感想「ダンベル何キロ持てる?」まずあなたは食べ過ぎだという件

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。

今回は筋トレの重要さを説いた(?)作品。

筋トレは心身共に健康にしてくれます。

筋肉つくとなんだか自分に自信が持てます。筋肉に関しては様々な名言があります「筋肉は裏切らない」

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム

他にも、先日旅をしていたら、やたらと各駅前にチョコザップとかいうトレーニング複合ジムが出来ているのを見ました。

見た目も良くなる「筋トレ」を通いやすい場所で良い習慣で続けていきたいと思う現代人は多いと予想できます。

そしてそんな筋トレブームを後押しする作品がアニメでも放送されていました。

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
オープニングの曲がとにかく有名で、そこからこの作品を知ったという方もいる『ダンベル何キロ持てる?』という作品。

レビューを書いていきますので是非お付き合いください。





食べ過ぎが問題可決のカギ?

主人公のひびき(紗倉 ひびき)はちょっと太り気味なのを気にする高校生。

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
その彼女が筋トレ道(筋肉道というらしい)を突き進んでいく、少し青春のベクトルが違う方向に進んでいってるように感じるドキュメントとなっています。

序盤に彼女の食生活が顕わになるのですが、思わず突っ込みたくなる部分がありすぎました。

筋トレ以前に彼女は食べ過ぎなんです。

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
そして、お弁当紹介のパートでも、脂っこいものをこれでもかと詰め込んだ弁当を披露してくれるのですが「コレ食生活改善すれば解決してしまうんでないの?筋トレいらなくない?」と感じる始末。
©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
それでも体重計からの「警告!」の流れからトレーナーのイケメンさんに釣られる流れに乗って、ジムに通い始めることになるのですが……
©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
このジムのトレーナーさんも第2の主人公と感じるくらい面白いキャラになっています。

その辺は純粋に楽しんでもらえると思うので、是非本編を見てもらいたいものですが、筋肉が膨張したり収縮したりするので、『幽遊白書』に出てくる筋肉操作男「戸愚呂・弟」のキレイバージョンみたいな感じに仕上がっています。声優さんもノリノリで演じているようで。

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
笑顔が素敵ですが、もはや人間ではないように感じます。

ジムでトレーニングしている男性陣も中途半端な方がいなくてなぜか本格的に鍛えまくっている人ばかり。

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
そんな男性陣とヒロインたちが夕日をバックに対比した姿は違和感しか感じません。
©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
みんな筋トレするにしてもどこまで仕上げていくつもりなんだろう。

気が付いたら自分の体に酔ってしまい、ありえないくらい鍛えてしまいそうです。

屈強な男達はいらない

主人公のヒビキが筋トレ仲間を作っていくような感じで物語が進んでいきます。

バンド仲間を集めていくようなノリですが、バンドみたいにボディビルダーの大会みたいなのはあります。

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
でもそこにフォーカスしたものでなく、みんな(仲良くなった女の子同士)で筋トレしてみんなで健康にキレイになっていこう!みたいな流れで続いていったので、仲間が増えていくほかの作品のような流れとは少し違った面白さがありました。

でもこの作品の最大のミソは、主題歌と最後の一緒にやってみようのコーナーだと感じます。

まず、主題歌。





この作品が公開されたのは、2019年ですが、当時この曲相当流行りました。未だにカラオケとかで歌われている曲で、アニソンとしてはかなりヒット曲になりました。なによりメロディーが癖になります。

そして、もう一つが各1話を終えた後の最後の筋トレ実践コーナー。

話の中で、みんなで筋トレしてキレイになろう!という流れの中で次の話へ進んでいくのですが、せっかく作品を見てくれている皆も「見るだけじゃなく一緒に筋トレやってみよう!」とばかりに簡単でスペースをとらないストレッチを最後に教えてくれます。

一緒に秒を数えながらストレッチをやってみれば、なんだか見るだけでなく参加したような気分になれます。それにストレッチや筋トレを実際にやってみることで、多少なりとも筋肉のパンプアップを感じられて、充実感を感じられます。

見て、やってみて、体感するという流れが、ヒビキ達とこの作品に“体験入部”しているような気分になって良いかもしれません。

この子がやたらと筋肉に詳しく、ストーリーのサポート講師みたいな形で進めてくれます。まともな子かな…と思ったのですが、そうでもなかった。
©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
彼女らをストレッチのマスコットキャラとかにして、筋トレアプリとかに入れるとかすれば、彼女たちの応援ボイスなどを背に筋トレのノルマをこなしていける人が増えるかもしれません。

そんな事を考えていたのですが、実際にそこまでには至りませんでした。

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
せっかくアニメが終了しても筋トレ界(?)のアイコンになれたかもしれないのに…

でもこの時期はコロナで大変な年でした。コロナが収束するまではトレーニングジムも休業を余儀なくされてしまい、このアニメがジム利用者の後押しになることはありませんでした。

©2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
しかし、楽しみながら筋トレをするというアニメからの提案は非常に良い試みだと感じます。駅前にチョコザップが建ち始めたように、筋トレがまた健康面などで脚光を浴びるようになってきたら彼女たちが画面に登場する時が来るかもしれないですね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。