愛媛から広島まで瀬戸内海を渡る自転車旅行~3日目(最終日)
ママチャリで走る、瀬戸内自転車旅行。ここまでの行程は
こちらの記事をご覧下さい。
ママチャリで愛媛県新居浜市をスタートし、しまなみサイクリングロードを経由して広島市内までの往復旅行。
最終日となる帰りは、今治市までのルートで見た素敵な観光スポットをお伝えします!
これからしまなみ海道やその近辺の離島を観光してみたいと思っている方にとって、参考になれば幸いです。
そして読んでくれている皆さんに少しでも魅力が伝われれば、チャレンジした自分としても嬉しいです。
竹原市からのスタートで、まず「大久野島」へ
この日は竹原市からのスタート!
旅初日の反省を活かして早めに出発しました。
そしてこの日はまずどこへ行くか決めてました。
それは忠海の港から行ける離島「大久野島」
別名ウサギの島とも呼ばれていて、島内のあちこちでウサギがいるということでテンションは上がりまくっていました。
というのも僕は「二兎を追うものは兎好き」(?)という言葉があるくらい兎が大好きなんです。
こんな島があるのか~ということで、ホームページを見るだけで感動したくらいです。
あらかじめメモしていた朝8:30の便で「大久野島」へ向かいました。
ちなみにこの「大久野島」から「大三島」の盛港までフェリーで繋がっています。
しまなみサイクリングコースには入ってないのですが、島の暮らしや文化を見て回るには丁度いいということで、このコースをチョイスしてみました。
もう到着前からワクワクしていました。
(ウサギは別に好きじゃないって人も、まぁ見て下さい!)
ウサギの島「大久野島」の魅力は語るより写真のほうがずっと伝わると思うので、リラックスしながらご覧下さい。
自転車を少し進めては、道行くウサギにエサ与えていきました。
この島のウサギ達は処世術をマスターしているのか、人間の姿を見ると逃げるどころか近づいてきます。
エサをもらえる事が分かっているようで、僕みたいなゴツいガタイしていても問題なく、ひざの上まで上がりこんでエサをねだってきます。
もう、萌えてきます。
この島にはウサギの餌が売ってないので、忠海港の窓口などから餌をあらかじめ買っておいて島へ乗り込む形になります。
なので「大久野島」に入る前にウサギの餌を買っておくのは鉄板ルールであります。(キリッ!!)
とにかくかわいいウサギと朝日の中、サイクリングを楽しみました。
しばらく進むと、昔戦争で使われていた砲台の跡がそのまま残されている施設がありました。
これも貴重な重要文化財ということで、説明書きと共にしっかり残されています。
戦争時代の現状をしのび、気分が落ち込んでいるところへひょっこりウサギが現れるというこの計算された(?)バランスは、絶妙に感じました。
また、頂上までの道がいろんなルートに分かれていて、道によっては面白いコースになっています。
もちろん、頂上ポイントでもウサギが出迎えてくれます。
島は自転車を使えば40分くらいで簡単に一周できます。
ただ何度も立ち止まりながら砲台跡を見たり、ウサギの相手をしていたので、あっという間に3時間経ってしまいました。
このままでは昼になるということで、港で出向寸前までウサギと戯れながらこの島を後にしました。
ウサギが好きな人なら一日中居ても飽きないサファリパークです。
しまなみサイクリングロード以外の道も意外と穴場
連絡線をつたい、「大三島」の盛港へ
ここから島を東側の海沿いにつたい、しまなみサイクリングロードへ合流します。
途中しまなみ海道のブランドとも言えるミカンジュースの販売をしている製造所を見つけました。
写真をおさえてないのが残念でしたが(スイマセン!)ゼリーなどをお土産に買わせていただきました。
場所は大三島にある道の駅「多々羅しまなみ公園」の前くらいでしょうか。
観光や休憩の拠点「多々羅しまなみ公園」のページはこちら
産業なども含め、地域の暮らしの一部を見ることが出来ました。
その後「多々羅しまなみ公園」で食事を終え、伯方島~大島へ
この時点でまだ時間に余裕があったので村上水軍の博物館を経由して帰ることにしました。
サイクリングコースをはずれ、49号線を走ります。
この通りが民家が立ち並び、港や魚加工場などがあり一番生活感のある町ではないかと思いました。
(まだ全部の島の町を見てないので、何とも言えませんが…)
村上水軍は知る人ぞ知る、信長軍も打ち破った海軍の猛者の集まり。じっくりその歴史に触れたい!
…しかし、実にリアルな話なんですが、この日は定休日で閉まっていました。
これは「次また来い!」というメッセージだと受け止めてこの場を後にしました。
海岸線の道はある意味インパクト大!
この後、サイクリングコースの317号線に戻れば普通に帰れるのですが、来た道を戻るより他のルートも回ってみたいということで、海岸線の49号線を自転車で進むことにしました。
民家が並んでいて、小さな港が連なる道…
漁業網やタコツボが干してあるのを見るとなんだか生活の様子が垣間見えて嬉しくなりました。
途中、島ならではのお洒落なカフェがあったり…
妙な民宿を見つけたり…
…と興味深いものは沢山ありましたが、だんだん道が険しくなり、結果的にかなりキツい道のりでした。
アップダウンがきつくて道も細いので難儀しました。
バテバテになってきたところでやっと今治市へと続く最後の橋が見えてきました。
この時午後3時過ぎ。
思っていたよりもかなり時間かかりました。
道の駅によってみたら何台かキャンピングカーが…
僕もキャンピングカーを買って日本を気兼ねなく回ってみたいなとほのかな夢をいだきながら…夕日に染まる橋を渡っていきます。
渡りきった時刻は午後4時過ぎ
ゴール地点がある新居浜市まではまだもう暫くかかりますが、瀬戸内海を横断する自転車旅行・しまなみサイクリングツアーは無事終了しました。
帰りは今治市内のB級グルメ「今治焼豚玉子飯」を堪能。
…多分今治市の方でこの店を知らない人はいないんではないでしょうか?
とにかく美味かった!
余談ですが、自転車をこぎ続け、新居浜市にやっとの思いで帰り着いたのは夜の10時過ぎでした。
道は暗いところと明るいところの差がけっこうあって、そのため一気に暗くなって段差に気づかなかったりする事もあります。
夜間は国道であっても気をつけて進まないと危ないです。
自転車でも何かと気はつかうし、やっぱり疲れます。
また行きたくなる「しまなみ海道」の情報共有をしませんか?
3日間の旅……長文になりましたが、今回のチャレンジ記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
旅のイメージは何かつかめましたか?
村上水軍博物館など今回は残念ながら回れなかったけど、他にもしまなみ海道の各島には有名な観光地や秘境が沢山あるんです。
また時間とって、車や自転車で島々を回ってみたいものです。
…でもやっぱり自転車がいいかなー。
僕は、またしまなみサイクリングにチャレンジする気満々なので、もし読者の方で、「ここは行っといたらいいよー!」という場所があれば是非ともメッセージ下さい。
是非取材させてもらいます。
歩き旅に関する質問や相談は何でも受け付けています。
件名に【しまなみサイクリングについて】と入れていただけると有難いです。
▼最後に、今回のチャレンジを終えて要点を総括したページを紹介
コメントを残す