相手と生産的な対話をするには  

相手と生産的な対話をするには
 ~当たり前の事ができなくなっている事例~

 
今回は、シンプルだけど驚くほど多くの大人が出来ていない事を紹介します。

人間関係を築く基盤のコミュニケーションの話です。
レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。

今から10年位前の話になります。

僕はよく、人に「話を聞いていない」と指摘をされました。

そういうことを言われるということは、結局相手ときちんと対話ができてなかったと言うことです。

それ以上でも以下でもないです。

しかしまだ幼かった自分は、言われたらムッとしてどこかで納得してなかった………

でもある時、「聞けてなかった、受け止めてなかった」ということに気づき、そこから相手への接し方が変わっていきました。

そして今振り返ってみて思うのが、人間関係をきちんと築くためには 相手ときちんと対話する ということがいかに大切かがしみじみと感じます。

これができていれば、環境が変わろうが新しい人と出会っても上手くやっていけます。

できない場合は、昔の付き合いの人とつるんだり、お互い依存しあったり、現状で妥協したままで人間関係がちっとも広がりません。

とにかく、『相手ときちんと話をする』ということが、社会で生きていくうえで本当に必要だな~と実感することが多くなりました。

というのも、きちんと対話ができていない人を目の当たりにする事がやたらと多いのです。そしてそんな彼らには、だいたい共通点があるのです。

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理由は大きく2つ

紹介します。

感情的になると、結局会話が壊れてしまう

一つめが、すぐに感情的になってしまうという事。

怒りなどで感情的になって、一方的にまくし立てるように話しても相手には伝わりません。

そんなの分かりきってるのに、すぐに感情的にまくしたてる大人がなんと多いことか…

それでは会話のキャッチボール……会話にならない!

感情的になると、自分の中で客観的に自分自身を見れなくなっています。

そうなると、周りが見えなくなりがちですし、何より視野が狭くなりがちです。

分かってても感情的になっているなら、一度その感情に気付き、ストップさせない限り相手との対話はできません。

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伝えたいことがあるから対話をしているのに、まるで相手を言い負かすのが目的になってるみたいで、……目的と手段がなんだか逆になってるというか、そんなケースは客観的によく見られます。

聞いてて、お互いが不快ですし、なんだかもったいないです

そして、そんな怒りなどの増幅が対話を避けて戦争へと発展するわけです。

今だったら、中国とアメリカとのやりとりを見てると分かりやすいです。

アメリカや韓国がいくら話し合いに応じようとしても一方的に意見を通そうとしているので話にならない状態が続いています。

落ち着いて議論すればまた違った展開になると思うのですが、外交の中身まで知らずに書くのはあまり良くないですかね。

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感情的にならない・落ち着いて話をしないと伝わるものも伝わらないんです。

今書いている内容を「上から目線」とかいう風に捉えずに受け止めて欲しいんです。

せっかく時間を取ってこの記事を読んでくれてるわけですから。

面子やプライドで対峙すると、会話が聞けなくなる

対話ができない大人を見てて、多かったケースとしてもう一つが、

「あの言い方が…」「なんであんな言い方されないといけないんだ」「言い方かがカチンと来る」「なんやその言い方は?」という切り口で返す人です。

だったら言い方をやさしくすれば聞くのかというと、決してそうではないと思うのです。

あなたがちっとも聞かないから、対話ができないから、無関心だから、気を向けるために相手は語彙を変えているわけです。

その「言い方」でいちいち怒っていては対話になりません

これも冷静に考えれば分かるはずなのに、「言い方」一つでいちいち腹を立てる人が多すぎます。

相手に「対等みたいな言い方をされた」「上から目線でものを言われた」とかいうプライドがじゃましてるのか、相手の伝えたい本心がすっかり曇ってしまい、話にならないケースが実に多いのです。

聞いていて、余計なプライドが邪魔しているみたいでしょうもないな~と感じることはあるのですが、本人はマジで腹立てて周りが見えなくなっているケースが多いのです。

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対話ができない大人を見てると、悪いですが視野の狭さを凄く感じます。

でもそれを本人に直接言ったら、上から目線だとか言って、えらく怒るんだろうな~と感じます。

結局自分の時のように、自分で自ら気付くしかないのでしょうか。

対話できないと新たな人間関係も、新しい付き合いも生まれません。

もし感情的になってしまったと気づいたら、ちょっと一呼吸置く癖をつけておいたほうが良いです。

そこで一旦落ち着いて「目的と手段がおかしくなってないか」をきちんと見ることができるかというのも大人としての技量です。

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ミーティングや会社の会議などいろんなところで対話の場はあります。

一人の大人としてしっかりコミュニケーションできるようになりたいですね。