鳴り物入りでアニメ化された衝撃作
この度は閲覧いただきありがとうございます。
周作(x.com/DarvishShu)です。
今回レビューを書くことに“挑戦”しようと思ったのが『タコピーの原罪』という作品。

タイトルに入っている原罪(げんざい)という言葉がなんとも言えないカラーを出しています。意味は調べてみたのですがしっくりする答えにたどり着けませんでした。


時代は変わってしまった…でも…
全て視聴を終えた後、心に重い余韻が残り、一言では言い表せない感情になります。
その「言語化できない感覚」こそが、この作品が描こうとした「コミュニケーションの断絶と困難さ」をそのまま受け取っているからではないかと思うのですが…

とにかく「少年ジャンプ+」で連載が開始されるとSNSで偉い話題になり、閲覧数も凄い事に。
その事を実証するように「この漫画がすごい!」の部門で上位に選出。
「やばい」とか「すごい」というレビューが飛び交い衝撃作と言われている。

そして視聴した人たちのSNSは、今の気持ちをどう伝えたら良いのか分からず「ヤバい…」とか「エグってくる…」みたいないまいち分からない言葉で埋められていました。
確かにこの作品は言語化が難しいです。

人間関係のままならなさ
国内外ですさまじい反響を呼んだ衝撃作品…
▼オープニングだけ見てもまだホンワカとしたものしか感じられないと思います。
でも視聴していけば明るみになる凄惨な現実(いじめ、虐待、家庭崩壊)。これが可愛らしいキャラデザとのギャップを感じて心が追いつかなくなります。


しかし人間をよく理解していない宇宙人・タコピーが善意で状況を動かそうとするたびに事態が悪化していく皮肉がなんだかやるせなくなります。
会話(感情をモロにだした怒鳴り合い)をしているシーンを見て、喜ぶタコピー…これは救いが無い…

相手を理解しているつもりで、実は自分の価値観を押し付けているだけっていう人間関係ってよくありますよね。

他にも「登場人物全員が誰かの被害者であり、同時に誰かの加害者でもある」という構造も辛い。

当然、犯人探しをしても解決しない。

ちょっと抽象的な言い方ですが、出口のない閉塞感に胸を締め付けられるような感覚でした。

BLACKドラえもん
SNSではこの作品を「ドラえもん令和バージョン」という例えで発信している方が居ましたが、確かに頷けます。
ドラえもんみたいに奇麗に美しい物語にはならないんです…今の時代は……
あんな見せかけだけのハッピーエンドよりも私たちが生きる世界はもっとシビアで残酷なんです。
これが今のドラえもんのあるべき形…みたいな…
それくらい今の家庭環境や学校というのは荒んでいるのだろうか…

昔はまだ辛かったとしても受け止めてくれる人がいた…皆で助け合ったり補い合ったりした…でも今は何なんだ…
この世界が地獄みたいになっていく…
そこにタコピーが“原罪”というものを投下するのです。

これを『絶望』と見るか『希望』と見るかは分かれるところでしょう。
そしてラスト終着点をどう見るか…

海外からも大きな反応が…
家庭問題は日本特有のものなのかと思っていたのですが、海外からの反響もすごかったようです。
「最も陰鬱な傑作の一つ」と評されていました。
作画や技術面でも評価が高く、声優の演技力と表情がキャラクターの悲劇性を高めていてとても伝わるものがあるようです。

成長の物語だという前向きな意見もありましたが、周囲の環境は何も解決していないので自分達でどうあるべきかを考えていく必要があります。また今作を通して考えるきっかけになればと思います。
実体験や身近な問題として増えていかない事を願ってやみません。
親!あなたたちの不満は回りまわって子ども達にしわ寄せが行くんやからしっかりしようや。己自身で解決できる強さを持て!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

























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