感想「はたらく細胞B」見れば”分かる”から沢山の人に見てほしい

レビュワーの皆さん 閲覧ありがとうございます。

周作twitter:DarvishShu)です。

今回は、「はたらく細胞B(ブラック)」という作品の紹介をさせてください。

以前視聴した「はたらく細胞」がとにかく素晴らしい作品で、世界に発信してもいいくらいのものだと感じました。

こんな作品を思いついた方は本当にすごいと思いますし、博識です。

実際この作品を見てから随分体を労わるようになりましたし、生かされているということを実感するようになりました。

生きていることに対しての充実感、感謝の心が自然と湧いてきて日々の景色が変わりました。

そんな素晴らしい作品の続編にあたる「はたらく細胞B(ブラック)」

しかし内容は以前のものと違い、ブラックと言うだけあってかなり凄惨なものになっています。

©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT




自分の体の状態を知るために

理由は明白で、体を大事に扱わない宿主に生きる細胞達なので、不摂生な生活を続ければ細胞がどんどん傷ついてやる気を失っていきます。

細胞の中には耐えられずに死んでしまったり、倒産間近の中小企業みたいに覇気のない状態になっていたりと、内容は前作と比べると暗いものが多いです。

©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT
まさしくブラック企業に勤めているような感覚に襲われる細胞達。

だから作品としてみると、あまり明るく元気をくれるものではないです。

それでも…このレビューを書く理由として、この作品を…ブラックを見てほしいのです。シェアしてほしいのです。「自分は体が今は健康だから」と、不摂生をしている人には特に。

その理由を作品の感想と交えながら紹介していきます。血小板ちゃんが可愛くない!とか言わずにお付き合い下さい。





イマジネーションが大事

人は想像できる生き物です。

この作品に出てくる擬人化された細胞達も、作者の創造から生まれたキャラ達です。

イメージすること。何かを想像する力は生きていくうえでとても大切ではないかと感じます。

©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT
先ほど書いた「不摂生続き」だと体の細胞達はどんな状態になってしまうのか?

そこを細胞達を擬人化して描いてくれているのです。

前回、一番人口(?)の多い赤血球は女の子キャラでしたら、今度は男のキャラ。そして白血球は前回は戦士タイプの男性だったのですが、今回は女性。

©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT
その白血球の女さんたちが、体のヌシさんが無茶な食生活と過度な嗜好品をたしなむ為、それらによって体の異常が起こらないように体を張って守ろうとするのですが、結果体調を守るために沢山犠牲になってしまうのです。

他の細胞も生きる気力がなかったり、キレ気味の怒りっぽい性格になっていたりと、とにかく体を守る細胞達が元気が無い&憂鬱状態なのです。

これは可哀そうだ。

もっと体を労わってあげようと思うのですが、本体はますます細胞達に負担を強いるため不摂生を続けます。

©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT
とても凄惨なシーンも多いのですが、自分の体を労わってあげたなかったら体の中はこんなに悲鳴を上げているんだというのをこれ以上ないくらいわかりやすくアニメにしてくれているので、大人でも年配の方でもアニメだからと言って者に構えずに、一度は真剣に視聴してほしいのです。

作り手の想いを汲んでほしい

何度も思いますが、アニメを作っているのは大人、そして大人たちのチームです。

大人達が世間に対して伝えたい思いがあるから製作委員会が立ち上がり、アニメという形になっているのです。

アニメって作画にもよりますが、一話作るのに1,500万くらいかかっているんです。(とあるラジオで聞いた話なので確証はないのですが…)

それくらいかけても視聴者のみんなに伝えたい事。

自分が不摂生を続けていると体の中がどうなっていくのか。それを想像できない大人が増えていると思います。

そんな社会にわかりやすい一石を投じたのがこの作品ではないかと思います。

自分もこの作品をきっかけに、お酒を飲む量も極端に減らしましたし、体が疲れているなと感じたら細胞レベルで体を労わってあげようという意識になります。

細胞達が頑張ってくれているから今の自分が元気に居られるわけです。

そういう戒めのようなものを感じさせてくれる物語でした。初めの方はなんだか随分細胞達が憂鬱で覇気がないなぁと感じていたのですが、主人公にあたる赤血球君だけは恐れず自分の役割を必死にこなしていました。

©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT
こういうシーンも何かを訴えようとしていると感じずにいられません。
©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT
体の知識も学べるし、日々の生活を見直すきっかけにもなる「はたらく細胞」

以前の作品よりはやや“劇薬”ですが、是非進めたい作品です。人が健康面を注意しても聞かないような方に、「気分転換にこのアニメどう?ためになるし面白いよ!」みたいなノリでDVDを渡すなどしてみるのもいいかもしれません。

細胞達をなるべく泣かせないように、日々の健康には意識を向けていきたいすね。健康なんてのは資産です。体が悪くなって初めてありがたみがわかるのではなく、こういう作品を経て知ることができれば素敵だなと感じます。

はたらく細胞は続編も出ています。実写版も出ました。

本当にためになる世界に発信してもはずかしくない素晴らしい作品なので、視聴の機会があればぜひみて下さい。

時々ですがAbemaTVでも放送していますので!

あなたの体の中で一生懸命酸素を運んでいる赤血球さんの存在をどうか忘れないで!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。