プロレスのススメ ~その魅力をお伝えします~

“生き方”を学べる!プロレスのススメ

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。

プロレスはお好きですか?……っていう見出し、おかしいですか。

しかし、僕はプロレスから生き方を随分学ばせていただきました。

昔の自分は体も精神も気弱なチキンボーイでした。(自分で書いてて泣けてくるほど…)

しかし、プロレス&レスラーとの出会いが自分の人生を変えました。

強そうな歩き方やアピールの仕方、間の取り方、立ち方、精神力の強め方などあらゆる姿をプロレスラーから学んできました。

また、自分は負けオーラの漂う人間でしたが、彼らの威風堂々とした姿が筋トレなどでの肉体改造や姿勢の改善に役立ちました。

今、自分自身実感している事として…
・姿勢が良くなった

・しっかり前を見据えて歩けるようになった(オドオドしなくなった)
この2つはプロレスラーをお手本にしたおかげです。

プロレスラーから学んだ事は本当に多かったので、今回はその学んだ事や感じた事を分かりやすくお伝えします。

なので、是非プロレスを知らない人も読んでみて欲しいです。プロレスは勝ち負けだけで片付けられないくらい非常に奥の深いスポーツなんです。

僕は「スポーツ」だと思います。まぁそんな理由も交えながらお伝えしていきます。

▼見る人の数だけ様々な受け止め方がある。そんなコアなファンの声ををまとめています。

プロレスは男達の強さの祭典

力が必要な作業など、いざという時にガリガリスタイルだと、馬力が出ません。ガリのマッチョも耐久力や打たれ強さという面で不安が残ります。

その点プロレスラーは万能です。

実際に熊本で地震が起きたとき復興作業に駆けつけてモリモリ作業をこなしていたそうですが、彼らにとってはそんなの準備運動にもならないレベルなのです。

体が強いとあらゆる面で頼りになります。そんな彼らの肉体にあこがました。

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これがストロングスタイルだ

初めて「新日本プロレス」を見た時、もちろん選手の名前など殆ど知りませんでした。

そんな中、録画してくれたビデオ(今では古いけど)を見せてもらったのですが、いの一番にインパクトに残った試合がありました。

その試合とは…(分かる人もいると思うので、じらして書きます。)

会場は東京ドーム。

なんかチャラい昔のディスコ風の音楽が流れたと思ったら中年ルックの選手がフツーに歩いて入場してきました。

そして、その後入場曲に乗ってリングにやってきた選手がとにかく印象深かった!

怒った顔で、周りは目もくれずにリングへ一直線!

ずんずん花道を歩いていくのです。

黒パンツ一丁の横に太いゴツイ体。

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その後、2~3分だったか…あっという間に相手を倒して、その後何事もなかったようにまた花道をずんずん引き返していきました。

「なんだこの選手は!あっという間に試合を終わらせてあっという間に帰っていったぞ…スゴイ…というかもう試合前から素人でも分かるくらいの強さのオーラを出していた!」

その時、僕は直感で「彼がこの団体のトップだな」と感じました。

そして彼がこの新日本プロレスのカラーというのを誰よりも体言していると感じました。

まさしくストロングスタイルとはこういうものだ!と見せ付けてくれるような選手でした。

その選手の名前は「■■ ■」!

当時プロレス初心者の僕の印象としては、彼が誰よりも目立ってました。

初心者でも分かるスタイルと、確固たる強さ。相手に少しも勝てるような雰囲気を与えないあの圧倒的な威圧感。

当時、”だめんず” だった僕はその姿に強烈にあこがれました。

そして彼のしぐさや歩き方をよく真似したものです。

後ろ髪をなびかせるようなヘアスタイルと妙な滑舌(かつぜつ)は真似しませんでしたが…

「これが強さっていうのか…」というのを理屈抜きで感じました。

今の時代に求められる人材のモデル「長州 力」

いい加減じらすのもなんだし、その人の名前を言います。

その名は「長州 力」

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名前も覚えやすいし、とにかく全盛期の長州力は全てにおいて説得力がありました。

試合内容(ファイトスタイル)はシンプルで猪突猛進というイメージで、マイク以外はあまり目立ったパフォーマンスはしません。

新日本プロレスは「ストロングスタイル」を掲げているのですが、言葉でそれを説明するよりも彼を見たら一発で理解できる…そんなカリスマ性がありました。

勝負をする前からお客さんに対して「負ける気がしない」と感じさせるあの風貌から学べるものは多かったです。

近年のプロレスラーはビジュアル面やパフォーマンスをやや重視したような選手が多いのですが、今でもそんな彼らに負けないくらい強烈なインパクトがあります。

目立ったパフォーマンスをしなくてもです!

