“サラダボウル”とは上手く表現したものだ
岐阜県には行った事ありますか?
電車で通過するのではなくゆっくり滞在したかどうかという意味です。
実は2024年、個人的に岐阜観光に行ってきました。そのお目当ては長良川国際会議場とイカした外観の図書館。
図書館は“みんなの森”という名前でとてもお洒落な場所でした。これはこれでお勧めです。

そこで感じた事、岐阜市内を実際に歩いて感じた事と含めてレビューを書かせていただきます。
この度はレビュワーの皆さん 閲覧いただきありがとうございます。
周作(x.com/DarvishShu)です。
まずは岐阜のPRを兼ねたオープニング映像をどうぞ。
原作公式サイトも見やすくてお勧めです。
岐阜でなんかヤバい事をやってるんだが
物語の舞台は勿論岐阜。
でも岐阜の魅力を伝えるというよりは、何かヤバい事している人のすったもんだ劇場みたいな話でした。
生きてたら色んなことがある…とはいえ“この部分掘り下げていっていいのか?”
結果岐阜の治安って大丈夫なのだろうか?と感じる始末。
パチンコのホンモノ大アタリ画面を入れ込んでくるのはなかなかぶっとんでいます。
異世界から日本にやってくるという設定はファンタジーなのですが、日常に起こってる問題は何だかえらくリアルなんです。
ですので終始展開が読めませんでした。
これは群像喜劇と言えるのか?
ゆるいコメディー…とも言い切れないし。
また“岐阜の魅力を伝える”という意図で作られたのだとしたら少しPRとしては弱いなと感じます。この物語のゴール地点が見えてこなかった感がありますし。
リヴィアさん…なんで武士言葉やねん。
プリケツとか名前が直球やねん!
異世界人にいきなり異国(ある意味)の社会問題に直面させるとか何を考えているんだ。
これは移住者に向けた警告なのか?!
展開が色々せわしなく変わっていく作品のうえ、軽いな~と感じたり重いな~とアップダウンの激しい物語でした。
原作はまだ続いているようなので、アニメの終わり方は一端の着地という感じでしょうか。
2つのストーリーの中でとりあえず日本にはなじんでくれたという点は達成したかと。
そしてセンシティブな部分を入れ込んだことに対する賛否も出てました。
でも当時の放送枠が深夜だったようで、深夜アニメならこれくらいの塩梅でいいのでしょうか?
リアル岐阜の街並みを見て
アニメを視聴してみようと感じたきっかけの岐阜観光。
実際に行ってみれば、岐阜城へのバス券にロープーウェイチケット付きのものがあったりと、便利。
四国出身の自分から見ればここは名古屋のベットタウン的な位置になるのかなと感じていたので、町の盛り上がりは期待していました。
しかし盛り上がっていた所は住田町1丁目付近だけで、図書館へ行くまでの間には広くて長いアーケード街が網の目のように広がっていたのですが、驚くほど人通りが少なかった。
商店街を通ったのは、金曜日の夕方と土曜日のお昼時。みなこの繁忙期にも関わらずどこに行ってるのだろう…愛知の名古屋の方に人が集中しているのだろうか…
岐阜市では一番の街なのにえらく寂しいなぁというのは第一印象として残ってしまいました。露店の方が目立つほどです。
アーケードに隣接してあるお店などを見ていくと、昔は栄えたんだろうなという印象はあります。(柳ケ瀬通り付近)
初岐阜ということもあり、色々とくまなく歩いてみたのですが、圧巻の景観を誇る岐阜城はこの町のアイコンとして機能していますが、それ以外の店舗はやや元気が無いようです。
でも都会のように人が多すぎる所よりもある程度人がまばらなトカイナカみたいなところが好きな人がいてもいいように感じるのですけど、どうしても名古屋市内に密集しているのかなぁと。
もっと若者が気軽に寄れるスポットを。
アニメはどちらかと言えば若者層の方が視聴者が多いと思うので、この作品で岐阜に興味を持ってくれた若者達には町の色んな魅力を見せてあげて下さい。
変人のサラダボウルとまではいかなくても、色んな人がいて賑わって楽しい場所なら人は集まります。
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