Chapter3 入った会社が次々と業績不振?まるで人生ゲームみたいな話

入った会社が次々と業績不振!? まるで人生ゲームみたい

実家に無事戻った所から話は始まります。

実家に戻り、両親には反省の意思を伝えて、気分一新仕事を探し始めました。

この一年近くの間、社会人としてろくに稼ぐ事は出来なかったけど、精神的には確かに成長できた。

もうちょっとやそっとの事で凹んだりすることはない!

精神的に一皮向けて、思い切りがよくなった自分は、その後無事仕事を得ました。

まずは契約社員的なポジションから社員を目指して頑張っていくというのが当初の契約の流れでした。

失うものは無いんだし、やるだけ!

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職場では、変なプライドも消えて謙虚に何でもやらせてもらいました。

始めの方はどの仕事も同じだと思いますが、雑用が多いものです。

しかし自分にとってはそんな雑用も天国のように感じたものです。

仕事だって6時にキチンと終わるっていう事だけでも感動モノでした。

今まで結構理不尽な思いしてきたからなー

仕事を始めて一ヵ月後。

念願の初任給が入りました。

「一か月分のまともな給料」というのは考えてみたら社会人になってこれが初めてだったりして、随分同世代の仲間から遅れてしまったように感じました。

それでも今までの体験を思えば、なんとありがたい事だろう。

まだアルバイト扱いとはいえ、ついに順調に社会でやっていけそうな感じをつかみかけていました。

仕事が軌道にのれば、これからの人生設計をマネジメント出来ます。

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しかし順調な生活は長くは続かなかったのです。

自分は疫病神か!?入る会社がことごとく業績不振

そこの会社の業績が自分が入ったくらいから急に悪くなり、その年のボーナスが出せないという事態になりました。

そして社員を目指して働いていた自分はまさかの解雇通告。

理由は会社都合です。

会社に勤め始めてたった4ヶ月。

あまりにもあっけない出来事でした。

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その後も仕事を探してはなんとか入社にこぎ着けるのですが、その会社でも急に業績が悪化し始めて、銀行から社員を解雇する事で資金を確保するように言われ、まだ新米だった自分はその生贄みたいになってしまいました。

その会社の細かい情報は伏せさせていただきますが、借り入れをしている銀行としての言い分は、

「このままではあなたの会社にお金を貸すことはできない。

 これ以上借り入れをするのなら、予算の見通しを出すためにも予定出費額の人件費を削減、要するに社員を数人辞めさせて欲しい」 

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こうして真っ先にスキルや実務実績のない自分は解雇となったのです。

これも約3~4ヶ月の間の事です。

やっと基盤も固まってきて、落ち着けると思ってもつかの間の安泰…

またもや社会に放り出されてしまいました。

今度は不可抗力で。

しかも、この時知ったのですが、4ヶ月だとたとえ会社側の都合での退職でも失業保険出ないんですよね。

会社はたとえ雇い入れてくれたとしても、会社の都合次第でこうも簡単に人を切られるものなのか…

ショックの度合はまだ軽かったものの、世間からはじき出されたわけです。

一人星座をみる

それまでも会社の都合にふりまわされてきた事で良いイメージは持てませんでしたし、何より会社を解雇になるたびに家で家族に色々小言を言われるのが実は一番精神的に堪えてました。

プライドの高い親は、「大学まで行かせたのに無職でボーナスなんてももらったことのない」というこのスペックの低さに耐えられなかったようです。

大学まで行かせたら、あとはそれなりの会社に入って結婚でもして人並みに生活していくものと思っていたんだと思います。

しかし、時代は変わります。

バブル期前後の豊かな世代を育ってきた親から見たら、自分のスペックが受け入れがたいものだったのでしょう。

そんな親の考える水準・期待に応えるというのはハードルが高く、精神的に追い詰められているような感じがしました。

父親の助けも受けながら新たなステージへ

見かねた父親は、知り合いの会社に自分を紹介してくれました。

人生で初めてコネというルートを使い、今度はちょっとくらいでは倒産しないような会社に入る事が出来ました。

色々あったけど今度は大丈夫だろう…

今まで漫画や人生ゲームみたいなオチが続いてたのですが、さすがにもう仕事や生活に集中できるかもしれない。

そんな期待感で働き始めました。

(余談)嘘みたいなホントの話ですが、この会社も自分が勤務した年、急に業績が悪くなりました。

この時は、俺が原因かもな…と感じるほどです。

…しかしこのまますんなり上手くいかないからこうやって記事になってるのです。

昔からいくらか世間を学び、成長してきたとはいえ、自分は世間で言う“頭が悪い”人間でした。

だから「間違っている事は間違っている」と正直に言ってしまう。

そんな“頭の悪~い”人間だったのです。

それがまた新たな衝突を引き起こしていくことになります。

今まで厳しい局面を乗り越えてきたのですが、さらに大きな人生の転機が訪れようとしていました。

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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

より分かりやすく読みやすい記事を心がけていますので、気になった点や分かりにくい部分があれば是非コメントをお願いします。

個人的なコメントでも結構ですので宜しくお願いします。

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2件のコメント

こんにちは、はじめまして
東海道をあるくを読ませていただいて非常に良く判る内容に感心しました。ふと、ご本人はどんな人だろうと興味をもち、人生の旅を拝見しました。
 あらためて世間には自分と似た不器用な考えや生き方の人がいることを知って嬉しく思いました。世間に同化し、自分を殺して生きるか、それとも人間として、そんな生き方でよいのか? 誰もが疑問をもちながら、しだいにマヒして流されていくのでしょうね。このマヒした人々が増えていくと世間が荒廃し、戦争屋が跳梁跋扈する時代になっていくのでしょう。
 多くの次の世代の人々が、ささやかなバランス感覚でもよいですから、それは人間としてやってはいかんでしょうという善意の気持は失ってほしくないですね。小生も70才になり、いろいろ挑戦し、自分なりには納得をしており、いつ死んでも人生には悔いはありません。
 ただ、経済的な苦労は相変わらず続いていますがいいかげんな自分なりの納得を積み重ねていますので精神的にはかなり安定しています。あなたの年齢で、この境地にたどりついたのは大したものだと思います。今の時代は人間性よりも目立つことや利益になることが生きる目標になり誠実で生き方の不器用な人が暮しにくくなっています。
 それだけに、これからも世間の価値観に振り回されない不器用で善意な若い人々に生きる勇気を発信して下さい。
お元気ご活躍して下さい。
 

丁寧に読んでいただき、感謝します。
人生の先輩からこのようなコメントいただけたのはとてもありがたいです。
自分の生き方が少しでも参考になればと思い、自己紹介のほうは書いてみました。
この後も恥じない生き方をして、ブログに色々UPできるように頑張ります。

藤谷 富男 へ返信するコメントをキャンセル