感想「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」頑張れ外野や背景達!

表情に出ない異色のヒロイン登場

この度は閲覧いただきありがとうございます。

周作x.com/DarvishShu)です。

ラブコメは本当に色んなタイプがあり、毎年視聴者を唸らせるような作品が公開(オンエア)されています。

万人に認知されているテーマ…ラブコメ。そんなニッチなテーマだからこそ作品のどこに一癖を加えているのかは気になるところです。

まぁキーとなるキャラはだいたいヒロインなのは共通していますが。

2026年はじめに視聴をしてみようと思ったのはこの作品『顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君』

タイトルを読めばもうキャラの特徴が分かるという親切設定です。

今回はこの作品のレビューを書かせていただきます。

単調な学校生活の中で光る部分もあったので、視聴した事がある人もない人もお付き合いいただければ幸いです。

まずはOP映像です。





背景を使って感情を表現

まず作品を視聴する前にヒロインの“魅せ方”は大体想像ができたので答え合わせをしてみました。

“顔に出ない柏木さん”という分かりやすいタイトルなので、恐らく彼女の背景を使って彼女の感情などを表現するやり方を使うだろう…

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
この辺はまぁ順当に当たっていました。っていうか作画コピペしてるんと違うんか?

表現が分かりにくい時はテロップをつけたりして、彼女独特のカラーを出しています。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
それにしても金太郎飴みたいに変わらない表情…
トランプでも商品化したらいいのに…と思ったりしたのは自分だけではないはず。

もう一つは、表情が出にくいからこそ誰かがそれを引き出そうとする。そんな外野が彼女を盛り上げるパターンになる…
©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
この流れもおおむね当たりでした。

でも彼女はきちんと自分の意志を持っているので「自己主張したほうがいい」というツッコミはありませんでした。

とにかく寡黙なヒロインの魅力を伝えるために周りのキャラが引き立てます。

その筆頭が、男子生徒の太田君。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
「からかい下手の太田君」という感じでしょうか。

タイトル通りすぐ顔に出るので、始めの方は雑魚臭がしていましたが、柏木さんを意識するようになってからは少しづつ自我というか相手を思いやる気持ちを出して男らしい部分も見せてくれます。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
さすがにヘタレキャラでそのまま終わったらダメだろう…作品の不快部分になってしまう…と感じていたのでヒロインの引き立てとして最低限の仕事はしたかなという感じです。

柏田さんもこっそり気味ではありますが表情を出すようになってきます。このトリガーは太田君なのでしょうか。

どう感じるかで印象も変わる

中学生が織りなすラブコメを、結構年齢の離れた自分が視聴してみようと思った理由は、今回のヒロインは“どんなヒロインなんだろう”という好奇心から。

ラブコメはヒロインの魅力が大きく作品の出来に左右します。9割くらいといってもいいかもしれません。

柏田さんはまだ中学生ということで、美的な部分や色気の部分の戦闘力は低いです。そこを分かっているうえで(?)彼女なりにどう活路を見出すのかというのは注目していました。なにしろ物静かで表情が掴めないのです。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
絶えず笑顔を振りまくアイドルのようなタイプと真逆の立ち位置にいます。

でもそこは周りのフォローによってうまく彼女のキャラが活きていました。周りとのつながりがあってこその柏田さんという感じです。

1個人が強烈な魅力を放つという感じではなく、周りとの関係性で魅力が引き出されていくような感じでしょうか。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
ここで少しネタバレになりますが、物語の途中…柏田さんがまだ幼稚園の頃のエピソードが入ります。

そこで出会った友達の女子達が柏田さんはあまり表情を出さないから絡みづらいということで、次第に彼女を敬遠するようになります。

でもクラスメイトの太田君や田淵さんは全然違った。

太田君は面白い奴だと思って色々と必要以上に絡みだすし、田淵さんはそんな無口で物静かな太田さんをカワイイと感じてファンになったりしてます。

そんな流れで太田君達のグループと自然と絡むようになっていきます。

柏田さんは確かに自分から話しかけていかないし万人に好かれるようなキャラじゃないけど、気に入ってくれる人もいるのです。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
相手をどう捉えるかで付き合い方も変わります。

そして付き合っていくうちに相手の魅力も分かってきます。

だからまず相手に対して「こいつは喋らないし絡みづらい」みたいなレッテルを張らずにニュートラルで接してみればどんな人とも分かり合えるのではと感じます。

全部を分かり合えなくてもいいのです。

確かに柏田さんは癖がありますが、ちゃんと分かってくれる人もいるって事。

しかし普通ヒロインの魅力というものは視聴者が感じ取る所なのに、分かりづらさのあまり誰かが解説するというのも変な話です。

実際口元や眉毛などを注意深く見てたのですが分かりませんでした。背景の感情描写頼みになってしまいます。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
そこがこの作品のポイントでもあり魅せ方でもあるのですが…

鉄板イベントをこなしていく中学生共

ラブコメという方向に寄り過ぎず、それでも色々と学校の鉄板イベントを消化していく柏田さん達。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
ちょっとだけ盛り上がりを見せてくれますが大きな進展(?)は無し。

見ててもどかしいと思う視聴者もいれば、平和でほんわかすると思う視聴者さんもいると思います。ただ、なんだかんだ言っても彼らはまだ中学生。

“イベント”を求めすぎてもいかんように感じます。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
最終話に向けた落としどころなんて考え過ぎず、ゆる~く見れる作品でした。

退屈だと感じるかもしれませんが、柏田さんのお兄さんはとてもオリジナリティがあって面白いので見てみるのをお勧めします。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会

なんでそこでパンチを出す?

怒っている時も悲しんでいる時も殆ど表情に出ない柏木さんですが、彼女の心理状態がいまいち分からない時があります。

エンディングのVTRを見ていて感じたのですが、どこか心の中にフラストレーション貯めてんじゃないかと…

曲と共に可愛いダンスを披露し始める柏田さんですが、ダンスの途中でいきなりパンチを連打しはじめます。

この子はポーカーフェイスの裏でなんか闇を抱えているのか?と、ただのエンディングVTRなのに妙に印象に残ったシーンでした。

この子は雀士とか向いてるかも。

将来はポーカーフェイスを活かした仕事で活躍してほしいものです。

©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。