自分のような不器用な人間でも相手に伝わるような…輝く方法はあるはずだ!ということで、暇でモテないプロレスファンの鏡として必死に彼らから何かを学ぼうとしていました。

試合を楽しむだけでなく、リング上の彼らの生き様から何かを学ぼうと必死になっていたように思います。

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初心者でも分かるくらいの強烈なインパクト

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プロレス界にはいろんな選手がいます。

オーソドックスなレスリングをする選手だけでなく、異業種からプロレス界にやってきた選手もいます。

プロ野球や自衛隊やプロレス同好会等、当然スタイルも様々でそこも見所の一つです。

レフェリーの死角をついて、ズルをする選手や、椅子や竹刀のような凶器を使って試合をする選手もいます。

中にはボーリングの玉を使ったり、サソリやザリガニを試合中に持ち込みして、結果観客大パニックになるような試合もあります。

例を挙げるときりがありません。

試合ルールを勝手にマネジメントして面白くしたりもできるので幅が広いです。

リングに留まらず、キャンプ場や遊園地、映画村や本屋などでプロレスをするという型破りな試合もあります。

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試合はするけど、エスカレーター上ではおとなしくしているなんていうシーンは見てて笑いがジワジワきます。

個性があるようにファイトスタイルも様々なので、見に来ているお客さんそれぞれが望んでいる部分は違うと思いますが、結局はプロレス初心者でも分かるくらいのインパクトを出せるかが重要になってきます。

だからプロレス界も色々アイディアというか知恵をしぼりだしました。

人形を相手にプロレスをするとか、プロレス団体にお笑い芸人やアイドルを雇ってコラボしたりするようになってきました。

こういう興行を行う事で異業種の方にプロレスを知ってもらう機会が出来ます。

プロレスを見たこと無い人からしたら「ウソでしょ?」と感じるかもしれないような試みもあります。

だから今は都心部を初めとして、プロレスに対する見方が大きく変わってきてるように感じます。

そして人気や支持を牽引するのが女性です。

プロレス好きな女性の事を、今では「プ女子」なんて言いますが、とにかく女性陣は力(パワー)あるな~と感じます。


勝負というのは勝ち負けだけではない、いかにファンの心を掴むか

一番伝えたい部分です。

どんな面白い試みがあっても、最後のメインイベントはだいたい力と力のぶつかり合い。

そう… 勝負です。

チャンピオンベルトを賭けてぶつかり合う試合はとてもエキサイティングなものが多いですが、ほかのスポーツにも必ずある「勝ち」と「負け」という明暗がどうしても出てしまいます。

しかしプロレスの良さは、この勝負で決する勝ち負けだけに収まらないところだと感じます。

たとえタイトルマッチで負けたとしても、お客さんの心に響く素晴らしい試合だったら、多くの観客から支持を得て人気が上がります。

負けて人気が上がるというケースが珍しくないです。

人気レスラーは、ずっと勝ち続けているレスラーというわけではありません。

負けも経験する中で、その頑張りやプロレスに向かう姿勢にファンがついてくるのです。

そういう点で見ると、プロレスはプロセスを大事にするスポーツだと思います。

…まぁプロレスラーとしてデビューするまでが相当大変だとは聞きますが。

一度社会のレールから外れるともうお先真っ暗のような世界ではなく、負けたとしても頑張ってるヤツにはまたチャンスを与えていくそんなプロレスの流れが、世に共感を得られている理由の一つではないかと思います。

プロレス自体は一番とかいうのは無く、いかにお客さんの心に残る試合が出来たか。

すなわち「今日一日を精一杯生きたか?(精一杯の生き様を見せられたか?)」という部分が大事なんだと感じます。

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毎日の積み重ねで「昨日の自分」を少しづつ越えていく姿が「プロレスラー」ではないでしょうか?

そんな「ゴールのないマラソン」だから自分を限界、限界以上まで高め続けることが出来ます。

生き様がモロに出るプロレスは「人生をどう生きるか」という視点から見ても大いに学ぶ事があると思いますよ。

自らの信念と自由を“リング”という場所で表現しているレスラー達…

そんな彼らにファン達は熱狂し、時には涙し、精一杯のエールを贈るのだと思います。

プロレスとは?

これはまだ多くの選手やファンが解明できていない問いかけで、おそらく永久に明確な答えというのは出てこないのではないかと思います。

でもここまで読んでくれた皆さんなら分かると思います。

勝ち負けが全てではない世界ですから、明確な答えを出す必要もないですよね。

ただ、自分が今まで見てきた見解としては、他のスポーツにも通ずるものがあると思いますが、自分に決して妥協することなく体も心も高め続けていく姿をリングという名のステージで表現する事がプロレスではないかと。

演劇やフィギュアスケートみたいに誰かが点数を採点するのではないですが、熱いパフォーマンスが伝わればファンの心の中に満点以上に響くものが芽生えると思います。


そんな積み重ねが今のプロレスとファンを作ってきたのです。

最後に……
僕がもし「プロレスってヤラセとかショーでしょ。どうせ。」と言ってくる人がいたら、「そんな単純なモノじゃないよ。プロレスっていうのはこういうものだ」と自信もって伝えられる分かりやすい試合があります。

その試合をお伝えして今回は終わります。


今回、プロレスを知らない方も知っている方も最後まで読んでくれてありがとうございました。

是非プロレスファンの方がいたら記事をシェアしていただければ幸いです。

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