感想『ゾン100』したいこと100個実際に書いてみよう

最高に分かりやすい実践型自己啓発アニメ

今回紹介させていただく作品は『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』

ゾンビになっちゃうの?という不安感はありますが、1話目の世界観からフルスロットルなのでまず見てみてください!と感じるのが正直な所。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
この作品から溢れるパワーを感じます。“てめーら悔いなく生きろ!いつ死ぬか分かんねぇんだからよォ!”と腹の底から怒鳴りつけられているような感覚になります。

レビュワーの皆さん 閲覧いただきありがとうございます。

周作x.com/DarvishShu)です。

今回は是非このパワフルな作品“ゾン100”のレビューにお付き合いください。

この作品は当初放送時期が伸びたりして、リアルタイムで視聴していた方からしたら少し肩透かしを食らったような盛り下がった気分になった人もいると思います。

それでも作品内からは、流されるような生き方に対して強烈に劇薬を入れ込まれるようなエネルギーを感じまたのでレビューして皆さんとシェアしたいと感じました。

宜しくお願いします。

ちなみにゲーム“バイオハザードシリーズ”の世界観を知っている方が、よりこの世界観に入っていけますし楽しめます。

余談ですが、この作品の各話のタイトルデザインがバリエーションも多く、なかなかカラフルなデザインで目を惹くものが多いです。一部を掲載します。

この絶望を全力で楽しめ

まず、今の社会人にはこのアニメ色々と心に刺さるのは間違いないです。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
序盤少しネタバレしますが、主人公の男の子は希望を胸にとある会社に入社するのですが、そこがブラック企業なのです。
©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
言い直します。バリバリのブラック企業です。
©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
そこで家畜以下の作業を強いられ、身も心も崩壊されてしまう所から第1話が始まります。

ここの会社で怒鳴られながらも必死に働く姿を見ながら涙流す視聴者…いたんじゃないかというくらいの絶望感丸出しの社会人生活。

しかしとあるパンデミックみたいな事件から、主人公以外の人間がゾンビという名の生きるしかばねになります。

設定としてはゾンビになった人は見境なく人を襲い、ゾンビ化していきます。

絶望的な世界となっていくのですが…とうの主人公本人は…ゾンビだらけの絶望的な情景を目にしながら涙を流すのです。嬉しさ故…

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
「もう働かなくて良いんだ~」
©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
なんかこの主人公の絶望の中から沸き上がる言葉と姿に強烈に胸を締め付けられ、心を持って行かれました。
©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
そしてこれからの彼のいままでの辛さを真逆にしていくような人生に寄り添いたくなってきました。

視聴決定の瞬間です。





その後、わずかな生き残りを見つけて皆でゾンビだらけの難局を乗り切っていくのですが、それらのエピソードも素晴らしかった。

奴隷マインドが抜けきれずに、とある言葉がきっかけで思考停止してしまう主人公の苦しみなど、今まで苦しい社会人生活を送ってきた人間からしたらたまらなく共感できるシーンがとても多いです。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
そのためかなり感情輸入して見れるのではないかと思います。

主人公だって社会人となった時は希望に胸を躍らせていたわけです。

そう…希望はあった。

あの時から…あの頃から描いていた希望や願望を実践するためにまず手始めにやったこと…

それがこのタイトルにもある“ゾンビになるまでにしたい100のことを書き出してみるワーク

そしてそれぞれのミッションを具体的に頭で思い描き、実践していく。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
これが他の作品の他との差別化になっています。

決してバイオハザードのようなゾンビだらけの世界を生き延びていくだけの物語にはなっていません。

そして絶望的な状況なのに、なぜか希望が湧いてくる変な感覚になります。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
…実は実際にこのアニメを視聴し終わった後、自分も“したいことリスト100”を書いてみました。

すると実に頭の中がスッキリします。

皆も書いてみませんか?意識が変わるとまでは言いませんが、自分の考えを少しだけ俯瞰して見つめられうようになります。

それに“死ぬまでにやりたいこと100”を実際に書いて見つめていると、頭の中で“実現のためにはどうすればいいだろうか”と勝手に考えてくれるようになります。

紙に自分の思考を書き出すというのは、自己啓発ワークとしても非常に良い手段だというのは色んな書籍でエビデンス(証拠)として紹介されています。 

だからまず、やりたいことを書き出してみましょう。誰かに見せなくてもいい。自分に見せてあげて下さい。自分の心の底から感じていた“インサイドヘッド”を。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
 そう考えると、この作品はゾンビという媒体を使った自己開示セミナー初級編みたいな感じもします。なんやらうさんくさい言い方ですけど、こうでもしないと人は日々の忙しさや簡単にドーパミンを放出してくれる娯楽の方についつい流されて、自分の本当の気持ちと向き合うという人生においても大事な作業に取り掛かろうとしません。

「あなたはどう生きたいのか?この人生で何がしたいの?」

それをてっとりばやく見える化するためにも100個書き出すのは良いワークです。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
会社から解放された主人公の表情は、一時的に曇るストーリーもありますが、本当に活き活き描かれています。

これをフィクションの物語だとかたずけてしまうのはもったいないです。

あなたは彼を見て、どう感じますか?何を始めますか?

僕は日本全国を歩きのみで旅してみたかったので、敢行しました。映画だって作りたい。

プロットを小説投稿から始めていますが、100個書き出すことをあの時しなければこんなことやってなかったでしょう。

おそらく自分のやりたいことが明確化されないまま人生を過ごしていたのではないかと感じます。…それが駄目な事とは言いませんけど。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会




自分を生きていかないと楽しくない

振り返ってみても1話目のエピソードというか導入部分がインパクト大でした。

ブラック企業で努めるとあんな感じで、精神も体力もボロボロにされてしまった挙句、正常な判断も出来なくなります。

上司の洗脳トークでいとも簡単に操られてしまう主人公をアニメという媒体で俯瞰的に見ながら“やっぱり自分で決める事は色々面倒な事もあるけど、自分の人生をきちんと生きていかないと人に流されて地獄みたいになる”というのを感じました。

だから若年層の方に…新社会人には忙しくてもこのアニメ“ゾン100”をお勧めしたいです。

女性キャラも出てくるのですが“~すべき”という言いつけに縛られて生きてきたことによる生きづらさを抱えています。

これもゾンビの居ない私たちの世界だろうが“あるある”なケース。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
でもそんな“~すべき”や“~でないといけない”という鎖を断ち切って自分の人生を生きる選択ができるのも自分なのです。

学生や社会人はまだまだ世間を知らないし不安だらけな所があります。選択しようにも足がすくむことがあるでしょう。

でもまがりなりにも自分の中の行動規範を作りながら“自分を生きる”事を選択していかないと、人に流されてばかりの人生になります。

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
実際に社会人のおっさんやおばさんを目にした時、他人にばかり期待して自分の人生を生きれてないな~と感じる事は多々あります。

そしてそう言った方の表情は総じて明るくありません。湿気っぽいツラ…“シケ面”をしています。

そんな大人達を“ゾン100”の作品を通して知れたわけだから、あなたはあなたのやりたいことを周りに影響されることなく100個、淡々と実践していってください。

自分もやりたいことをまさに今実践中です。こちらは応援いただければ幸いです。

 このままの日本に危うさを感じ、自分にも出来ることはないかと思い立ち『この世界情勢が危うくなっている昨今、日本人に今一度誇りと気概を持ってほしい。そして平和の為に日本人としての役割を考えてみようよ!』というテーマを根底に込めたエンタメ小説を執筆しています。映画を作ることが自分の目的です。
©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。