ファンはプロ野球に何を見出しているのか?

ファンはプロ野球に何を見出しているのか?

皆さんは野球、好きですか?

プロ野球が好きでよく見てるんですが、延長に入ると時間がけっこうかかり、夜やっつけてしまおうと思っていた仕事がはかどらずに終わるケースが多々あります。

しかし、振り返ってみてもスポーツって良いもんだなと思います。

たとえファンのチームが負けたとしても何かを見出している自分がいます。

今回はそんなプロ野球という名の真剣勝負の世界からどんなものが見えてくるのかを考えてみました。

僕の独自の視点からも切り込ませていただいています。

是非お付き合いくださいませ。

今回も 閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。

実はバッターって紙一重ばっかりの世界

そもそも野球の上でのバッターというものは、相手の配球を読むなどしながら打つとはいえ、あの小さな球をジャストミートするのは至難の業です。

そしてもし打てたとしても、球のほんの数ミリ上をたたけばゴロになり、数ミリ上になればフライとして上がります。

打つポイントがほんの数ミリ違うだけでまったく違ったストーリーが作られるのです。

ミリ単位でポイントをずらすなんていうのは人間業では不可能に近いので、時の運も出てきます。

バットを握り締めたとき、力が入りまくったらその分1~2mmくらいヒットポイントが上がります。

力んだらゴロになるというのはよく聞く話です。

野球を細かく分析していくと、本当に数ミリの世界の狭間で戦っているようなもので、この一挙手一投足に喜怒哀楽を詰め込む自分達も不思議なものです。

ピッチャーは希に見る報われない職業?

ピッチャーだって負けないほど「針に糸を通すようなポジション」です。

どんなに良いパフォーマンスというか投球をして、9回までゼロに押さえても、相手が点を取ってくれなかったり、たった一回の失投を捕らえられればそれで負け投手となります。

毎回野手が点を取ってくれるという保障はありません。

どんなに頑張っても一球に泣くことがあります。そんな時、ピッチャーって本当に損な仕事だなと思います。

他の仕事やポジションと比べてもダントツでこの喪失感は感じます。

それなのに肩や足腰のケアや、マウンドで一人立ち続ける上でのメンタル面での強化なども必要で、なかなか厳しいポジションです。

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監督は強心臓でないと勤まらない!

そしてチームの顔でもある監督さん。一番タイトなポジションではないでしょうか?

何しろ、采配だけでなくチームの成績の全責任を負うという任務もあります。

成績が悪ければ叩かれます。人気チームでは賞賛もさることながらバッシングもすさまじいです。

僕は阪神タイガースのファンなのですが、監督の叩かれようの凄まじさに気持ちを痛めたことがありました。

当時監督をされていた和田さん

特にすざまじき事バッシングの嵐は、ある試合に起きた事件が引き金でした。

後にその試合は『松山の悲劇』とか『松山の喜劇』なんて言われて語り草になっていますが…

どんな悲劇かは、映像を見てもらったほうが早いと思うので、こちらをどうぞ!

松山の悲劇

松山の悲劇とは、2012年7月3日火曜日、愛媛県松山市の松山坊ちゃんスタジアムで行われた阪神タイガース×広島東洋カープ戦の9回表に起こった出来事のことです。

この試合は応援に行ってました。

座席は一塁側スタンド。ホーム側です!

しかし試合終了直前からの逆転劇…この悲劇の後、ファンの怒りが一気に和田監督に向けて発せられたのです。

僕が背中越しに聞いたヤジを書いてみます。

TORA FAN
『和田殺す!クソ采配ばっかしやがって!!』

『和田!お前もう生きて松山から出られると思うなよ!』

『和田出てこい!今すぐ俺らに詫びろ!土下座しろォ!!』

『和田辞めろ!消えろ!ボケェカスー』

『お前もう松山二度と来んな!』

『監督即辞めてまえー!!』

『全部和田のせいや!辞めてまえ!』

とにかくファンの怒りは最高潮で、怒号とジェット風船が飛び交う球場へと変わりました。

それを一心に受ける監督…

他の球状でも負ければこんな罵声吐かれてるかもしれないと思うと、プロ野球の監督というのは、精神的(メンタル部分)な点でも数倍強心臓で肝がすわってないとこなせないとつくづく感じました。

ファンの期待と歓喜と怒りを一心に受けて、なおさら勝利に結び付けていくための采配を振るい続けていかないといけない監督業は、並大抵のメンタルでは勤まらないと思います。

サラリーマンがなんか仕事が上手くいかずに鬱状態になるのとはワケが違います。

ちょっとダメだしされて、涙目になってる場合じゃないです。

もう和田監督の心臓は剛毛で覆われてるんじゃないかと感じましたし、それくらいでないと監督として任期を全うする事は出来ません。

金本監督も2018年で無念の辞任という形になりましたが、ストレスと恋人になるくらいの覚悟が無いと体が持ちません。

そいういう視点で見ると、プロ野球の監督業をこなしてきた全ての方を心より尊敬します。(特に巨人と阪神!)

現在、阪神タイガースは金本監督が辞任してフロントや構成部が混沌としていますが…。

kanesan

是非阪神タイガースの監督をされる方はメンタル面にも気をつけて頑張ってほしいものです。

今回も、野球の変わったミカタ。 読んでいただきありがとうございました。