
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今年度の1位の作品なんか、うまいこと書いたように感じますが現実はえぐいですよ!

退職金もらうまで奥さんずっと我慢していたってことでしょう?

その後の旦那さんの人生を思うとなんだか笑えないのですが、川柳独特のリズムと、比喩となるワードとの組み合わせの力なのか、不思議とほんわかしたイメージになっています。

これが川柳の魅力なのか?

作品に対してどうとらえるかは人それぞれですが、これから定年を迎えるおっさん達には何とも言い切れない不安感が出てくるのではないでしょうか?

ほかの作品も、現代の社会や人間関係、家族関係に対して警告するようなメッセージが見え隠れします。

それを直接相手に言っても「言い方がキツイ」とかで伝わりにくいので、こうやって川柳に思いを込めてるのでしょう。

相手に想いが伝わりにくい今だからこそアリかもしれません。

言葉に思いを込めて短くまとめるというのはそういう良さもあると感じます。

平安時代のラブレターは俳句や和歌だったみたいだし。

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後悔や 昔をいつまで ひきずるの?

思わずニヤッとするような面白い作品もあります。

しかし、相手を非難したり昔を振り返り後悔に浸るやや女々しい作品が多いです。

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サラリーマンの切実な悩みや辛さも実に分かりやすく表現されています。

そんなに不満あるならやめたらいいのに…

今回受賞した作品に「決めるのは いつも職場に いない人」という作品がありますが、おかしいと思っていても結局何もしないでしょう?

不満を持ったまま“なんとなく”生きるのが一番危険です。

今回の一位受賞の作品が良い例です。

第二十六回サラリーマン川柳の第一位の作品が

「いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦」

そして、今回の第二十九回目の第一位の作品が

「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」

これは笑えんですよ!

いくら川柳といえども、この出来過ぎたように繋がっているストーリーを冷静に考えてください!

後で後悔しても役にたちません。

昔の良かった思い出に浸って現実逃避するのではなく、「今」をしっかり見ましょう!

川柳でごまかして終わりにしないで!

あなたが生きているのは今です。

印象に残っている作品

最後に、僕が今までの作品で印象に残っているものを紹介します。

『いつやるの? 聞けば言い訳 倍返し』(第二十七回)

今、大人は本当に言い訳のオンパレードです。

だからこそそれをきちんと自覚して、言い訳しない生き方にシフトチェンジていかないと本当の大人にはなれないと思います。

子どもは大人の背中を見て育つんだから、良い訳ばっかりしている大人を見て育っていくとどんな大人になるか分かるでしょう?

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。