感想『女子高生の無駄づかい』絶対見た方が良いと思った“笑いの教科書”

お笑いのレベルはかなり高い

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

周作(https://x.com/DarvishShu)です。

タイトルを見ただけだと、女子高生の日常を描いたコメディドラマなのかなと感じていました。

しかし試しに1話だけ視聴して見たら滅茶苦茶面白くて止まらなくなりました。

何が面白いかと言うと、ズバリギャグの部分です。

下手なお笑い芸人よりも面白い。…いや、お笑いのレベルは相当高いです。

©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
「こんなに面白い作品があったなんて…」と感じるほどで。ギャグのジャンルも多彩です。

女子高生たちのタイプが多彩な分、色んなタイプの笑いが楽しめてお笑いの幅も広かったりします。

お笑い芸人になりたい人間は、このアニメを教材の一つにしてみてはどうかと思います。

そんな『女子高生の無駄づかい』のレビューを書いてみたいと思います。

本当にギャグのキレ味はピカ1です。





田中と先生がとにかく面白い

1話目の最期とか笑いが止まらなくなりました。

“あだ名”一つを決めるのにこんなにエピソードを広げられるのかと思うくらい感心したと思えば“おもしれー女”の怒涛のラッシュ。

コレ、ツッコミをする女の子のセリフも秀逸で、すぐに突っ込まずに心の中で色々期待したり舌打ちしたりとバリエーションが豊富なのです。

ボケる方も面白いし、突っ込む方も面白い。

出来ればこのくだりずっとやってほしいと思わずにはいられませんでした。

結果的に登場人物の名前は漏れなく覚えてしまいました。

笑っているうちにいつの間にか登場人物の名前(10人くらい)覚えるのとかスゲーと感じます。

女子高生それぞれにも癖があります。

“可愛い”よりもバカな方にフォーカスされているので、憎めないキャラになっています。

そんな中、田中と言う極度に“中二病”をこじらせた女子高生が登場するのですが、このキャラがまた魅力的で良い!

©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
中二病を発動する前の自分の心理描写なども語ってるので、しゃべり出す前からもう既に面白いです。

降りられないのに無駄に高い所に登ってみたりと書いていて思い出し笑いをしてしまう程のキャラクター。

一番印象に残っています。

そしてそんなミス中二病と対峙するのは担任の教師。

©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
この2人のやりとりがまた漫才のような感じでいつまでも見ていたくなります。

見ているうちに、この先生も結構いい人だな~と先生側にも愛着が湧いてくるのが不思議です。

©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
女子高生たちの担任をする男の教師という事でどういう人なのだろうかと思うのですが、実は情熱的なクリエイターで生徒思いの素敵な先生だったりします。

最後の方では先生に対する好感度も爆上がりしていました。

出てくる登場人物皆憎めず良いキャラばかりです。

©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
ただ笑って終わりという訳でなく、物語後半に進むにつれて面白かっただけのシーンに“人間味”という味付けをしてくれます。

それで終盤になるまで気持ちよく見られます。

話がワンパターンになりそうかと思えば、ニューフェイスを加えてきます。

©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
そうなればそのキャラと既存のキャラとの“からみ”にワクワクします。

そんな感じであっという間に最終話まで視聴してしまった印象がありました。





女子高生もいろいろ

はじめは女子高生モノということでどこか敬遠していましたが、本当によくできているアニメだと感動したくらいです。

調べて見たら実写版もありました。

『ゆるキャン△』みたいに面白い作品であるうえ実写しやすいものはこんな感じであっという間に広がっていきます。

こっちも何だか見てみたいと感じるようになりました。

©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
アニメではない違ったギャグの路線を見てみたいです。田中がどんな感じで出てくるのかなど楽しみは沢山あります。

かなり拗らせたり極端だったり女子高生にも色々あります。

仲良くなりたいのにうまく言葉にできずに雨を体中に浴びて踊る女子高生とか、コミュニケーション下手というところからのこの発想そのものが奇抜で天才です。

男達の様な無駄なバトルも無く、平和な日常が続いてくというわけでもない何だか可笑しな毎日。

その世界は予想以上に面白かったです。

©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会
女子だけでのトークというと“コイバナ”みたいなのが圧倒的だと思っていたのですが、そうでもないバカみたいなこんなトークなら聞いてみたいものです。

とはいえ彼氏と知り合えるためのアンテナは常にオンにしており、虎視眈々とその機会を狙っているちゃっかりしている部分も正直ありますが、その辺は女子高生ということで。

聞いているうちに癖になるオープニングの曲も是非。