感想「かぐや様は告らせたい ファーストキッスは終わらない」表現の仕方でここまで面白く仕立て上げられる

もうこの製作チームは天才だ

この度は閲覧いただきありがとうございます。

周作x.com/DarvishShu)です。

この作品は1期から見ていますしレビューも書かせてもらっていますが、本当に魅せ方が面白い…この一言に尽きます。

ラブコメという万人にウケるニッチなジャンルではありますが、制作陣の魅せ方で滅茶苦茶面白くしてあります。

何と言うか…普通のカレーを隠し味などを使って滅茶苦茶美味しく仕立て上げてみたという言い方に近いのでしょうか…

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
物語の基本は“背伸びをしないと自分を保てない人間同士のラブコメ”ではあるのですが、それだけで4期まで来ているのですからそのすごさは分かると思います。

原作者もすごいですが、それを予想を上回る作品に仕上げる制作陣は天才の集まりです。

自分も作品を執筆していますが、自分の作品をアニメ化してもらうなら是非この制作陣にお願いしたいと感じるほどこの作品に関わっている製作チームは優秀だと感じます。

目のアップとか表情の移り変わりに合わせたエフェクトなど秀逸だと感じた部分はほぼスクショしていますが、とにかく表現の仕方が他の作品より段違いに面白い。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
そして声優さん達も盛り上がり所やウケるツボなどを把握しているかのように絶妙に盛り上げてくれます。
©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
かぐやさん役の古賀さんなんかは4パターンのかぐやさんを見事に演じ切り、声優の凄みを見せつけてくれます。これ生で聴いてみたいですよね。
©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
まぁこの辺は実際に視聴して確認してほしいですが、本当にお見事としか言いようがないです。

逆にしゃべりが雑になった時、古賀さんの地声らしき声を出すのですが、そこも面白いポイントです。

▼ここ(0:24~)ゼッタイに古賀さんの地声ですよね。

今回のかぐや様(4期にあたるのだろうか)は、自分の推しである石上君の出番は少なかったのですが、短い話数の中でも登場人物の魅力を十分に見せてくれました。

ストーリーは勿論ですが、構成力・演出・音楽など全てにおいて噛み合っていて“すごい”なんて一言では言い表せないくらいの出来で。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
今回のように1つのエピソードをスルメみたいに引き延ばすのは天才的で、そう考えるとまだ続きがあるみたいなので、機会があれば製作陣の手腕をもっと見たいです。





決着がついた“告らせたい”問題

先ほども書きましたが、物語の基本は“背伸びをしないと自分を保てない人間同士のラブコメ”。

ですが、そのプライドが邪魔して自分からどうしても告白が出来ない状態。

高校生の癖にお互いの意地も大したものです。

まぁその停滞している間の心理戦を実にうまく描いているからこそこの作品は大ヒットしているのですが、物語にはどこかで落としどころをつけないといけません。いくら魅せ方が上手いと言えどもいつまで~も引き伸ばす訳にはいきません。

そして今回その頭脳戦の行く末・到達点が今回訪れてしまいます。

だからといってそこが人生のゴール地点ではないのですけど。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
ネタバレは伏せますが、やはりネックになっていたのが互いのメンツ。

お互い自分の弱い部分は見せたくないのですが、付き合いだしたり一緒に同棲したりしたらどうしてもそんな見せたくない部分は出てきてしまいます。

これは体験した方なら分かると思います。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
仮に付き合いだしたとしても、今後そういう部分にも向き合わないといけないのに、出だしのスタート地点手前で何をやっているんだという感じ。

余計な所に滅茶苦茶エネルギー使ってんな~という感じで見ているオッサンもといアラフォー視聴者は多いのではないでしょうか?

まぁそんなリアルな世界線も想像しつつも「何でそんなに揉めてんだ?」と見ていくと、『知らないからしでかしたやらかし』だったりします。

知らないという事は時として混乱と思考停止を招きます。
©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
その辺…知らない事は知らないから教えてほしいと頭を下げて教えを乞う姿勢を見せないといけませんね。

本当にかぐやさん…卵から孵った雛みたいな感じです。まぁそのおかげで決着という一先ずのゴール地点への道が開けたとも言えますが…

伝えたい事は見逃したくない

ラブコメと仰々しいナレーションを交えながらとてもコミカルに描いてきたこの作品ですが、面白いながらもきちんと製作陣の伝えたい部分は読み取りたいものです。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
僕は分からなければちゃんと相談すればいい

自分を良く見せたいという心理は理解できるので、限りなく背伸びしたいかもしれないけど、知ったかぶりをしていては大けがしたりする場合がある。

自分を高めたうえでのプライドも大事ですが、謙虚さも大事だということを特大の笑いを交えつつ今回のかぐや様エピソードで伝えてくれたのだと感じます。

知った気になっているのと知っているのとは違います。

思い悩んでアホなモードになるよりは、膝をつき合わせて謙虚になるのが大事です。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
実際かぐやさんは思い悩むあまり、滅茶苦茶無駄な時間を費やしているし多くの人を巻き込んでいます。

あなたが優しくなれば周りも優しくなる。

あなたが謙虚になれば、周りも謙虚に接してくれる。

最後はあなたの一歩を踏み出す勇気です。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会

この作品に出てくる人物は良い所もあれば欠点もあるという実に人間味あふれたキャラが多いです。

欠点ってキャラを魅力的に見せる為にも重要です。

そしてそこに気付いて己と向き合う事。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
真っ先に思いつく人物だと実は頭の中ピンク一色の伊井野さんですが、まだ深く掘り下げてない人物もいます。
それぞれが己のテーマに向き合って解決していく姿を描いていけば、この作品はさらに深みを増すと思います。

物語の一応の解決になったとはいえ、これで終わるのはもったいないし、当然この後も続いていくのでしょう。
※すいません。コミック版は読んでないです。

製作陣の手腕を後世に

今回自分なりのレビューを書かせていただきましたが、やっぱり製作陣が優秀なのが目立ってました。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
もうシリーズ4期目ということもあり、阿吽の呼吸とチームワークが出来ているのでしょう。

この作品もいつかは完結を迎えますが、そのままこのかぐや様を手掛けた素晴らしい製作チームが解散してしまうのはもったいないですね。

お願いできるならこの制作陣に自分の作品【B面】を手掛けてもらいたいくらいです。依頼するとなると見積もりどれくらいなんだろうか…

ラブコメは設定や形を変えて様々な作品が世に出ているので、この優秀な製作陣を各地へ派遣して盛り上げ所や魅せ方のレクチャーをしていけば、色んな意味でアニメ界のレベルが押し上げられるように感じます。

トーク中心の作品なども中だるみしないような工夫として、この構成力や演出は大いに勉強になります。

海外のアニメではこんな細かい描き方は出来ないだろう…と感じるギミックもあります。

©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
クリエイターの視点から、時間と機会があればもう一度最初から見直してみようかなという気持ちにもなりました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。