感想『わたしの幸せな結婚』もうちょっと元気出そうよ!面接で落とされるで!

©顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会

蚊の鳴くような声を出す新婚さん

この度は閲覧いただきありがとうございます。

周作x.com/DarvishShu)です。

これはタイトルで閲覧しようとした方が多いのではないでしょうか?特に年頃の結婚を視野に入れた女性陣。

『わたしの幸せな結婚』というタイトルの“幸せな”という言葉を見て感じることがあると思います。

幸せな結婚って何?って聞かれてもすぐには答えらえられません。

だから少しでも作品の中からヒントを得たくなる…と視聴動機はこんな人が多いのではないでしょうか?

作品を視聴しようと思った人は“結婚すれば幸せになる”とは思ってないと思います。

まぁ願望がそのままタイトルになったような作品で、自分としては少し下品さを感じました。


それでも一時期話題になったこの作品。

実写版も放送され、やはりというか成婚で失敗したくない女性の願望が詰まったような作品となりました。

自分はあまり結婚に対して良い印象は無いです。

それは決して「結婚」が「幸せ」に結び付かないことを知っているから。

幸せになるのは自分の心次第。そもそも幸せという言葉自体が抽象的で人によっても違ってきます。

何かをすれば幸せになるという“条件”みたいなものはないです。

でもこの作品は欠点を探すのが難しいくらいのイケメンの旦那さんがヒロインを守っていくストーリー。

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当然夢見がちになってしまします。

そんな感じでレビューを書いていきます。ちなみに作画は滅茶苦茶綺麗…というか美しいです。





元気があれば何でもできる

とにかくヒロインさんの声に覇気がない。

ミヨさん、辛かったことが多いかもしれんけど、もう少し元気な声だそうや。
これは声優さんが何も悪いわけでなく、そういう設定にしているのだと思うのですが、そんな蚊の鳴くような声でボソボソ言ってたらまとまるような縁談もまとまらなくなるぞ!と突っ込みたくなります。

新たな旦那さんの妻となるわけですから、もう少し明るく元気な声でしゃべってほしいもんです。

婚約前のお見合いなんて就職活動の面接みたいなモンです。

そんな面接の時に俯いて蚊の鳴くような声でボソボソ言って採用になる訳ないでしょう。

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でもなぜか旦那に気にいられ…一応の成婚=採用。

“何でやね~ん!”と思います。

旦那さんも噂こそ良くないのですが、会ってみればありえないくらい美男子で仕事も優秀。

設定が上手くいきすぎていて、もう現代で満たされていない女性達の願望を叶えるための作品のように感じてもどかしくなります。

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いつまでお姫様みたいな願望を持っているんだ…と。

こういう作品が支持されてしまう時代なのか…と。
※ただし、2期に入ってからはその感じ方も少しづつ変わっていきますが。


➡オープニングが奇麗!芸術的です。

ヒロインさんは旦那様と出会う事で少しづつ変わっていくことは変わっていくのですが、物語の初めの方はそこにフォーカスしてはいなかった。

どちらかというと家柄の問題やら家計譲りの特殊能力などファンタジーな色が強い戦闘の方に重きを置いているように感じました。

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もっとヒロインの心の部分の成長を描いた方が良いと思ったのですが、ヒロインの周りで苦悩したり苦難を乗り越える旦那様の構図が目立ちました。

ヒロイン自身が努力して精神的に強くなっていくというより、周りが自分を守る為に一生懸命頑張っている姿を描くというのも、都合が良すぎるんです。

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現実には自分の為にそんな都合よく人は動いてくれません。

結婚って何だ?


血筋がどうとか生まれ持つアビリティがどうとか1クールという話の構成内ではそういう部分をあまり押し出さなくても良いのではと感じました。

まずはこのタイトルが意味するテーマ“幸せな結婚”と言うものをもう少し分かりやすく伝えてほしかった部分はあります。

声が小さくて覇気のないヒロインをなぜ旦那様はこんなに気に入ったのか?そこがよく見えてこないし、後に成長していくもののヒロインはどうも好きになれないしで、これは誰をメインターゲットに作られた作品なのだろうかと感じてしまいます。

もしこれが30~40の未婚女性に対してなら、リアリティが無さすぎます。

夢を見させるだけ見せておいて“近い将来こんなイケメン旦那現実でも捕まえられたらいいですね~”みたいに投げ捨てて終わっているような印象があって、気持ちを高揚させるだけのドラマにまとまってしまいがちで危うさみたいなのを感じました。

2期では主人公の成長がみられるものの1期だけだとあまりにもか弱い印象が拭えぬまま終始してしまいます。まとめて2シーズンで放送しても良かったかも…

家計が能力にどう影響を受けるのかなど、細部設定も気になる所ですが、幸せとは何なのか。

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“決婚”の意味するものをもっと分かりやすく提示してほしかったです。

お金や環境、社会のシステムなど色んな要因が絡まり、結婚したくてもできない人は増えています。

だからふとこのタイトルに飛びついた人もいると思います。

でも現実にこんな才色兼備なイケメンが自分に自信のない弱弱しい女性を相手にしたりしません。

強い心を持って臆せず男性に対しても凛とした姿勢を貫けないと、婚約者としてはもちろん女として見てもらえません。アニメに希望を託さずに今を見ましょう。

理想の世界に逃げ込んでも結婚をより遠ざけるだけです。

アニメ自体は楽しむものとして見ればいいのですが、…どうも作者と視聴者の満たしたい欲求が透けて見える感がして、見ていて登場人物たちに感情輸入しづらいです。

報われない世代や生きづらい若者への“救い”になっているのかもしれませんが、明るい未来を描くことに繋がってはいきません。

今をしっかり生きる事が大事です。

旦那さんがそういう感じでヒロインを叱りつけるシーンがあればまだ良かったような気もしますが、視聴者の多くはそういうものを望んでいなかったという事でしょうか。

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結果として、幸せな結婚への道筋へのヒントが盛り込まれた作品ではないかと感じていたのですがそういうテイストでは描かれていませんでした。

幸せな結婚は奥さんと旦那さん2人で作り上げていく共同作品みたいなものです。

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タイトルに惹かれて視聴した方も多いと思うので、そういう部分を描いてほしかったというのが個人的な想いです。

特別編もあるそうなので、期待してます。

補足として、この作品はやや明治や大正時代を思わせる美しい作画が際立っていました。最後に少しお気に入りのスクショを紹介して終わります。







今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。