感想「不滅のあなたへ Season1&2」結局”やりたいことをやりなさい”ってこと

人生について考えさせられる儚い物語

この度は閲覧いただきありがとうございます。

周作x.com/DarvishShu)です。

この作品「不滅のあなたへ」は、まず発想がすごいです。

だって主人公が死ぬという事がないのです。

ちょっと浅く考えたら“死ぬの怖いし死なんとかええな~”と思うけど…こういった作品からリアルに考えたら何とも言えなくなります。

永遠に旅を続ける存在…その名もフシ
 
ただ旅を延々続けるだけでなく、その中で人の生き死に立ち合い、“人”というものを理解していく。

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
ロックマンみたいにその人の能力をラーニングする事も出来ます。(これは後になって少し解釈が違ってきますが…)

とんでもない年月をかけて、人間を理解していく壮大過ぎる旅になっている為、哲学的な部分が強い作品です。

でもそれが実に良いです。

人の死に多く立ちあう為、作風は暗くなりがちですが、そこは食わず嫌いせず、その時その時を真剣に生きてきた人間から得られるメッセージを受け取りつつ、フシ君に寄り添いながら旅を続ける感じでアニメを視聴していけば良いかと思います。

アニメは2026年現在の所、Season1から3まで放送されています。

自分は今の所2期まで見ているので、ここまでで感じた事を皆さんにシェアさせてもらいます。

偉人さんがまとめてくれた人生の哲学書を読むよりも分かりやすい人間の心理の探求の物語…ゆっくりと味わうように視聴して頂ければと感じます。

2期から3期になる間で、地球の歴史は随分進み、舞台が我々の暮らす現代に近づくようなので2期までを一つの区切りとして視聴するのが良いかもしれません。

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
では、なるべくネタバレ無しでレビューを書いていきますので、お付き合いください。




人間、皆いつかは死ぬんだよなぁ…

➡1話はどうやら公式サイトから視聴できるようです〔Youtube〕1話の出来は最高です。

さて、不滅の存在であるフシ君の旅が進み始めます。

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
とはいってもずっと生き続ける生命体……まず人間じゃ分からない感覚です。

人間と明らかに違うところ……

人はいつかは死ぬということ。

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
でも死ぬ事もなく形を自由に変えながら生き続ける事ができるので、時間は無限にあります。

そこでフシ君は生き物や人間について知ろうと、人々との関りから学ぼうとします。

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
そこで色んな人間に出会い、それぞれの人生から教訓というか訓示を得ていく。
©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
ここがDNAを通して自分達がここまで生きてきたクロニクル(年代記)を見ているような気分になり不思議な感じがします。
争いの時代が多かったのかな…と虚しく感じる事も
当然人によって歩む人生が違います。境遇や宿命みたいなものも違います。そんな中で己の人生を全うするべく力強く生き、そして死んでいく。

物語上、人の死に直面してしまうのは仕方ない事ですが、人生論みたいな何かを叩きつけられるような感覚がします。

生きる事を侮らないで…

生きる事は己の生きているの時代に鮮やかな花火を打ち上げるかの如く美しいものです。

そして肉体は無くなっても自分達の想いや意志は不滅です。その想いを自分以外の…“あなた”へバトンタッチしていくような感覚がします。

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
死んだ人は、その人に影響を受けた者の中で生き続ける。

生命ってこんな感じで不滅の存在なのかな…と。
※これなんかの名言を検索してコピペしたものではないです。

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
あまり堅苦しく構えなくとも“人生とはなんぞや…”みたいな、なんとなくモヤモヤした感情を抱きながら視聴していけば、やがて自分なりの答えが見えてくるような気がします。

そんな人が時代という付箋の中で織りなすメロディーを宇多田ヒカルさんが主題歌として美しく歌い上げてくれています。

まるでDNAに刻んでいくようなシステム

必ず訪れる死をどう思いどう生きるか…
何度も言いますが、人はいつか必ず死にます。

だからこそどう生きたかが大事だと感じます。

自分が今を、今日を精いっぱい生きたか?

昨日の自分を越えられたか?

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
そういうメッセージを突きつけられていくうちに他人との比較なんかがどうでもいいとは言いませんが、ちっぽけなものに感じます。

この作品は見ていて自分の“抽象度”を上げてくれるのは間違いなです。

俯瞰した自分を見つめ、そのうえであなたは何を選択し、どう生きるか?

2期の最後の方で婆ちゃんがフシに向かって言うセリフ…「やりたいことをやりなさい」

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
こんなシンプルな台詞なのに1期からずっと見てきた中で自分が一番突き刺さったメッセージです。

堅苦しくてならなんとも言えないメッセージでも、こうやって壮大な物語の中から発せられたメッセージでは感じ方がえらく違うものです。

視聴者それぞれに悔いのない人生を生きてもらうためにもアニメならではの良さを最大限活かして伝えています。

人の言葉に敏感であれ

はじめは感情を持たなかったフシが、泣いたり叫んだりと少しづつ感情を表現するようになっていく部分はリアル感がありました。アビリティもどんどん増えていきます。

長年生きてたらこういうことも出来るようになります、人間もいずれは……
リアルな人間の成長と違うような違わないような唯一無二の表現だなと思います。

AIが学習していく過程を描いたものとは違いますが、なんかありえそうです。

痛みを知ることで、他人の痛みがわかるようになるのも、人が体験を通してリアルに感じるようになる過程を描いているかのようです。

人間の成長の本質をフシを交えて伝えているような感じです。

「死」という絶対的な終わりを認めつつ、それでも人生には価値があると伝える……非常に誠実な生死観が描かれています。

©大今良時・講談社/不滅のあなたへ製作委員会
でも物語から受け取るメッセージはもっと深くて難しいものが多いと感じたので、ある程度人生経験を積んだらまた視聴し直してみたいと感じる作品でした。

まだ自分は作品の上っ面しか理解できていないような気がします。

死なない存在ゆえ有名になってしまったたフシ。こうなるとちょっと迷惑ですね
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。