感想『女神のカフェテラス』令和の女性は脱ぐのが既定路線なのか?

レビュワーの皆さん 閲覧いただきありがとうございます。

周作x.com/DarvishShu)です。

2020年代に入ってからは講談社の雑誌はどうもラブコメが多いらしい。

掲示板からの書き込みではありますが、それが本当ならマガジンとかは今ラブコメ漫画の戦国時代みたいになっていると予想できます。

そんな戦国時代を駆け抜けて、アニメ化の境地にたどり着いたのが今回紹介する『女神のカフェテラス』という作品。

アニメは今のところ2期まで続いています。

とにかく無駄にポンポン脱ぎまくる色々とツッコミどころ多いこの作品のレビューを書いていきます。

とにかく男性紳士向けに作られた作品であるのはなんとなく予想していましたが、どいつもこいつもとにかく脱ぐわ脱ぐわで逆に男性陣が見てて困惑するくらいです。

他にも男性ならこのシーンどう感じながら見りゃいいんだと感じる一コマもあり、良い意味で滅茶苦茶な作品です。





2匹目のドジョウを狙いに来た講談社さんの試み

視聴はあまり考えていませんでした。

しかし、主人公の男性の行きついた実家兼カフェのいきさつを冒頭で説明してくれます。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
このカフェとおばあちゃんの話が良かったから視聴しようと思ったのと……

「面白い話なんだから、1話だけでも見ていってよ~」という彼女達の引き止めたい想いでもまるで込められているかのような連続ヌードという体をはった登場シーンなど、作り手の気持ちと熱意を感じたので、視聴することになりました。

いくら心温まる話でも、長いこと“まえがき部分”を聞いてたら飽きるかもしれないということで、まずメインキャラの女性陣たちが視聴者の離脱を防ぐべくほぼ裸で出迎えてくれます。

この崇高なるシーンを経て「よし!この作品視聴しよう。」と感じた男性視聴者様は多いのではないかと想像します。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
そしてそこから血はつながっていないけど深い縁で結ばれた5人の女性との共同生活が始まります。

そして誰が主人公の心を射止めるか?!…という流れでラブコメがスタートします。これはシュチュエーションこそ違えど五等分のナントカを少し思い出させます。あの作品相当ヒットしたからな~

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS

みんな違ってみんなライバル

作画班はもう少し差別化できなかったのか、目元当たりのデザインが似通っていて、ビジュアル面だけだとやや彼女達の魅力が伝わりづらかった。一応髪の色を変える(カラーリング技法)などして分けていますが。

物語が進むにつれ、彼女ら一人一人の魅力を掘り下げていく中、1期の終盤くらいで「…で結局おまえは誰をお嫁さんに選ぶ?」という視聴者からの期待感が膨らんでいきます。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
しかしもう2期が既定路線で進んでいた1期……誰とゴールインを決めるかは判明しないまま、カフェの繁盛に向けて頑張る姿を描きつつ終わりを迎えます。

当たり前ですが、5人ともそれぞれバックボーンがありそこをどう上手く活かすかが、意中の主人公とのゴールにつながります。

そこで勇気を出そうとする彼女達の姿に徐々に惹かれている視聴者も多いのではないでしょうか?現に彼女たちは頑張った。色んな意味で。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
もう少しキャラデザを差別化してほしかったのはありますが。

5人が10人に

2期に入ってからも彼女のカフェでの活躍&恋の奮闘は続きます。

さらにライバル店が近くに出来上がり、そこにも同じように5名の美女が配属されお店の存続をかけたバトル(顧客の取り合い合戦)みたいになります。

この辺の流れは面白いなと感じて期待して視聴していたのですが、あっさりとライバル店の敗退が決定。ちょっと肩透かし食らったような感じを受ける間もなく、敗北した5名の女の子が主人公の家に乗り込んできます。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
ここで男性視聴者さんはどう感じたでしょう。

意見が割れると思います。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
一部のご紳士さんたちのカキコミは…
「美女10名と共同生活とか天国じゃん」
「これでヒロインレースカオスになってきた。どうなるのか?」
「この5人の中で捲るやつでてくるんじゃね」
とか盛り上がる反面、こういう意見も掲示板で見られました。自分もこっち側です。
「女性10人は多すぎる。目移りするとかいうレベルじゃない」
「5人でも多いのに、10人全員掘り下げた上で査定とかダルすぎる」
「増やせば視聴者側が喜ぶわけじゃない」
©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
少し古いですが、「モーニング娘。」みたいに増やせばいいものではないのです。でも声優さんが豪華なので、このままレギュラー化するかな…とか感じていましたが、さすがにそうはなりませんでした。

多けりゃいいというわけではないです。10人体制にしてストーリーを引き伸ばしていくのか?とか思ってましたので、そこは一安心しました。

お店が落ち着くころには、2期も終盤に入るころなのにいつになったら未来の嫁さんは決まるのだろうか…

そう思いながら視聴をしていましたが、とうとう最後まで未来のパートナーは判明せず。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
コレまた続くんだろうな…という感じで終了。

途中でマンネリ感を出さないために、下ネタオンパレードな回とかあったのですが、女子たちの下ネタトークって、男性視聴者さんたちはどういう気持ちで見なきゃならんのだというツッコミを入れたくなります。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
途中、男性陣は気まずくてどうリアクションしていいのかわからなくなるシーンがいくつかありました。

その他にもお酒に酔うと痴女へ変貌する女の子がいますが、そうなってしまえばもう誘惑するとかいうレベルを超えた行為に出てきます。

ここも男性視聴者さんは、どう反応していいかわからないというか若干引くんではないかと思うシーンがあります。

実際に視聴して確認してほしいのですが、この作品の総括にもなりますが令和の女性キャラは脱ぐのが既定路線なのかと突っ込みたくなります。

男性視聴者をつなぎ留めておくための大事なテクニックではあるものの、ちょっとやりすぎ感が否めない。

女の子なので、あまりむやみに肌を露出しまくると「お色気」というより「お下品」な方向に行ってしまいます。エリンギみたいな食べ物で表現するのも男性側からしたら下品です。

©瀬尾公治・講談社/「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS
なんだかもう“女神”じゃなくなっていく…

女性が固まったどうしてもこんなカンジになってしまうんでしょうか?





今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。