現代社会を視野を広げて紐解いてみよう 視野を広く持つ事の大切さ【後編】
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
視野を広く持つ事の大事さについて、前編でいくつか事例を挙げて紹介させていただきました。
※記事はまたリライトしていきます
詐欺師と呼ばれる「広い視点からあなたに対して情報操作、意識操作をしてくる人」からも身を守っていかないといけません。
でもそれは問題に対して対策をたてても「イタチごっこ」になるだけなので、結局は臨機応変に対応できるために広い視野で物事を判断する力を養わないといけません。
今回の記事の後編では、この現代社会を一つのゲームを通して客観的に見てみましょう。
ちょっとしたワークショップになっているので、皆さん真剣に参加してほしいです。
きちんとこのゲーム(ワークショップ)に入ってきてほしいのです。
そうでないと客観的に理解できないので。
ではいきます!
よろしくお願いします。
お金を作るワークショップ
実際に皆さんに参加(体感)してほしいゲームは、『お金を作ってお金持ちを競うゲーム』です。
※実際にとある専門学校でこのゲームが行われています
ルールはシンプルです。
そんなに難しそうなルールじゃないでしょう?学生の皆さんでも十分に理解できるものだと思います。
くどいようですがルールをしっかり覚えてないと“入って”いけない内容なので、もう一度ルールを確認しておきます。
ではゲームのスタートです!
制限時間は一時間!
開始のベルが鳴ります!
ルールにのっとったやり方で生産性を上げる
では今からあなたは、チームのみんなと協力してお金を作り始めていきます。
状況をテキストで書いていくので、順にイメージしながら読んでいってください。
さぁ、あなたは何位くらいになっているでしょうか?
順位結果発表です!
衝撃の結果発表とそこから見えてくるもの
各チームの順位が発表されますが、衝撃的でした。
愚直にお金を作り、出稼ぎにも頑張ってもらったあなたのチームはIチームということも交えて見ていただきたいです。
そして一位の発表。作った金額に驚きました。
しかし、ここで色々疑問が残ります。
Dチーム・Eチーム・Fチームの3組が最下位だったことはさておき、あれだけ時間をかけて『合計0円』とはどういうことなのか。
自分たちのチームだって、ハイスピードでお金を製造していたはずなのに、どうしてここまで大差がついたのか理解できないですよね。
Cチームの合計金額は、他の全チームの合計金額を足しても及ばないくらい稼だのは一体どんなトリックを使ったのか?ルールを破ったのか?…等
皆さんもこのゲームに参加してみると、こういった疑問点を抱くと思います。
順位の発表を終えてから、主催者がゲームの進行の様子を解説しはじめました。
まず、5~7位のチーム。
次に、2~4位のチーム。
そして驚異的にお金を稼いだ、1位のCチーム。
このゲームは現代社会の格差の縮図のようなものだと感じます。
ルールを作ったものが一番強いのです。
それがどれだけ悪いことをしているように見えても、ルールに違反していなければ取り締まることもできないわけです。
ゲーム主催者の言葉を要約するとこんな感じです。
今の格差社会を一つのゲームを交えて見るとこんな感じで理解いただければわかりやすいかと思います。
簡単に騙されないように、客観的に物事を見る視点は大切なのです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
記事が分かりにくいと感じた方はメッセージいただければ幸いです。
また、この記事は大人だけでなく学生にも知ってほしい内容でもあります。
SNS等を通して記事のシェアをしていただければ非常に嬉しいです。
開始と同時に、自分たちのチームには紙と鉛筆5本が配られた。
鉛筆だけでは正確な長さが測れないし、ハサミが無いと真っ直ぐ切り抜けないのでどうしようかと考えていると、Aチームから声がかかった。
『鉛筆2本とハサミを交換しませんか?』
なるほど、このゲームはきっと『周りと協力することの大切さ』のようなものを学ぶためのゲームなのか。
快く鉛筆とハサミを交換し、ついでに他のチームに行って定規もゲットしてきた。これでようやく紙幣づくりが始められる。
チームメイトの1人がひたすら線と文字を書き入れる。
自分ががひたすらハサミで切っていく役割。
しかしハサミと定規は1個づつしか無いし、鉛筆も交換したせいで1本しか残っていない。
なので、チームメイトの残り2人は手持ち無沙汰だった。
しばらくするとBチームから、『1分につき5000円あげるから、ヒマそうなチームメイトの2人をウチで働かせてよ』という提案があった。
なるほど!このゲームでいかに生産性を上げるのに必要なのは『どれだけ速く紙幣を生産するか』ではなく『効率的に紙幣を生産するためのアイディア』かもしれない。
結局ヒマそうにしているよりはマシということで2人にはBチームへ『出稼ぎ』に行ってもらうことになった。
残された自分たち二人、たまたま手先が器用だったため、猛スピードで紙幣を発行し続けた。
『出稼ぎ組』と『発行組』の二刀流で紙幣をどんどん発行していく…
30分ほど経って『そろそろ情報を解禁します。代表は一人づつ前に来てください』と号令があった。与えられる情報がチームごとに異なるのか、主催者は各チームの代表者にこっそり耳打ちをしていく。
僕の番になると先生は……『生ハムにクリームチーズ巻くと美味い』というどうでもいい情報をくれた。
せっかくの情報がハズレだったことに落胆しつつ、席に戻って再び紙幣を作っているとCチームの代表者がやってきた。
彼は『さっきの情報、こっちは当たりだったようだから10000円で教えてあげるけどどうかな?』と言ってきた。
まぁそれくらいだったらいいか…と思って1000円を10枚渡すと、かなり衝撃的な情報が飛び込んできた。
Cチームの代表者は先生から『後半10分で革命が起こり、1000円よりも500円の価値のほうが高くなる』と聞いたらしいのだ。
周りのチームを見ると確かに、慌てて500円を作っている生徒が何人もいた。なぜ『500円』なんて無駄な設定があるのかと思っていたが、こういうことだったのか…。
しかし疑問が残る。どうしてCチームは、価値が暴落するとわかっている1000円札と引換えに情報をくれたのだろう。
聞いてみると、彼は『価値が高いうちに1000円を集めて、他のチームから労働力を雇っておきたい』と言った。
こうして自分たちのIチームは大慌てで500円の大量生産体制に入った。
作りかけの1000円紙幣は全て放棄して、全身全霊で500円玉を作り続ける。
残り25分…20分……15分………10分…………となったあたりで教室に不穏な空気が漂い始めた。
そう…そろそろ革命が起こる時間…のはずなのだ。
しかし、先生から『革命が起こりました!』というアナウンスは無く、そのまま制限時間の1時間が経過。~終了
少しザワつく教室内。自分自身も『あれ?革命が起こったことは結果発表のときに言うのかな?』と不思議に思っていた。