感想『ラーメン赤猫』見れば分かる癖になる納得の可愛さ

猫好きな人にはたまらない

皆さんは猫は好きですか?

猫はいるだけで癒されます。

猫アレルギーでもなければそう感じる人多いのではないかと思います。

犬派とかそういう話をしているわけではなく、猫の可愛さは分かる人は分かる人ほど誰かに伝えたくなります。

そんな猫の魅力を存分に伝えてくれるアニメ作品があります。

それが今回レビューさせていただく『ラーメン赤猫』

猫がラーメン屋を経営している“猫お仕事アニメ”になります。

レビュワーの皆さん 閲覧いただきありがとうございます。

周作x.com/DarvishShu)です。

猫大好き、動物好きの方はこれからのレビュー記事に大きく頷いてくれると思うので、是非お付き合い下さい。

猫好きの方なら当然チェック済だと思いますが、この作品は第2期の制作も決定しています
くどいようですが、猫好きの方なら当然の結果でしょう。

▼耳に残るOPムービーをどうぞ

お前猫とちがうやろ!

さぁ異次元レベルで可愛いネコたちのラーメン屋の日常を覗いてみよう!

そう思って視聴を始めたのですが、どう見ても猫ではない動物が紛れ込んでいます。

©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
何でかしらないのですががいるんです。

思わず「お前猫とちゃうやんか!タイガーやんけ!」とツッコミそうになりましたが…これは考えつかなかった奇抜な発想でした。

この人間の言葉が喋れる虎さんはラーメン屋にいるよりも、甲子園の阪神タイガースに就職すればもっと高給取りになれるのに…と思わずにいられませんでした。

©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
このやさ声の虎が見た目を生かして警備員の役割を果たしてくれます。
©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
実はリアルな店舗でもそうですが、お客の中にはモンスタークレーマーやマナー違反を平気でやる人間もいます。

物語が始まってまず出くわしたのがそんなマナー違反な人間達。

彼らは相手が猫だと思って舐めてかかっている…要するにリスペクトが無いのです。

ただ美味しいラーメンをいろんな猫好きのお客様に提供していくというルーティンをこなすだけのアニメではないなというのをしょっぱなから感じる所となりました。

©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
猫が自分達が食べるラーメン一生懸命作ってくれてんのに、マウント取ってどうするんだ…フィクションの物語とはいえ本当に失礼なお客様はどこの店にもいるようです。
©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
リアルな世界でもある事件を取り上げているので、妙に世界観に惹きこまれました。

猫たちのお店…一筋縄ではいかない雰囲気です。





理屈抜きで可愛いので深くツッコまないでおこう

とにかく皆可愛い。

©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
特に白猫の接客担当猫さん(ハナさん)。過去に何かあったような雰囲気はありますが、看板娘みたいに元気に接客をこなしていて、それを見てるだけでも癒されてしまう自分がいる……
©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
実際にこんな猫に接客されたら毎日通うでしょう。
©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
このアニメは猫好きの人には見逃すことができないなにか大きな魅力を感じます。
店長猫もオヤジみたいな熟年ボイスをしていますが、ブラッシングしてもらう時は猫そのものになっています。
©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
書き忘れていましたが、アルバイトとしてこの店にやってきたとある女の子の視点で物語は進んでいきます。

この女の子が以前の会社で抱えていた闇なども踏まえ、社会で疲れてきたアニメ視聴者の皆さんの癒しと現実との間を描いているような作品に感じます。

理不尽な事や苦しい事も人生にはあるだろうけど、このアニメ見て、ここのラーメン店で癒されにおいでよ~みたいな感覚。

でも見れば見るほどお腹すきますね。

つい猫カフェ行って、帰りはラーメン屋で食べて帰るコースが頭で描けてしまいます。

リアルに感じるようになってくるから不思議

始めは、“猫がラーメン屋経営するとかちょっとフィクション過ぎるんじゃ”と斜に構えていたのですが、なんだかリアルにありそうな話ばかりで、時々この店実際にはあるんじゃないかと錯覚してしまいそうになります。

商工会議所に手続きに行くとか、屋台の親父さんからの引継ぎストーリー、ラーメン屋さんで働くことになった経緯…それらのストーリーがリアルでもあるようなものばかりで、“猫が喋る”という部分を除くとそれぞれのエピソードが成り立ってしまうような感覚になります。

どちらにせよ猫、生き物の対してのリスペクトを持って仲良くやっていくことが大事。

これは実社会での人間関係にも当てはまる事です。

他人へのリスペクトが無い人間はうまくいきません。その部分は“ラーメン赤猫”の世界でも同じです。

「このアニメを見て、人間関係をもう一度見直してみよう!」そんな風に呼びかけてくれているみたいですね。

©アンギャマン/集英社・ラーメン赤猫製作委員会
あと、“働く”という事の原点に立ち返ってみるとか言うメッセージ。

“働く”の語源は“傍を楽にする”というところからきています。

相手に対して思いやりを持って接する事。この大切さを分かっていた主人公の女の子は結果的に従業員の猫たちに受け入れられていくようになるのですが、過去に思いやりのない酷い職場に居たからこそ、相手に対しての接し方の大切さを知っていたというのもあります。

あと素直な所も。

猫のブラッシングは重要なお仕事の一つ。もちろん虎のブラッシングもやります。
 最高の仲間達と絆を深め、ラーメン赤猫を盛り上げていくべく頑張っていこうというところで物語は終わりを迎えますが、社会が混とんとしている現代社会、おそらくこのラーメン屋さんに降りかかる問題もまだまだありそうな感じがします。

現代社会の問題点も物語に組み込んでいますので。

でもチームワークと思いやりで困難にも負けずに切り盛りしていくのではないかと思います。

実際にアニメの方は反響が高かったようで、2期の制作が決まるくらいの人気作ですし、そんな猫たちの活躍をいち早くチェックしたい方は間コミックの方を是非読んでみて下さい。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。