どういうスタンスで見ればいいのか戸惑った作品
レビュワーの皆さん 閲覧いただきありがとうございます。
周作(x.com/DarvishShu)です。
『けものフレンズ』………この作品は視聴者レビューでやたらと絶賛されていたのが気になったから見てみたという流れです。
実際『けものフレンズ2』は非常に酷評されていましたが、こちらの作品は実際にかなり人気が高かったです。
そんな中、AbemaTVで放送されていた時期があったので、視聴させていただきました。
予備知識無く視聴をした人間だったので、まず初めに気になったのが世界観。
ゆるくCGを使いながら擬人化した動物との交流を描いているのですが、なぜ擬人化?
そしてこの物語内でオスはどこにいる?
……など疑問点が次から次へと出てきました。
それでも大好評だったこの作品。
レビューさせていただきます。
フレンズとは?
あまりにも不明な点が多かったので、一度アニメのHPを閲覧してみました。
他に感じたのは、日本全国の動物園とかがもっと子ども達に動物園に足を運んでもらいと思って出資金を募り、こういうアニメを企画的に作った…そして子ども達に向けて全国放映した…かわいい擬人型の動物達。子どもにも分かりやすくて動物園の関係者からも広報活動でプッシュされた……だから人気が出た。
だって、30~40代の人間が見るアニメとしてはあまりにも平和でのんびりした作品なのです。
それでも見てく中で、各アニマルキャラ達のぬいぐるみやグッズなど二次商品が売れているという事実から、なじみやすいキャラクターが子ども層にウケたのかなと感じるようになりました。
…しかしです。
先ほども書いたように、オスが居ない世界……過去に一体何があったんだという所は気になり続け、それで最後まで視聴をしていきました。
でも最後までそんな闇の深層みたいなところには触れず、終始和やかなフレンズ達の交流を描いていました。
これは完全に子ども向けと割り切ってみた方が良いのか…
あまりにもメディアで絶賛されていたので、ほのぼのとした世界の中に隠された何かがあるのかも…と気を張ってみていたのですが、難しく考え過ぎたのかもしれません。
擬人化とはいえ、動物は見ていて癒されますしね。
“かわいい”は保護色。
どうしてこうなった?
動物が人間の姿をした「フレンズ」と呼ばれる少女たちが暮らすサファリパーク型動物園「ジャパリパーク」
基本的にみんな優しくて思いやりのある子ばかりです。まぁ女ばかりの社会だとこうはいかないんですけど…
そんな大人の事情抜きに、深く考えることなく見れば心ほっこりするのではないかと思うのですが、その続編『けものフレンズ2』が真逆の評価を得ているのはまた不可思議なところです。
物語の流れもなんだか違うし…
1の主人公兼視聴者目線のガイド役みたいなキャラ「かばんちゃん」が居ないのと、その理由がよく分からない事。
ぬいぐるみ関係のグッズをはじめ、色々と人気が出て反響もあったのに2で台無しにしてしまった感があります。
視聴者の想像に任せますというところなんでしょうか?
いやいや、あまり考えずに緩く見れる作品にそんな課題をふらないで欲しかった。そしてそれは他の視聴者さんも同じことを感じていたようです。
最後まで視聴してみたのですが、「え~これで終わるの?」という終わり方でした。
“1”の放送後、多くのファンを獲得し、「けものフレンズ」という大人気コンテンツが生まれたばかりだったのにあっという間に収束させてしまった感があり、残念な気持ちです。
何年籠に“あの頃”を振り返りけものフレンズをもう一度見返すような層がいたかもしれないのに。
1990年代に爆発的に流行ったポケモンみたいなポテンシャルもあったし、全国の動物園とコラボさせたりして発展の仕方は色々あったと思うだけに。
そこには世界中の動物が集められ、研究・飼育が行われていました。
ところがある日、神秘の物質「サンドスター」の影響で、動物たちが次々とヒトの姿をした「アニマルガール」へと変身!

©けものフレンズプロジェクト
いつしか彼女たちは“フレンズ”と呼ばれるようになり、ジャパリパークの新たな主として、にぎやかに暮らすようになりました。