レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。
周作(twitter:DarvishShu)です。
「ゆるキャン」は3期に入り、固定のファンもついて安定した人気になりました。
彼女たちは、決して身の丈に合わないキャンプはしなかった…だからリアルに自分たちにも出来そうだという手ごたえを感じさせてくれたし、彼女たちに親近感を感じたのではないでしょうか。
そんな「野クル(野外サークル)」のメンバーたちの未来の姿…なんと社会人となった彼女たちの様子を描いたのが「劇場版ゆるキャン△」になります。
少しネタバレになるかもしれませんが、ゆるキャン△にあまりネタバレの恐れはないと思うので、レビューを書いていきま。
視聴した方もこれから視聴する方も是非お付き合いください。
社会人になったキャンパー達
まずは、社会人になった5人が描かれます。
はじめは「コイツ…ぜんぜん成長してないな…」とかとある部分をチェックしながら視聴。男性陣も多く視聴しているわけだからもう少し色っぽい進化を遂げてほしいものだ。
5人はそれぞれ別の仕事に無事(?)就職できているのですが、山梨でなく、名古屋だったり東京だったりと意外と離れていたりする。それでも車で行けばなんとか1日で合流できる距離感。
その流れで、自分たちでキャンプ場をクリエイトしていこうという流れになる。
大人になってスケールが大きくなったというか、そうきたかーとワクワクしました。
キャンプを楽しんでいた学生時代。設けられたキャンプ場へ行って楽しむだけでなく、自分たちで楽しめるキャンプスポットを作ってしまおうという…ゆるキャン△版のDIYのストーリーになる予定でした。
大人になったからといって何でもできるわけではない
しかし物事がすんなりいくわけにもいかないのが世の常。
ゆるキャン△のストーリーは非日常の世界とはいえ、かなり自然と平和な曲調だったのですが、社会人になってうまくいかないことや、どうしようもない事にも直面します。
これは自分たちの世界にも同じようなことが言えるわけで、その部分をあまり掘り下げて描いてはいませんでしたが、逆に乗り越えようとして奮闘している姿がありました。
会社内やお店、自然の摂理などですんなりいかないこと我々にもありますが、彼女達なりに現状を改善に向けて進めようとするわけです。
この辺は自然を相手にしてきた彼女たちの知らない間に培われた生きる力ではないかなと感じます。
彼女たちはちゃんと考えるだけでなく、体も動かします。
草刈りや開拓なども自分たちでやります。大変なことを楽しんでやってます。
この映画の中でメインで見せたかったことではないかと思いますが、学生時代野外キャンプを経ていろんなアクシデントなども経験しながら、精神力も楽しみながら鍛えられてきたのではないかと。
「やったことないから早速やってみよう」の精神は何気に凄いです。しかも楽しむことを忘れないで。
大人になったとしても、いろんな人に助けられながら自分たちが居ることができるという意識もきちんと持っています。
自然から学んだのかな…この感覚。
たいていの社会人は、社会の便利さの恩恵を受けて感謝や敬意の念を忘れてしまうものなんですけどね。
原点を忘れなければ大丈夫。これからも
映画の最後の方でとても印象に残ったやり取り(会話)があります。
この部分はネタバレしない方がよいので、是非映画を見てほい部分があります。
山間の温泉での会話です
彼女たちの“なぜ野外キャンプをするのか?”
その理由というか原点を確認しあうのですが、思い(動機)がブレていなかったら、そこから派生するハッピーはどうとでも作れるということ。
野外キャンプをして、何が心に残ったか?
心に残った思い出をどう活かしていきたいか?
自分が行動する「原動力」を思い返したら、自分たちがやっていくべき道も自ずと見えてくるのではないかと思うのです。
5人は(正確には6人+1匹)仕事も住んでる場所も違いますが、キャンプをしたいという行動の「理由・原点」があります。
その根っこをきちんと分かっているなら、離れていてもいつでも集えますし、違ったやりようも考えつきます。
野外キャンプを経ていくうちに、野クルマインドを身に着けていたみたいです。
その温泉での会話が終わった後、物語は終盤へ…
「おぉぉ上手くまとまってるなぁ…流石劇場版!」と感じました。
自然風景とゆったりした音楽。今回は都会風景も目立ちましたが、景観も劇場のような大画面で見るとまた違います。
社会人になって原点回帰するような作品ですので、自分たちにも当てはまります。
近年の映画ではよくある、バトルや殺人事件などは一切ないスローライフな映画でしたが、自分達それぞれの人生の「原点」はなんだったのか?
それを模索するためのヒントが隠されている作品。生き方に疲れてきたらどうぞ!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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